久しぶりにデザインの話です。ロイター通信によると、米連邦最高裁は21日、米アップルと韓国のサムスン電子によるデザイン侵害をめぐる損害賠償訴訟で、サムスン側の上訴を認める決定を下した。連邦最高裁は10月から9カ月にわたり、口頭弁論を開くとみられる。連邦最高裁がデザイン事件を審理するのは約120年ぶりとなる。
アップルは2011年、サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS」と「ギャラクシータブ」にデザインを侵害されたとして提訴し、一、二審でサムスンに勝訴した。その後、サムスンは昨年12月、デザイン侵害の部分に限り、最高裁に上訴し、今回上訴が認められた。連邦最高裁が上訴を認める確率は1%にも満たない。
サムスンは一審で9億3000万ドル(約1041億円)という巨額の賠償金を支払うよう命じられたが、昨年5月の二審では賠償金が5億4800万ドル(約613億円)まで減額された。今回サムスンはデザインに関する賠償金3億9900万ドル(約447億円)の部分に限り上訴に踏み切った。この話は、特許侵害の中にデザイン侵害が包含されている?