「なんか感動だよねぇ」
三男クンと
口々に声を弾ませて
そう話した出来事が
ありました。
昨日は強風が吹き荒れていました。
家の中にいても
すごーい
こわーい
って思う瞬間もあるくらい。
そんなとき突然
どこかから
ガラガラガラガラッ
バタバタバタバタッ
と大きな音が飛び込んできました。
え(・o・)?なに?
なにか物が落ちたような
倒れたような音にびっくりして
窓を開けて外を見てみたら・・
なにかがたくさん倒れて
道をふさいでいて
車が立ち往生している様子が
見えました。
「行こう」
三男クンに声をかけ
外に飛び出しました。
同じように
大きな音にびっくりして
事態に気づいた近所の方が幾人か
外に飛び出してこられています。
どうやら突風が吹いて
そばの作業場に置いてあった
たくさんのトタン板が
一瞬にして風にあおられて
飛んできたようです。
道路にはトタン板や
ひと抱えほどの大きな石が
たくさん散乱していたのでした。
誰からともなく
大きなトタン板を持ち上げて
作業場まで運び
積み上げていきました。
そのうちに相談しないまでも
トタン板を作業場まで運ぶ人
そのトタン板を受け取って積み上げる人と
役割分担ができて
たくさん散乱していたものが
瞬く間に取り除かれました。
「なんか田舎の横のつながりを
しかと見た気がするわー」
「なにかのときにとっさに行動できる・・なんか人っていいじゃんー」
「いやぁー人ってやっぱ、こうなんだよぉー困った人がいたら、何も考えんで、とっさに心が動いて体が動く、やっぱ人ってこうなんだよぉー」
「性善説を信じるぅー」
「プーチンさんー、人ってこうなんだよぉー、あ!話が飛躍しすぎか!」
などなど
三男クンと口々に言いながら
家に帰ったのでした。
・・うん♪やっぱり
なんかいいじゃん、人って。