僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

それぞれの覚悟が描かれています。

2015年08月09日 18時13分47秒 | 僕の日記
                                『日本のいちばん長い日』映画オリジナル予告編

夏休みということもあって久しぶりに映画館で映画を観ました、『日本のいちばん長い日』です。学生時代に東宝映画が白黒で作ったものを、リバイバル上映された時にも観ました。

前作との違いは天皇の終戦の決断において米軍の原爆投下よりもソ連軍の満州国侵攻に大きな影響があった、との歴史的事実が新たに判明した点をほんの僅かですが台詞の中に入れてあるところでしょうか。あと今上天皇(本木雅弘 役)の出演場面が多かったところです。全体的に情緒的なストーリー展開は同じです、まあ原作が同じですから当然ですねぇ。

鈴木内閣も青年将校達もそして天皇陛下も究極の自己犠牲においての決断。見物でした。

学生時代に観たときはまだ二十歳そこそこの若造で、青年将校達の玉音版奪取が成功すれば良かったかもなんて思ったりもしましたが、この年になるとやっぱり軽挙妄動は慎むべしとの感想になってしまいました。

なぜか教科書に載らない・・・・
『終戦の詔勅』
最初の方に「米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言」とありますが、蘇(ソ連・当時)は日本と中立条約を結んでいたので外されています。しかもこの宣言書にサインしたのはアメリカのトルーマン大統領だけという代物でした。

『ポツダム宣言』
ポツダム宣言では当初「天皇の地位保全に関する部分」があったのです、そうすれば直ぐにでも日本が応じると考えたからです。実は硫黄島や沖縄での戦闘がアメリカにとってもかなり過酷であったのに、これで日本の本土での戦闘となればその犠牲は計り知れない。なんとしても応じさせたかったが、当時のアメリカ大統領のトルーマンは削除させました。理由は日本に原爆を投下してそのデータを入手したかったのです、しただってそれまでは降伏させたくなかったから。アメリカの教科書には戦争を早期に終結させるための原爆投下と書かれているそうですが、まっ嘘ですね。それと日本の教科書もマスコミも無条件降伏としていますが、宣言をみると連合軍側から条件を出していて無条件の要求はあくまで武装解除の部分のみであった事が判ります。さらに天皇の地位保全に関する部分を日本側からの要求で認めさせたことからも決して「無条件降伏」では無かったと捉えるべきだと思います。
コメント
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