今日は、またアメリカ大統領の話です。
法律の話をするので、ややこしいです。
興味のない人は読み飛ばしてください。
昨日のブログで、僕はトランプは負けたと言いました。
しかし、その判断は早すぎたようです。
選挙人の数は、もう論点ではなくなりましたね。
あれだけの不正が行われたのです。
それで大統領が決まったら、アメリカの民主主義は終わりです。
今回、民主党は、ちょっとやりすぎましたね。
しかし、フロリダはトランプに負けてしまった。
他の大富豪も、民主党に莫大なお金を使いました。
それは投資(クリーンエネルギービジネス)ですが、負けるとパーです。
どんな汚い手を使ってでも、勝たなくてはいけません。
でも、やりすぎてしまって、国内に大混乱をもたらした。
歴史に残る汚点になるでしょう。
日本のメディアは、いまだに選挙人の数のことばかり言っていますが、無意味です。
無意味なことを知ってて報道しているのか(国民をミスリードするために)、
単にアホなのか判断しかねます。
戦いは、もう別のところに変わっています。法廷論争です。
訴訟になると、挙証責任はトランプにあります。つまり、
不正について、トランプ側が証拠を出して、それを証明しないといけません。
決定的な証拠がないと勝てませんね。
しかし、目的は訴訟に勝つことではなく、訴訟を長引かせるところにあります。
というのも、アメリカの大統領選挙には、ややこしい制度があるからです。
まずは、普通の状況から、簡単におさらいしましょう。
270人の選挙人をとったほうが勝ちになります。普通、これで終りです。
しかし、トランプ陣営は、選挙に不正があったとして、訴訟を起こします。
すると、訴訟している州の選挙人は、決まりません。
でも、12月8日までに、それぞれの州の選挙人を決めなくてはなりません。
どうするかというと、すでに決まっている州だけで、12月14日に選挙をします。
そうすると、バイデンは過半数が取れません。もちろん、トランプも。
両者が過半数の270が取れないと、次のステージに行きます。
ややこしいので、ちょっと整理しますね。
1 各州が選挙人を決める選挙をする(11月3日)
2、選挙人の数が270人以上になった候補者が、大統領に選ばれる。普通はね。
3、しかし、トランプが訴訟をすると、訴訟をしている州の選挙人が決まらない。
4、そこで、決まっている選挙人だけで、12月14日に選挙する。
5、バイデンもトランプも、過半数の270人を取れない。
この場合、米議会が大統領と副大統領を決めます。
上院が副大統領を決め、下院が大統領を決めます。
現在、上院は共和党が過半数を取っています。
だから、ペンスが副大統領になるでしょう。
問題は、下院です。現在、下院議員の過半数は民主党です。
しかし、議員の数が問題ではないのです。
下院において、50州の代表が1票をもちます。
たとえば、カリフォルニア州は民主党が一票、テキサス州は共和党が一票とかです。
そして、26票を得たほうが勝利します。現在は共和党が26票を持っています。
ということで、下院は、トランプを選び、彼が勝利するでしょう。
ただし、共和党から造反者がでたら、結果はわかりません。
合衆国は、なにがなんでも、1月20日までに、大統領を決めます。
もし、ごちゃごちゃして決まらなかったら、下院議長が大統領になります。
今の下院議長は民主党のナンシー・ペロシですね。
最悪ですが、その場合、彼女が大統領になります。
ちょっと整理しましょうね
6、選挙人の選挙で決められない場合、議会が大統領を選ぶ。
7、上院が、副大統領を決める。
現在、上院は共和党が過半数だから、ペンスが選ばれる。
8、下院は、大統領を選ぶ。
しかし、下院の議員一人が一票を持つのではなく、州の代表が一票をもつ。
アメリカは50州あり、現在、26州が共和党なので、大統領はトランプが選ばれる。
9、ただし、共和党に造反が出て、過半数にいかなかった場合、
1月20日に、下院議長のナンシー・ペロシ(民主党)が大統領になる。
ややこしいですが、こんな感じです。
トランプが選ばれる可能性が高いと言えるでしょう。
まだ大統領選挙の戦いは、終わっていません。
世界のために、トランプに勝ってもらいたいです。
もし、バイデンが大統領になったら、中国が台湾に侵攻する可能性があります。
台湾有事が、現実のものになるかもしれません。
戦争は民主党政権で起こります。歴史的に。(ブッシュ政権はほんと例外です)
原爆を日本に落としたのは民主党のトルーマンです。覚えておきましょう。