2年前くらいだったかな・・・。
何気なく見ていたテレビで、小児がんと闘っている子供たちに医療用ウィッグを作ってあげる団体があることを知った。
大阪にある『Japan Hair Donation & Charity』というその団体では、
希望者からの要望を受け、一人一人に合ったウイッグを、寄付で集めた人毛100%で作り
無償でプレゼントしているとの事だった。
画面には、全国各地から送られてくる髪の毛の寄付の数々が映し出されたが、
送られてきた何十人分かの髪の毛を集めて、ようやく一人分のかつらになるそうだ。
テレビでは、自分のためのかつらを作ってもらった女の子が、
鏡に向かい愛おしそうにその髪の毛をブラッシングする姿が映し出されていた。
このテレビを見て、
『ののこにも出来ることがあるのでは・・・。
今まで、周りの方々に助けられて支えられて大きくなったののこだけれど、
髪の毛で人の役に立つことができるかもしれない。』
そう思った。
それから、ののこの髪の毛を伸ばしはじめた。
ののこが体調を崩して入院した時、洗面台でシャンプーしてくれた看護婦さんに
「髪の毛長いね~。もっと短い方がののちゃんも楽なんじゃない?」
と言われても、切らずに。
頭に円形の脱毛(ハゲ)が出来た時も切らずに。
30㎝伸ばすまで。卒業式が終わるまで。もう少し。もう少し・・・。
そうして、いよいよその髪の毛を切る日。
毛先は揃っていないけれど約40cmありました
鋏を持っているのはおかやん。助手はニコ。
切ったど~!
3か所ゴムで止めます。
ドネーションシートに、一言書き添えて、レターパックで大阪へ送りました。
3年越しのミッション、無事完了!!
あの頃、
ののこがまだ小さくて、病状もまだまだ安定してなくて
入退院を繰り返していた2歳~4歳くらいの頃。
入院していた小児病棟には、ののこと同じような脳・神経の病気の子や、
心臓に疾患のある子や、色んな病気のお子さんたちが何人も入院されて、
その中には小児がんと戦っている子供たちもいた。
みんな長期にわたる入院生活なのに、お母さんたちは明るくて、元気が良くて、
新入りだったののこと私も、いつのまにか打ち解けることができていた。
仲間というか、同士というか、可愛い我が子を守るため、
一緒に全力で戦う戦友のようなお母さんたち。
そんな出会いに、どれだけ励まされて、元気、笑顔をもらっていたか。
今回この、ののこの髪の毛が、誰かのために役立ててもらえたら嬉しい。
あの時の子供たちはすっかり大きくなっているだろうけれど、
私の中では、あの時の子供たちのために、
あの時のお母さんたちのために、役に立ててもらえてる気も、してしまう。
あの時もらった笑顔を、今度は誰かの笑顔になりますようにと願いを込めて。
髪の毛を郵送して、三日後。
『Japan Hair Donation & Charity』からメールが届いた。
『JHDAC』の方々、ののこの髪の毛をよろしくお願いいたします。
髪の毛を切ったののこ
しかし、結ぶには短く、下ろすには半端に長いこの髪を持て余し気味・・・。
どうしたもんかの~・・・。
ののこは現在のこの髪型を気に入っているかどうか、
ちょっと怖くて聞けないな・・・。
何気なく見ていたテレビで、小児がんと闘っている子供たちに医療用ウィッグを作ってあげる団体があることを知った。
大阪にある『Japan Hair Donation & Charity』というその団体では、
希望者からの要望を受け、一人一人に合ったウイッグを、寄付で集めた人毛100%で作り
無償でプレゼントしているとの事だった。
画面には、全国各地から送られてくる髪の毛の寄付の数々が映し出されたが、
送られてきた何十人分かの髪の毛を集めて、ようやく一人分のかつらになるそうだ。
テレビでは、自分のためのかつらを作ってもらった女の子が、
鏡に向かい愛おしそうにその髪の毛をブラッシングする姿が映し出されていた。
このテレビを見て、
『ののこにも出来ることがあるのでは・・・。
今まで、周りの方々に助けられて支えられて大きくなったののこだけれど、
髪の毛で人の役に立つことができるかもしれない。』
そう思った。
それから、ののこの髪の毛を伸ばしはじめた。
ののこが体調を崩して入院した時、洗面台でシャンプーしてくれた看護婦さんに
「髪の毛長いね~。もっと短い方がののちゃんも楽なんじゃない?」
と言われても、切らずに。
頭に円形の脱毛(ハゲ)が出来た時も切らずに。
30㎝伸ばすまで。卒業式が終わるまで。もう少し。もう少し・・・。
そうして、いよいよその髪の毛を切る日。
毛先は揃っていないけれど約40cmありました
鋏を持っているのはおかやん。助手はニコ。
切ったど~!
3か所ゴムで止めます。
ドネーションシートに、一言書き添えて、レターパックで大阪へ送りました。
3年越しのミッション、無事完了!!
あの頃、
ののこがまだ小さくて、病状もまだまだ安定してなくて
入退院を繰り返していた2歳~4歳くらいの頃。
入院していた小児病棟には、ののこと同じような脳・神経の病気の子や、
心臓に疾患のある子や、色んな病気のお子さんたちが何人も入院されて、
その中には小児がんと戦っている子供たちもいた。
みんな長期にわたる入院生活なのに、お母さんたちは明るくて、元気が良くて、
新入りだったののこと私も、いつのまにか打ち解けることができていた。
仲間というか、同士というか、可愛い我が子を守るため、
一緒に全力で戦う戦友のようなお母さんたち。
そんな出会いに、どれだけ励まされて、元気、笑顔をもらっていたか。
今回この、ののこの髪の毛が、誰かのために役立ててもらえたら嬉しい。
あの時の子供たちはすっかり大きくなっているだろうけれど、
私の中では、あの時の子供たちのために、
あの時のお母さんたちのために、役に立ててもらえてる気も、してしまう。
あの時もらった笑顔を、今度は誰かの笑顔になりますようにと願いを込めて。
髪の毛を郵送して、三日後。
『Japan Hair Donation & Charity』からメールが届いた。
『JHDAC』の方々、ののこの髪の毛をよろしくお願いいたします。
髪の毛を切ったののこ
しかし、結ぶには短く、下ろすには半端に長いこの髪を持て余し気味・・・。
どうしたもんかの~・・・。
ののこは現在のこの髪型を気に入っているかどうか、
ちょっと怖くて聞けないな・・・。
私も若い時髪の毛を寄付しようかと思ってたこともあったけど、どこが受け付けてるのかわからなくてそのまま歳を重ねたわ。
自分でも寄付先を調べていたけれど、行きつけの美容院で同じように寄付するために切りに来たお客さんがいたという話も聞いてて、
同じこと考えている人いるもんだな~と思いました。
でも、私たちが若い頃は、ネットで調べるってこともなくて、そういう情報を入手するの大変だったよね~。
ホント、今は何でも調べられちゃう!便利な世の中だわ・・・。