日テレのイッテQでイモトアヤコがマッターホルンを登頂していた。
マッターホルンは素人が登れるような山ではない。テレビでは放送されないイモトさんの努力が伝わってきた。純粋にすごいなぁと思った。来年はヒマラヤに登るらしい。頑張ってもらいたい。
登山は危険が伴う。その危険がだんだん癖になって、エスカレートしてくる。挑戦したいという人間の本能を刺激するのだろう。
私も土曜日に、関東では一番危険と言われている両神山の八丁尾根に行ってきた。
かなり怖かったが、それゆえ楽しくもあった。
綺麗なトイレ。
最初からこんな感じ。結構怖い。
もう紅葉が始まっている。
とにかく鎖場の連続で、体力と技術に自信がない人は止めたほうが無難である。技術的に自信がなくても、懸垂を10回できるくらいの腕力があれば、根性で登りきれる。また、腕力がなくても痩せていれば腕にかかる負担が軽くなるので大丈夫だろう。実際、痩せた女性がスイスイと登っているのを見た。多分、一番危険なのは、腕力がない太めの女性である。
かなり怖いが本当に危ないところは少ない。
危ない箇所は、行蔵峠の手前にある3段に渡る20mの鎖場と、東岳手前の鎖場だ。
前者の岩場は、角度がきつくかつ長いため、恐怖をコントロールしなければならない。
後者は、鎖が変な感じで付いていて、左手で鎖、右手で岩を掴んでのぼる感じになるので、足場をきちんと確保しないと落ちそうになる。
この2箇所は、本当に注意すること。
あと、手袋は必ず持参すること。軍手は不可である。滑り止めのついた手袋が必ず必要である。そうでないと疲労のため握力が低下し、滑り落ちる可能性がある。
ちょっと脅かすような内容になってしまったが、足場をきちんと確保して、恐怖をコントロールすれば、それほど難しくはない。思ったより大丈夫である。
コースについて補足すれば、八丁トンネル駐車場にはバスなどの交通機関が使えないので、マイカーになる。そうすると必然的に、ピストンになる。
通常、登りより下りのほうが怖いが、八丁尾根に関して言えば、下りはさほど怖くない。鎖をしっかり掴んで下れば、恐怖は少ないし安全である。