フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

夏登山のおいしい山飯

2011年08月16日 20時38分19秒 | 登山

 昨日の夜、奥多摩縦走から帰ってきた。朝起きたらまだ疲れが溜まっていたから、今日は一日家でゴロゴロしていた。おかげでほとんど完璧に回復した。超回復。また一段と体が丈夫になった感じがする。

 奥多摩縦走一日目は、まず鳩の巣から川苔山をめざし、長沢背稜に入って一杯水避難小屋で一泊。二日目は一杯水避難小屋から雲取山に登頂し雲取山荘でテント泊。三日目は石尾根で奥多摩駅に下山するというものだった。一日の平均歩行時間はだいたい8時間くらいだったろうか。荷物が重かったからかなり疲れた。本当は飛龍山まで行く予定だったが、夕方天候が悪化したため止めた。
 
 ちょっとテレビをつけていたら、今年の夏の富士山登山の状況を放送していた。何でも富士吉田に富士山駅ができたらしく、富士山に登る人が増えたとのことだ。登山道は渋滞して登るのも大変そうだった。あんな感じになると登山というより人混みの中の観光地である。あんまり行きたいとは思わない。
 それに対して、奥多摩は本当に人が少なかった。奥多摩は低山で暑いから嫌だというが、そんなことはなく涼しくて快適だった。立ち止まると北西から吹いてくいる風で、涼しいを通り越して寒いくらいだった。ミズナラやブナの原生林のところは虫が多いが、杉林はほとんど虫がいない。どうしてこんなに素晴らしい所に人がこないのか不思議なくらいだった。まぁ、人がたくさん来ると静かな山を楽しめないからいいけれどね。
 
 今回は、イオンで買った400円の軽くて安いフライパンを持って行っていろんな料理を試してみた。かなり美味しくできたので食べることに関しては充実した登山だったと思う。ただ、荷物は重くなり体力が消耗したが普段鍛えていたので、まぁなんとか大丈夫だった。
 一日目の夜は、一杯水避難小屋で料理をした。冷凍した豚肉を持って行き、それとキムチを炒めて豚キムチを作った。それから粉末のハッシュドポテトにコーンときゅうり、マヨネーズを和えたポテトサラダを大量に作り主食にした。ハッシュドポテトの粉末はお湯を加えると膨らむから相当の量になってしまった。そのため腹一杯になった。
 基本的に朝昼は米粉で作った菓子パンを持っていった。このパンは添加物を使っていないのに一週間位日持ちするらしい。これもかなりうまかった。
 二日目の夜は、雲取山荘のテント場で料理をした。切って持っていったキャベツと乾燥にんにく、コーンビーフを炒めてそれを別にしておく。そしてフライパンでお湯を沸かす。フライパンに乾麺の焼きそばをいれて麺を作る。そこにさっきの野菜をいれ混ぜ合われてソース焼きそばを作った。それから、さとうの切り餅を茹でてチューブのつぶあんをかけて食べた。それだけでも結構な量だったが、その日は10時間くらい歩いたのでその程度のカロリーじゃ満足できず、どん兵衛のカップラーメンを追加で食べた。
 食べ終わって後始末をしてからテントで休んでいたら、すぐにゴロゴロと凄まじい雷が鳴ってどしゃぶりの雨が降ってきた。この日、本当は飛龍山の途中にある狼平にまで行く予定だったが、冷たい風が吹き大気が不安定になって積乱雲が出ていたので、天候が崩れるなぁと判断し、雲取山荘に泊まることにしたのだ。もし予定の飛龍山を目指していたら凄まじい雨に見舞われていただろう。我ながら素晴らしい判断だった。
 三日目の昼、鷹ノ巣避難小屋で料理をした。焼きそばの乾麺を使ってナポリタンを作った。玉ねぎとピーマンを炒めてから袋詰めになったマッシュルームを入れてナポリタンの素をからめる。これが想像以上にうまかった。山でスパゲッティを茹でるのは時間がかかるしガスももったいないので敬遠していたが、乾麺を使えば簡単に麺もでき、そこそこうまい。乾麺を発明した日本人は天才だと思う。スパゲティーだけで十分だったがついアルファ米のでエビピラフを食べてしまった。ちょっと食べ過ぎだったと思う。食べながら気づいたのだが、焼豚を刻んでエビピラフと一緒に炒めて最後にネギを添えたら結構うまいチャーハンが出来そうだ。今度試してみようと思う。
 フライパンを持っていくのは重くて大変だが、それでもそのおかげで山飯のレパートリーが広がった。山の中にこもっていると食べることがすごく楽しみになるので、なかなか充実した登山だったと思う。

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