タルムードはユダヤ人の聖典だといわれている。
比較的当たり前なことが書いてあるが、非常に役立つ。こういう分かりやすく示唆に富む書物があるということは、素晴らしい。
日本に道徳教育が必要だとよく言われる。道徳といわれても漠然としていてしっくりこない。日本にもタルムード的な聖典があったらいいのになあと思う。経済活動が欲望に深く関係している以上、倫理的縛りがどうしても必要になってくる。
ユダヤ人は金儲けがうまいが、タルムードを読む限り、しっかりとした倫理性が根付いているから、より成功するのだろう。
少し、抜粋してみる。
「友が怒っているときになだめようとするな。悲しんでいるときに慰めるな」
「どんな男であれ、女のあやしい美しさには抵抗できない」
「世の中でもっとも幸福な人は誰か。よき妻をめとった男」
「自分をコントロールできないような場面ではセックスをおこなってはいけない」
「強い人 それは自分を抑えることのできる人」
「豊かな人とは自分の持っているもので満足できる人である」
「真実は重いものだ。だから若い人々しか運ぶことができない」