画像はコウノトリです。コウノトリも昔はニホンオオカミと同じように、どこにでもいた鳥でしたが、狩猟や農薬の使用、生息地の開発で数を減らし、1971年に日本産コウノトリは絶滅しました。その後、ロシアからコウノトリを移入して保護センターで増殖をはかり、100羽を超えるまで増えたコウノトリを2005年より野生に戻す実験が始まっています。佐渡のトキも同じような計画なのではないでしょうか。鳥の場合は人に危害をくわえることもないので、周りの理解も得やすいでしょうが、オオカミはそうはいかないでしょう。月の輪グマも西日本ではかなり数をへらしています。私が住んでいる四国では数十頭といわれています。なんとか保護できるといいのですが。大型の肉食獣は絶滅しても他国から導入は難しいでしょうね。ツシマヤマネコは九州の動物園を中心に増殖計画が徐々に進んでいるようですが、それよりもコウノトリと同じく、野生に戻す環境整備も同時に行わないといけません。大変だと思います。可能性があるのはカワウソくらいまでですかね。いずれにせよ、一度滅んでしまったものを元に戻すのは大変です。
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