僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

The Twilight Zone  My Story   

2008年11月11日 01時16分26秒 | The Twilight Zone  My Story


 僕のブログへ「怖い実話」などの文字列で検索して来て下さる方がけっこういらっしゃいす。たぶんかつて『ドッペルゲンガー現象』について触れた記事をご覧になったかと思われます。

 「怖い実話」に需要があるなら新たにカテゴリーを創設して、幾つかお話してみるのも良いかもしれない。そう思って本日より開始です、題して。

 
The Twilight Zone  My Story


 ただの体験談でいわゆるオチというものがありません。日常の生活のなかで通常の自然現象ではありえない出来事をお話してみます。まずは記念すべき第一話。

     『声』
 それは僕の母親が鬼籍に入る少し前の出来事でした。母はガンを患っており、長い闘病生活が続き医者から家族へも「覚悟はしておくように。」言われていました。父は今も元気ですが、当時は母の看病で大変だったようです。食事をろくに摂れないほど弱っており、また歯茎からの出血が止まらず、うがい薬の「イソジン」で血を拭っていました。

 僕と母は別の住居を構えていて、別々の生活をしていました。或る日の事です。「もう、あかんかもしれん。」と母の声がしたのです。しかもあの「イソジン」の独特の匂いが部屋中に漂ったのです。不思議な事があるもんだと思いました。そしてこの事があった一週間後、母は他界しました。
 さて葬儀の後、火葬場で時を待っている間にお坊さんの説話を聞いていました。そのなかで人は亡くなる一週間前に『お知らせ』を受ける、というような話がありました。その時、僕はあの一週間前の出来事を思い出しました。母は知らせを受け、その事を僕に伝えに来たのだろうか。今でもそんな風に思っています。 
コメント (2)
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