国連の世界知的所有権機関(WIPO)は16日、世界の企業などによる2015年の国際特許登録の出願件数を発表した。国別で米国が前年比6・7%減の5万7385件で首位、日本は同4・4%増の4万4235件で2位だった。3位は中国で同16・8%増の2万9846件。
1~3位の順位は前年と変わらなかった。世界全体の出願件数は前年比1・7%増の21万8千件で過去最多を更新。企業別では、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が同456件増の3898件で前年と同じ首位。日本企業で最も多かったのは5位の三菱電機で、前年と同じ1593件だった。
国際特許出願とは、ひとつの出願願書を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国に同時に出願したことと同じ効果を与える出願制度です。