最近、将棋オンラインというネット将棋で一日一局くらい将棋を指す。対戦相手は山ほどいる。だから、飽きることはない。しかし、時間は有限だから、やり過ぎないようにしなければならない。
たくさん対戦すると、将棋のテクニックだけではなく、いろんなことが勉強できる。特に、人間についてだ。
将棋を指すのは人間だから(たまにソフト指しがいるらしいが)人間について理解が深まる。
将棋の戦略は、その人の生き方、考え方が現れる。攻めが好きなのか受けが好きなのか、慎重なのかうっかりしやすいのかなどなど。
それに関連して、ネット将棋をやり始めた時、びっくりしたことがある。それは人をハメようとする指し手が多いことだ。ボヤボヤしてると騙されるのは、将棋の世界も実社会も同じだ。そんなハメ手に引っかかり、何度も悔しい思いをした。
ハメ手とは、相手を罠にかけるような奇襲攻撃のことである。初心者を罠にはめて喜んでいる人がけっこういる。しかし、悪いのは、もちろん、引っかかる自分である。相手はルールに違反しているわけではない。勝負の世界は厳しい。
ただ最近は、ハメ手に引っかかることは無くなった。ちゃんと対策がある。なんでも痛い経験は大事なのである。
また、対戦相手に女性の指し手も多い。
個人的に思うことなのだが、女性の指し手には、ある種の傾向のようなものがある。
それは、攻めっ気が強いということである。王も囲わずガンガン攻めてくる。
普通は、王様を囲ってから、歩を突いて、戦いが始まる。
しかし、相手が女性の場合、こっちがまだ戦う準備ができていない段階で、ガンガン攻めてくる。だから、防戦一方になる。いきなりズカズカやってきて殴り合いが始まる感じだ。
そして、一歩も引かず、攻め続ける。受け間違えると攻め潰される。
女性は、精神的に闘士なんだと思う。非常に気が強い。ただ、現実の社会では男より体が小さいから、そうできないだけである。だから、女性をか弱いなんて勘違いしてはいけない。
将棋をやって、女性は気が強いということが、かなり理解できた。これは結構すごいことだと思う。そんなの昔からわかっているよという人も多いかもしれないが。