もしあなたが、他人の商標権を侵害したとしましょう。ちょっと怖い話ですが、商標権侵害による訴訟はあまり表沙汰になるケースは少ない印象ですが、結構頻繁に起きています。裁判所により商標権侵害と判断されると、あなたは次のような罰則、および損失を生じます。
商標の使用中止を求められる。商標付帯物の廃棄(訂正)を求められる。会社やお店などで付帯しているもの(看板、POP、箸袋、コースター、お皿等)、営業に付帯しているもの(名刺、チラシ、パンフレット、カタログ、化粧箱、紙袋等)電子的に付帯しているもの(ホームページの表示されているすべてのロゴマークや文言)等の中止を求められる。
過去の使用分(侵害分)に対し、損害賠償金を求められる。信用回復措置として、謝罪広告等の掲載(告知)を求められる。商標権に対し、高額での買い取りを求められる。さらに、会社やお店の信用(ブランド価値)が低下し、あなたの顧客(お客様等)が商品やサービスを買わなくなる。
さらに、責任者(社長や店長)が、訴訟の対象になったり対応に追われる状況になる。専門家(弁理士、弁護士、コンサルタント等)への相談や対応費用が発生します。そしてなにより、精神的な負担も大きいですよね。以上、商標権を侵害するとあなたは民事上さらに刑事上の罰金等も発生します。ちょっと怖い話でした。