聖なる国 日本

ジェロニモの聖地・パワースポットのプログ。

奈良県【葛城一言主神社】御所市⛩️

2023-10-29 | パワースポット

【葛城一言主神社】✨⛩️

奈良県と大阪の県境、葛城方面にある。

日本書紀に

第21代雄略天皇が来た時に、一言主が現れて畏まらせたと言うエピソードがあり、

それを由緒として一言主と雄略天皇が祭られている。


一言主は日本神話には登場せず、

ここでの一言だけのレアな神様だが、

日本神話の出雲の国譲りに登場する

事代主と同じ神様とも言わている。

どんな事でも一言だけ、願いを叶えてくれると言う。


神武天皇による大和征服時には、

ここで土蜘蛛(地元民)を葛のアミで捕え殺したと言うエピソードがあり、

土蜘蛛の塚が残されている。

葛を使ったことで、【葛城】と言う地名の語源になった。

一の鳥居〜から抜けていく参道

【葛城】は、今の

穏やかな風景とは裏腹に、

土蜘蛛への弾圧があったりなど政治的に抑えておくべき要衝だったのかもしれない。

最初の女性天皇と言われる飯豊天皇を輩出し、推古女帝の時代には天皇家の屯倉(王家の地)だったが、

大和朝廷を専横していた蘇我氏に「葛城を譲れ」と迫られていた。

他にも役行者が一言主を酷使したりなどの説話があったり、

何かと進出してきた実力者に、圧迫を受けやすい土地柄だったのだろうか?🤔

葛城は和歌山と大阪と隣接する地点にあり、

7世紀に聖徳太子が、北西にある斑鳩を拠点として軍用道路を作るまでは、奈良盆地への玄関口だったのかもしれない🤔

境内にある、どっから見ても

イケメンの一言主像

Others
△▼△▼△▼△▼△▼△

日本書紀に神武天皇の東征の時、

『大和に入れず吉野に来た時、イヒカと言う尾っぽのある人が現れた。」

と言うエピソードがあり、

イヒカは吉野の国栖郡の始祖になったと言う。

実際に尻尾のある人間はいないので、
これは南方渡来系の、

『尻尾のある服を着た人』とも解される。

イヒカが始祖となった国栖(クズ)は、葛の産地でありクズと呼ばれたらしく、

葛城とも関係があると考えられ、

また、もともと葛城は土蜘蛛が一網打尽にされる前は、

『高尾張』と言う地名だったので、

尾のあるイヒカは、尾張氏や葛城氏と同系の先住氏族ではないか?と言う説もある。


大和朝廷以前の先住部族は知られてない事も多く、


次は、YouTubeにまとめてみようと思う🤔

南に5㌔程、金剛山の高天原の方にある 【高天水車】

【一言稲荷】

【樹齢1200年のイチョウ】 

葛城一言主神社の中の撮影スポット✨

そろそろ、葉が色づく季節。

黄色が鮮やかに映えて圧巻だろうか🙄

最後までご覧頂き、ありがとうございました🙇✨✨✨✨


聖なる国 日本 前書き

2023-10-26 | パワースポット

書籍版の 「聖なる国 日本」です。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 私は、古い歴史や神社が好きで全国各地を巡ってきた。日本を何周も周り1000㌔超の運転も多かったが、不思議と神社を周れば周るほど元気になっていくのであまり苦ではなかったりする。行程を変更して気になる所があれば立ち寄り、旅の途中で情報が飛び込んでくれば行ってみる。同じ場所でも何度か行くと雰囲気がまた違う。そんな風に好奇心の赴くまま日本全国を巡りながら「聖なる国 日本」というブログを書き綴ってきて16年が過ぎた。

 

日本という国は歴史が深く周る度に発見があり、おぼろげながら見えてきた日本の神聖さや興味深いことを一冊にまとめてみようと、「聖なる国 日本」というブログの書籍化をすることにした。

歴史や神道の専門家という訳でもなく、本は読むのが専門で書いたことなど無かったが、分からないまま素人なりに書きはじめた。最初は、ブログの様に聖地・パワースポットの紹介などをする旅行記のつもりで書き始めたのが、いざ書き進めていくとイメージしていたものとは全く違う内容になっていった。

 

ジャンルで言えば、古代ミステリーロマン風に書かれている。民俗学の伝承なども纏めつつ、日本列島の歴史を遡り、忘れ去られ謎となってしまった事や、封印されてしまった事柄なども解きながら一冊の本にまとめた。

 

日本の神々は、西洋人が考えた全知全能の神のイメージとは全く趣きが違う。

 

私達の祖先や始祖を神として祭ったのが神社であり、ブッダ、空海、イエス、関羽など、偉人や聖人を神として祭る様に、過去、実際に人として生きてきた八百万の始祖たちを後世の人々が「神」として祭ったものが神社だ。そして本来、亡くなった人は皆、生ある人の味方なのだ。

 

日本には八百万の部族がいて、それぞれ八百万の始祖を祭っていたので海の部族、稲作の部族、製鉄の部族など各部族の象徴が神格化して鎮座されている。そして、人として生きた時代の人格や偉業によってもそれぞれの御神威や神格が備わっていて、その個性に応じて良縁の神、財運の神、国造りの神、旅の安全、安産祈願など御利益があると考えられている。

 

今の私達日本人の血となり肉となり骨となり、この国を造りあげてきたご先祖様の世界を偲び繋がるのはとても素晴らしい体験になった。全国を旅していたつもりでも、実は過去を旅をしてきた様だ。

お参りは「お祖母ちゃんやお祖父ちゃんに合いにゆくつもりで」というが、子どもがやんちゃな参り方をしても、大人が礼儀正しくお参りしても、「よく来たね」と温かい。そんな風に故郷と繋がる様な、ホッとした気分になったり、自分の原点に還り矜持を正す様な、凛とした感覚にもさせて貰える。

 

ただ、各地を周りながら分かるのは、日本の古典ともなった古事記・日本書記に書かれている事とは違い地域によって別の伝承があり、それがつい昨日のことの様に息づいているという事だ。

 

天照大神にも当然、人として生きた時代がある。

 

岐阜県恵那山でお生まれになり、イザナギとイザナミが天照大神の【恵那=(へその緒)を納めた事がそのまま地名の由来となった。

徳島県の八倉比売神社(御祭神=大日霊貴)の古文書には天照大神の葬儀について、「伊魔離神が先導し、葬儀委員長大地主神、木股神、松熊二神(天宇受売・手力男神)が葬儀を行った」と詳細が記さているという。

 

海を超えてやってきた古代渡来人たちの足跡を感じることは多く、それは私達のご先祖さまでもあるが、八世紀に古事記・日本書記が編纂されると、八世紀以前の流れは統合された歴史の中に飲み込まれていき、なかなか伺い知る事が出来なくなってしまった。

 

私は特に、古い歴史が好きなのだが、日本の歴史モノと言えば、幕末や戦国など何百年か前の所謂「チョンマゲ物」ばかりで、せいぜい古くても千年くらい前の鎌倉や平安時代がいいところだ。隣の韓国では二千年前の歴史ドラマや紀元前の歴史ドラマなどザラにあるのに、なんて薄っぺらい歴史なのだろうといつも寂しさを感じていた。

なので、全国各地を周りながら、その起源を探るのも興味が尽きなかった。

この数年、巷では日本の最高神が変わるとまで言われる様になってきた。最初に耳にした時はどういう意味か分からなかったが、全国を周り幾つかの流れによって形成されてきた日本という国の成分を知るにつれ、少なくとも四つの分野を知らなければ、日本は理解できないという事が、なんとなくだが分かってきた。

 

1.古典(古事記・日本書紀の世界)

2.諏訪学

3.縄文

4.スサノオ 

 

その上で、本土日本人・沖縄人・アイヌ人の三系統を知り、初めて朧げな日本の有り様が見えてくる。

例えそれが不格好に見えても、こうした郡生こそが在りのままの日本の姿なのだ。

一つの伝統ではなく、本書では多様性のある歴史や、その起源について様々なことを書いた。ヒミコ、秦氏、ユダヤ、スサノオ、徐福伝説、ピラミッドから、縄文時代まで、記述したのは古代ミステリーらしく荒唐無稽な話しもあり、統一感は無く今更といった話も多い。その統一感の無い世界こそが日本のリアルであり、角度を変えてスポットを当てて日本列島に抱かれてきた様々な人々達を、マイノリティーも含めて取りまとめてみた。

 

一章ごとにテーマが変わっていくが、全章を通じてワイドな歴史のダイナミズムを感じられ、読むことで少しでも価値観が広がって頂ければ幸いに思う。

 

 

~「古事記・日本書紀には無い深淵な世界観の古代ミステリーロマンとしてお読み下さい。」

 

書籍版 【聖なる国 日本】幻冬舎

 

 


聖なる国日本

2023-10-18 | 古代ミステリー

いよいよ、発売です✨

「聖なる国 日本」

書籍版 どうかよろしくお願いします🙏

 

2回目の YouTube 動画もアップしました

 

https://youtu.be/oGltC0mfx1c?si=6R6nrnSfEhmwcQ6g

 

私は、古い歴史や神社が好きで、全国をずっと周ってきて

ブログ「聖なる国 日本」を書きはじめ16年が過ぎました。

神社だけでなく、古代ミステリーなどの投稿もありますが、

古代ミステリーシリーズは、ブログで書くには

長くなりすぎるので、本で書こうと思い書籍化する事にしました。

それでも書ききれない事は、

ユーチューブでも配信していこうと思います。

(特に弥生時代など古代のことなど)

 

ブログともども、これからも宜しくお願いします。🙏✨

 

 

【追記】

アマゾンで、注文出来る様になるのが、

10月19日からで、

書店に並ぶのは10月23日以降

しかも 書店によってまちまちという事でした😂

本の流通、、

知らないことが多かったです🙏

(そうだったのか🤔)

 

試しに、自分で、購入してみました😌✨

 

 


⛩️【香取神宮】の界隈

2023-10-15 | パワースポット

千葉県の北部にある香取神宮⛩️

千葉と茨城の県境に利根川が流れていて、かつては海であり、香取神宮は「香取海」と言われた湾に面していて、対岸にある鹿島神宮と共に本州最東端の✨神宮として鎮座されている。

 

 

 

千葉と言うと、武士の時代の妙見信仰が盛んだが、日月神示で知られる麻賀多神社や、

ヤマトタケルや玉依姫の時代のエピソードが残っている様に、千数百年前の古社も多い。

下総の国、北東部にある香取神宮方面の神社を幾つか挙げています😌

(画像のみ)

 

 

【戸田神社】
ご祭神 大国主命

創建 734年

 

継体天皇(紀元500年頃)の子孫が、出雲より勧請し祭ったとのこと。

 

ちょうど階段を登る時に、陽が差し込んできて

サンロード☀️ができていた。

 

 

【木内神社】
ご祭神 豊受大神

807年に伊勢神宮より勧請された。

 

後に、武士の時代になると崇敬を集め諸族の祈願所となっていく。

 


【手子后神社】

利根川(元・香取海)を渡った茨城県側、

対岸にある神社


創建 770年頃
ご祭神 手子姫命

 

摂社

 

 

【Other shot】

鹿島神宮⛩️一の鳥居

利根川の水上鳥居

徳川将軍家による寄進

 

 

 


海津見神神社⛩️

ご祭神 豊玉姫

 

最後まで御覧頂きありがとう御座いました。

✨✨✨✨✨✨🙏


幸玉県『滑川町』速玉姫さま

2023-10-13 | パワースポット

埼玉県比企郡『滑川町』

縦横とも10㌔もない小さな町で、
面積は29㌔k平方メートル程度。

丘陵が多く、日本初の国営森林公園が広がり、

自然と触れ合う、グランピングと温泉の町。

 
そして何故かトトロが😳

 

道路際に忽然と現れるので、

トトロがバス停でバス待ちしてるのかと思った🚌💦

雨の日に笠をさして、記念撮影してみたくなるスポットだ😳

 


 

 


関東では、
古都鎌倉や江戸よりも埼玉県の方が歴史は古く、

滑川町にも古社が点在している。

 

【伊古乃速御玉姫神社】

古代では背後の二の宮山に祭られ、里宮には拝殿があり、松山市側には伝説の『青鳥居』と言う一の鳥居があったらしい。

現在は、交差点の信号機に「青鳥」と言う地名が残されている。

 

 

古代では、貴重な聖域だったのだろう。

 

 

 

伊古乃速御玉姫神社⛩️奥宮

 

山頂の奥宮には、国見やぐらの様に高い展望台があり、1700年前は実際に
竹内宿禰が、国見に使っていた山だそうだ。

この時は残念ながら曇っていたが、眼下の平野と、筑波山、三峯山、浅間山、赤城山、榛名山、など関東の山々が見渡せる。

 


【雷田淡州神社】
淡州神社には、息長足姫命(神功皇后)が祭られている。

 

 

この辺一帯にある淡州神社の総社である

⛩️伊古乃速御玉比売神社も、

表向きは息長足姫命(神功皇后)が祭神とされているが、

もとは伊古乃速玉姫が祭られていたと言われていて、

4世紀頃の神功皇后よりも、かなり由緒は古い様だ。

 

一説に、

伊古乃速御玉姫=天比理刀咩命で


天太玉命のご妻神であり、

淡州神社も、

天太玉命が祭られている安房の国⛩️安房神社が由緒と考えられている。


【千葉県館山市 安房神社】

 

 

ご祭神が変えられたり、影祭りされたりなど、

紆余曲折の歴史があると、ついその起源を探ってみたくなる。

 

 

【月輪神社】 

 

滑川町は、日本列島を横断する中央構造線がズレている場所にある。

付近は、

神功皇后を『息長足姫命』の名で祭っていて、関東にありがちな八幡神社と言う名で祭らずに、淡州神社と言う独特な名称で祭っていることに興味がわいて足を運んでみたが、好奇心を掻き立てられた。

また、足を運んでゆっくり周ってみたい😌

 

速玉姫さまの坐す聖地✨幸玉県 比企郡『滑川町』

 

 

立ち寄った♨温泉

 

 

 

✨✨✨✨✨✨

奇しくも先月は伊豆半島南部の

【伊古奈姫】の坐す白浜神社を参拝し、

【伊古乃姫】の坐す淡州神社を今回参拝してみた。

名前が似てるだけだが🤔どちらも、

「神聖で古い姫」と言う意味の国津神の姫の様に思えてきた。

海を越えてやってきた

太玉主命と結ばれた姫、

事代主命と結ばれた姫、

先住の勢力と、渡来してきた勢力との婚姻合併による和合があったのかもしれない。

 


伊豆半島の最南端⛩️石室神社

2023-10-08 | パワースポット

⛩️石室神社(いろう神社)

 

 

 

溶岩流で出来た岩山の窪みに潜り込む様に鎮座している


(ほぼ画像のみの投稿です😌)

 

 

伊豆半島の南端 石廊崎の灯台より少し先に降っていく。

 

 

 

断崖にへばりつく様な、圧倒的な景観

 

 

 


石室神社から更に岬の先端にある

熊野神社⛩️

 

縁結びの神社

 

 

🏝️南伊豆 弓ヶ浜

途中、立ち寄った穏やかな砂浜。

日本の渚百選に選ばれている。

海岸と言うより、『渚』と言う言葉がぴったりなビーチ。

砂浜が弓の様に見事な弧を描いていて、

穏やかにさざ波が寄せる美しいビーチ

 

✨✨✨✨✨

御覧頂きありがとうございました🙏✨

 


聖なる国 日本☆いよいよ今月19日

2023-10-01 | 古代ミステリー

聖なる国 日本 #1

10月19日(木)いよいよ

当ブログ『聖なる国 日本』を書籍化した本が、発売になります⛩️

YouTubeも作ってみました✨

古い歴史や神社などが好きで、

全国の神社・パワースポットなどを巡り、

ブログに書き続けて16年が過ぎました。

スポットの紹介で書いていたものが、だんだんと

古代ミステリー的な要素を加筆していくうちに

ブログにしては、とてつもない長文になってしまい💦

一年ほど前、

「ブログに書ききれない事は、本に書いてみよう」

と、思い準備を進めてきました。

いざ書いてみると、ブログの様なスペックではなく

ジャンルで言えばやはり、古代ミステリー的な内容に😂

マイノリティーから、荒唐無稽なことまで、

日本列島が抱いてきた様々なことを書いています。

ブログに書けなかったこと、

ブログとは違った内容も盛り込み、

古きを知り、新しい時代に向けた

生き方のヒントとなる様な、書きおろしの一冊です。

amazonで👍10月19日〜

全国の書店👍10月23日〜


興味がある方、

御覧頂けると有難いです。✨✨✨

どうか、宜しくお願いします🙇✨