ホイットニー・ヒューストンが亡くなられたそうだ。まだ、若いのに残念。
ボビー・ブラウンと結婚しておかしくなったという人もいる。彼と付き合い始めてから、麻薬に手を出したようだ。
確かに、ボビーとの結婚がすべての元凶の始まりのような気もする。
しかし、本当のところは分からない。彼女自身の中に悪魔が潜んでいたのかもしれない。
ホイットニーの歌唱力は誰もが認めるところだろう。あの歌声は世界中の人々を魅了した。
ただ、個人的な意見として、単に歌が飛びぬけてうまいだけではないうように思う。
その歌声の中に人の心を揺さぶる何かがある。
それは何か。
私は、彼女の内面に存在する激しい孤独と淋しさなのではないかと思っている。
その孤独と淋しさが心の真空状態をつくり、その真空が愛を求める激しい衝動になる。
その衝動が私たちの心を揺さぶるのだ。
だが、そのような激しい衝動は、実生活では、厳しいものになる。誰もその激しい要求に答えることは出来ないからだ。
芸術は、人間のプラスの部分だけでは成り立たない。負の部分もうまく表現できなければ、人を魅了できないだろう。
人は人の弱い部分に共感するからだ。
しかし、その弱いところをコントロールできなければ、いつか潰れてしまう。
愛は薬にも毒にもなる。人の心を温めると同時に激しく切り裂きズタズタにする。
それをコントロールする事は非常に難しい。
あなたがいなくなったら、私には何もないの(I have nothig,If I don’t have you)
この歌は彼女の人生そのままのような気がする。
Stay in my arms if you dare
Or must I imagine you there
Don’t walk away from me
I have nothing, nothig, nothing
If I don’t have you,
冥福を祈る。