暖かい、いや暑いくらいの週末でしたね。そろそろ呑み人のZも始動。呑まない旅も始まります。
見返したら、昨年の「単車でGO!」の記事は3本、暑かったからだろうか。
今年はもっともっと彼女と連れ立って旅をしたい。そろそろお泊まりに誘ってもいいだろうか。
横須賀インターチェンジの出口で左にウインカーを瞬く、本町山中道路を下ると横須賀港が蒼く煌めく。
あれは「もがみ」か「くまの」か、特徴的な UNICORN を突き出してFFM護衛艦が錨を降ろしている。
それにしても護衛艦と云う艦船は、一切の無駄を削ぎ落として、究極の機能美だと思う。
そのままR16を南下して観音崎をめざす。やはり最初の旅は海が見たくなった。
信州育ちの呑み人は、海に憧れというかコンプレックスというか、独特な感情を持っている。
上手く言い表せないけれどね。観音埼灯台に上って浦賀水道を見下ろして、なんだか解き放たれた気持ちになる。
白亜の八角形の観音埼灯台は東京湾の入口にあって、世界有数の海上交通路の大動脈を輻輳する船舶を導く。
螺旋を登り詰めたら、77,000カンデラ光源を眺めながら、暫し海からの涼風に吹かれる。
駆逐艦村雨の碑がある鴨居海岸にZを停めて、飽かずふたりで海を眺める。
海水温が高いのか、浦賀水道からは水蒸気が上がって、全体に靄がかかっている様でもある。
大型の貨物船が行き交う中で、たくさんの遊漁船が出ているね。
今ごろの江戸前は何が釣れるのだろうか。お昼の海鮮が楽しみでお腹が鳴るようだ。
Godzilla が咆哮しているのは「くりはま花の国」の冒険ランド、これが見たいために坂道を登ってきた。
東宝映画のタイプだね。恐ろしい表情しているけど、子どもたちは怖がることなく尻尾の滑り台に興じている。
金田湾が緩やかに弧を描いていて三浦海岸、振り返ると横須賀火力発電所まではっきり見えている。
剱崎方面へはちょっとしたワインディング、カーブの内側へ身体を投げ出していく感覚を久しぶりに楽しもう。
台地に駆け上がると視界が開け、大根やらキャベツが育つ緑の畑が丘陵に広がっている。
海成段丘を太平洋側に降りると、小さな湾が連なるリアス式海岸になる。
江奈湾、毘沙門湾と海岸線をなぞったら、3つ目の宮川湾にZを寄せて「まるよし食堂」を訪ねる。
大して美味しくもないノンアルを飲むのは “小アジ干物” を食べたかったから。
これっ絶品、ほどよく脂が滲んで身離れよく柔らかい。旨いね。
そして “まぐろ漬シラス丼” が登場。紅というか橙というか照りを含んでキレイだ。
胡麻が振られた切り身を一口、んっジワっと甘味が広がって美味しい。
トッピングの釜揚げシラスの淡白な塩味がいいアクセントになっているね。
お腹を満たしたら三浦漁港を見下ろして城ヶ島大橋を渡る。
三浦半島の南端に浮かぶ城ヶ島は、半島を巡るツーリングコースの目的地として存在感がある。
ウミウ展望台から安房埼あわさき灯台方面を見渡す。今日は外洋も思いのほか穏やか。
人を寄せ付けない切り立った崖には、冬の間千島列島から渡って来るウミウが営巣する。
夕暮れの「馬の背洞門」は観光客が写真を撮る列、きっと映えるんだね。
ウェディングドレス姿の撮影グループも5組ほど、本格的な機材を持ち込んで盛んにポーズを決めている。
穏やかな天気に誘われて、2025年最初のツーリングは三浦半島を巡った。
今年はどんな風景に出会えるだろうか。もちろんご当地グルメも味わいたい。
さてと時計はすでに17:00を指している。春のジャケットを羽織ってきたのは計算外だったか。
湾岸線の工場夜景を眺めながら震えて帰りますか。呑まない旅、始まりました。
Omens Of Love / T-SQUARE 1985
横須賀方面は、私もよくZZR-250で行きました。大好きなコースです。独特の、三浦海岸ならではの海の景色がいいですよね。
ありがとうございます、またのツーレポ、楽しみに待ってます。
ツーリングには絶好なシーズンになってきましたね。
明日は晴天のようですが、さて。
ちょっと遅くまで呑んでいたので起きれないかもしれません。
いつもありがとうございます。