旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

城とおでんとロマンスカーと 小田急・小田原線を完乗!

2015-08-01 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 小田急電鉄の特急ロマンスカーは新鋭車両も走っているけれど、やはり伝統的なLSE車が魅力的だ。
新宿~箱根湯本間を90分で疾走している特急はこね号、私、実は今回が初ロマンスカーなのです。

「小田原おでん」を食べにやってきた。特産の梅を使ったつけだれ「梅みそ」をつけていただくのが小田原流。
老舗のかまぼこ各社が味を競う小田原、おでんで盛り上げるアイディアには頷ける。
お酒は丹沢の "松みどり" をいただく。常温で飲むのがお奨めだそうだ。

小田原へは新宿からロマンスカーで向かう。
はこね19号を待つ間、ホームのロマンスカー・カフェで "ジンジャー・ハイボール" を一杯。
真昼間だけれど、今日も暑いし、テーマも「呑み鉄」だから良しとしよう。

 ところで途中の新百合ヶ丘からは、多摩センター方面へ向かう多摩線が分岐している。
都の多摩ニュータウン計画に呼応して1974年に開通した小田急では最も新しい路線だ。

高架とトンネルの線路は、永山・多摩センターと京王・相模原線と併走して唐木田に終着。
唐木田のホームから先、線路はそのまま車両基地へと吸い込まれていく。
丘の上には女子大の附属中学校・高校がある。なるほど駅にセーラー服姿が多い訳だ。

小田原線は多摩川橋梁まで複々線、ロマンスカーは次々と各駅停車を追い越し快走する。
厚木を過ぎるとトンネルを潜ったり谷間を抜けたり、JRの地方幹線を走っているようだ。

はこね19号は、70分を要して小田原駅に到着する。特急は箱根登山鉄道に乗り入れ箱根湯本まで旅を続ける。
小田原駅では馬上の北条早雲公が睨みを利かせる先には小田原城天守閣が夏の陽を受けて白く輝いている。

小田急電鉄・小田原線 新宿~小田原 82.5km
小田急電鉄・多摩線 新百合ヶ丘~唐木田 10.6km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
ロマンス / 岩崎宏美 1975



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