聖なる国 日本

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雲見浅間神社【磐長姫】

2019-01-01 | スピリチュアル


静岡県松崎町
南伊豆【雲見浅間神社】
御祭神【磐長姫】(伊波乃姫)


磐長姫は、古事記『天孫降臨』の神話の中に、妹の木花開耶姫と共に登場する。

国ツ神である大山津神の娘。

全国各地の浅間神社にまつられている木花開耶姫と比べて、磐長姫をまつる浅間神社は少ない。

東名高速から伊豆縦貫道を抜け、南へ直進し天城方面へ。天城越えはせず、西伊豆岸側に出て海岸線沿いに更に南下すると、険しい海岸線に、ポツンと突き出る様に「烏帽子山」が現れる。



この標高162mの烏帽子山という山は、地底深くのマグマが地上に現れてできた岩山で、山全体が神域。



参道の階段を登ると拝殿があり、更に320段の階段と山道を登ると頂上に奥宮と小さな展望台があり、頂上から駿河湾を望む眺めが絶景。


駿河湾



拝殿は閉まってて、扉を開けて中に入り参拝する。



70キロほど離れた静岡県沼津にいる宮司さんが週二程通って管理されているらしく、普段はこちらには誰もいない。お札などが欲しい場合は、連絡してお願いするようだ。




320段の急勾配だが、登りきった右側に拝殿(女宮)があり少休憩。



ここからは、山道だが頂上まで一気に上がる。きつくてもせいぜい15分ほど。








岩山の頂上にへばり着くように奥宮が建っている。





ニギハヤヒ


宮の脇から展望台へ上がる。展望台と言うより、小さな見晴らし台。



岩山の頂点で、1帖も無く、それだけに圧巻だ。





眼下は絶壁、落ちたら怖い。



吾ながら信じられないが、10年前に来た時は柵を越えてしまいこの岩の先端に乗り瞑想をしていたことがあった。

危険だ。





富士山からは雲がかかって見えないことから雲見という。

『九州に降臨した天孫族のニニギの命は、笠沙の岬で美しい木花開耶姫と出会い一目惚れをし、結婚を申し込んだ。

木花開耶姫の父・大山津の神は喜び、木花開耶姫だけでなく姉の磐長姫も共に嫁がせた。

しかし、姉の磐長姫は醜かった為にニニギの命は送り返してしまった。

磐長姫を送り返された大山津の神は

「木花開耶姫は花の精、花が咲き乱れる様に華やかに栄えます。共に嫁がせた磐長姫は岩の精、その栄えが岩の様に固く揺るぎないよう長久の思いをこめました。しかし、磐長姫を返されたことにより、天津神の御子の寿命は花が散る様に短く儚いものになるでしょう」と、言った。

磐長姫は、恥じて雲見に隠れた。

木花開耶姫が祭られる富士山からは雲で見えなくなり、妹は姉を見ようと背伸びをしたため、富士山は高くなった。』

この地方では、雲見浅間神社にお参りする時は、木花開耶姫が祭られている富士山や浅間神社を憚る。





「祝う」とは、「岩う」で、石がいつまでも不変であるとのことから発したとも云う。

堅固に変わらぬ存在の価値を感じる。

本当は美しい磐長姫✨