僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

旅の思い出 彦根城と楽楽園 その6

2006年02月16日 21時14分03秒 | 旅の思い出


  前回の「彦根城と楽楽園」から随分日数が過ぎてしまいました。確か11月5日だったので、3ヶ月以上になります。前回の記事は下記文字列をクリックして下さい。
  「彦根城と楽楽園 その5」



本題です。「自分の名前で検索したことありますか。」
 僕の名前、まあ苗字の方ですが「珍しいお名前ですね。」とよく言われます。苗字の順位も多い順から33471位、世帯数も全国で23世帯だとか・・・。僕の知る限りでは近畿圏に集中していて、おそらく殆どが血縁者だと思われます。そんな折、北海道に同じ苗字のご家族がいらっしゃいました。

 彦根城から城下町を見下ろした時、僕の家に伝わる物語を思い出しました。それは時は明治、陸軍大学を卒業した若者と彦根藩の家老の娘との恋物語です。
 時代が時代です。陸軍大学出身者といえば新政府側の人間、彦根藩の人間といえばあの「安政の大獄」で有名な井伊直弼の家臣ということになります。互いに恨み辛みこの上なく、まさに犬猿の仲のはずです。そんな間柄の二人が恋に陥ってしまったのです。当然、両家は猛反対。「ロミオとジュリエット」状態でした。
 二人は思い悩みました。どうしても別れることは出来ません。そこで、互いの全ての経歴を捨てて北海道へ旅立つことにしたのです。

 さて、それから100年近く経ったでしょうか。今、北海道で僕と同じ苗字を持つ少年がスポーツの世界で頑張っているという記事が載っているサイトがありました。「ひょっとして・・・。」などと思ってしまうのでした。
コメント
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