滝不動はJR成田線東我孫子駅から手賀沼ふれあいラインへ10分ほど歩いたところに鎮座している。
滝不動入口
相馬霊場八十八か所の札所で草葺きの小堂があり、今もお参りする人が絶えないという。
平日でもあり、私以外は誰もいない静かなお堂だった。
滝不動本堂
文化13年(1816)の建立とされ、当時、大日照でも涸れないほど滝の水が落ちていたのでその名が付いたといわれる。お堂の右側にある藤棚は志賀直哉の「矢島柳堂」にも登場する。
寺額
刻字もいいです。動は一画点画を余分に打ち、目を引いている。
鳥居
鳥居をさらに進むと、眼下に我孫子ゴルフ倶楽部のフェアウェイが広がる。
竜の碑
鳥居の奥には竜の碑。
矢島柳堂 志賀直哉著
矢島柳堂に出てくる沼地の湿気の多い温泉宿の白藤は、志賀直哉が過ごした我孫子市の不動滝の藤をモデルにしたしたと言われている。この作品は「白藤」「赤い帯」「鶏」「百舌」の短編を集めたものと言われていますが、私は読んだことがない。