アマゴ釣りの憂鬱

今年も気持ちのいい釣りをめざします。

探釣 vol.5

2007-08-27 12:00:00 | 渓流

 

8月26日(日曜日)

 夏休み明けの一週間がムチャクチャ長く感じて迎えた日曜日。

遅めの出発。今日は通いなれたところでのんびりしようかなー。

 

しかし、道中の混雑で運転が嫌になった。近場の渓探しに決定。
ハンドルは右っ!

林道で迷子になったー。地図にのってない道がいっぱいあるんだもん。
方角は間違えてないと思うので進む。 (ナビが欲しい!)

私の車は四駆でもない都会派シティヴィークル。こんなとこ走ったら危ない!

なんとか舗装道に出た。多分こっちが正規のルートなんでしょう。

しばらく行くと、目的の渓らしきところに到着。
沿って登る林道は付いてないので、車を置いて歩きます。
なんとか竿の出せそうなところまでは杣道みたいな道を渓に沿って進みます。

ほんの15分かそこらで異常発生。
いい気になってほいほい登っちゃったんで体がギブアップです。
心臓がバクバク、体中から汗がドバッ。気持ち悪くなって斜面に体を預けて休憩。

弁当と予備のお茶まで入れて重くなったベストを脱いで、手ごろな岩にゴロンと横になりました。
少し良くなったらもう止めて帰ろうと反省。こんな魚がいるのかもわからないところに一人で来ちゃいけませんよね。歳と体力も考えないと。

30分くらい休んだら、なんとか立ち上がれるようになりました。
渓を覗くとなかなかいいポイント。
ここだけ。せっかくここまで登ったんだから、ここだけ流して帰ろう。

出ちゃいました。
無欲の勝利?       がんばったご褒美?

せっかくだから、この上のポイントも覗いてみようかな?

どっかで見たような方も応援してくれてるようだし。

しかし、ほとんど岩登りみたいな遡行です。
3~5m くらいの岩を乗り越えて、一流し。 また乗り越えての連続です。

でも、そんなところにも魚はいました。
どうやって登るんでしょうか?アマゴの滝登り?
渓魚の力強さに敬服いたします。

ここだけのはずが結構登っちゃいました。
釣りながらだから体的には楽なんですね。膝はガクガク笑ってますが。(^^)

さっきまで食欲なんて全然なかったのに急に腹が減った。
やっとベストが軽くなります。遅めの昼食。
こんな山奥で弁当食べるのって、結構怖いです。
なんか匂いにさそわれて山から猿とかの野生動物が寄ってきそうで。
急いでお腹に詰め込んで・・・      上を目指します。

1時間くらい登ったところでフト気付きました。
渓に沿ってる道がないことに。(T_T)

沢通しで降りるしかないんですよね。
決死の思いで登った岩はどうやって降りたらいいんでしょ。
相変わらず膝は笑ってるし。腿もピクピクしてきちゃって・・・。

上流はきっとパラダイスだとは思いますが、ここで撤退っ!

ロッドをたたんでベストに付けて、半べそかきながら降りてきました。

渓魚はアマゴでしたが生息は確認しました。
魚影はそこそこって感じ。ちょっとした淵には数尾いましたから。

帰り道も迷子になりました。
下り坂のはずが上り坂になって見晴らしのいいところに。

雲がちょっとだけ近くになりました。

秋近し!


探釣 vol.4

2007-08-20 12:00:00 | 渓流

8月19日(日曜日)

連日の猛暑もそろそろ峠を越えただろうと行って来ました。

私のよく行く天竜川水系は地形の関係か日本の最高気温を時々記録しちゃうようなところで、
覚悟を決めないと生命の危機にもなりかねないんですよね。

今日も地図でめぼしをつけていた流れ。
1/25000の地図だと林道は平行してるけど、等高線の間隔は狭い。
一人は怖いので、sammyさんに同行をお願いしました。
前日、諸事情で「ボ」だったそうなんだけど快くOKを戴き出発っ!
二日連続になっても知らないからね。(^_^;)

毎週通っている国道から分かれて高度を上げます。
時折、木々の隙間から現れる景色が気持ちいい。

突然、目の前に堰堤が出現し、そこに水の流れがあるのを教えてくれます。

私は「ワクワク」してるのに、助手席のsammyさんは「エ~ッ!」って感じ。

魚、いるのかな?

腰に弁当の入ったコンビニ袋をぶら下げて出撃!

 

脇のたるみには小さい魚はいます。多分ハヤ?

少し渓流らしくなったところで、流芯から走る魚影。

ア・ヤ・シ・イ !

確実に確認する為に、この方に釣っていただきます。

 

 

失礼しました。<m(_ _)m>

さすがですね。
すっ飛んできました。まぎれもない「アマゴ」です。

これで、本日の目的の1/3は達成!

後はもう一度来たいところか?それと一応、私も釣りたいジャン。

でも、時期が悪かった。初めてなんでなんとも言えないけど、水も少ない。

一つのポイントでチビが5匹は走りますね。釣りさせてもらえません。
そーっと覗いても、ロッドを一振りするだけで「サーッ!」

私にはもう少し流れがあって誤魔化しがきくポイントか、落ち込みの連続で
フライを落とせば魚が出てくれるようなところが好きなんですが。

そんな私のささやかな望みを叶えてくれる魚もここにはいるようで、
釣り始めて数時間後、やっと釣れました。

しかし、元気が良すぎてフックをはずしたとたん・・・「さよなら」

魚に優しいリリースはこれでよろしかったでしょうか?(ToT)/~~~

それからは走る魚の後姿ばかり眺めてました。

 

sammyさんは、魚さえ見えれば何とかしちゃう人なんで
ニンフを結んだりして結構楽しそう。

私は集中力は既に切れちゃってるんで、のんきに写真撮って遊んでました。

そんなsammyさんがまたフライを結び換えている間に先行させてもらったら
一発で出ちゃいました。

今度は大事に写真撮影。
朱点がほとんどないきれいな魚でした。
サイズは問題にしちゃいけない渓ですんで。ちなみに私の手はすんごく大きいです。(^^)

その後もどんどん釣り上がりましたが、どんどん落差は無くなるし水は少なくなるしで諦めました。
魚は相変わらず走ってましたけどね。   納竿!

ここは梅雨前の盛期にもう一度来てみたいですね。
それか、禁漁前の一雨降った後。

その時にこのブログをもう一度読み返してみます。

 

 


暑いッ!

2007-08-16 12:00:00 | 忍野

 

8月14日(火曜日)

家族からの非難を覚悟して、夏休み真っ只中の忍野へ行ってきました。

同行は taroさんと sammyさんです。

いつものように出発していつものように到着。違いは珍しく運転手がわたし。
それにしても、sammyさん指定の一般道は覚えられません。
地域密着の生活道ですもん。

おかげで渋滞知らずなんですけどね。

駐車場はガラガラですね。まー、ここは混んでても空いてても人を恐れない魚しかいませんのでなんとかなるでしょ。

とりあえず、ちっちゃいフォームアントで。
朝一ならなんとかなるだろうと流しますが無視!
密かに期待してたのに早くも挫折。沈めてサイトフィッシング。

やっぱり釣りは釣れてなんぼですね。まずは一安心。

私は忍野ではニジマスが好きです。特に今日は人が少ないからファイトが楽しめそうです。そんな思惑が伝わっちゃったのか、ことごとくバレます。スッポ抜けます。

夏って感じの陰影。日影を求めてアチコチ移動。 (奥がtaroさん、手前がsammyさん)

昼は私のリクエストで焼肉にビール!
今日は熱中症予防の為、いつもより多目の水分補給。(中 × 2)
エアコンの効いた店から出るにはかなりの勇気が必要でした。

午後は少しずつ下流へ移動。
夏休み合宿を期待してテニスコート裏まで来ましたが、誰もいない。(--〆)

 

sammyさんがカラフルなフライの在庫が残り少ないって嘆いてました。

水面ばっかり見てるからだよ。樹にいっぱい生ってたよ。

 結局、暑さで金田一の橋まではたどりつけませんでした。

途中、taroさんとヤマメのライズを狙ってフライをあれこれ投げたんですがGETできず。
#18のEHカディスに一度は出たんですがねー。

やっぱり忍野は魚影の濃い上流だよねーっと戻ると、sammyさんが東電吊橋跡で
なにやら楽しそう。でっかいの釣ったんだそうな。ついでにネットと携帯落としたそうで。
ネットはなんとか拾い上げたけど、携帯は忍野の湧水の中。
環境破壊ですな。ゴミを川に残しちゃいけませんよ。
戻りながらそのポイントを覗いてみたけど、危険な流れです。ウェーダー履いても人間がゴミになりそうなんで今日のところは許してあげました。

日が陰りだして水面を通った風が気持ちいい。
少し気温も下がってきたようです。
歩くのも疲れたんで、駐車場横でしぶとく竿を出します。

最後に合わせ切れで、THE END!
もう、フライを結べる光量がありません。
二人はまだまだ釣りしてましたが・・・・。

 

帰りは久しぶりに車酔いしちゃったんで、途中でsammyさんからハンドルを奪って帰りました。
後席ではtaroさんが翌日の仕事を休もうか思案してました。着くまでにちゃんと鼻声になってたのにはビックリ。こんな特技があったとは。^m^

次回は9月ですかねー。
疲れ知らずのお二人さん、また行きましょうね。


確認釣行

2007-08-16 10:00:00 | 渓流

 

8月11日(土曜日)

先月末の釣行でそこそこ満足できた流れへ、sammyさんと行ってきました。

自分としては自信があったんですが、猛暑と渇水のせいなのか・・・。

走る魚は確認できたので、なんとか成果を出そうとがんばったんですが
蜘蛛の巣と枝にからまるティペットに集中力が持続せず撤退っ!

sammyさんはロッドを持ってるだけで一度も振ることなく終了でした。
確かにこのままだったら「ボ」じゃないけどね。 (いいのか?それで。)

それも悔しいので、一気に移動。
林道入口に車を止めて本流筋に入渓。

濁りがあったんで止めようかとも提案したんですが、なんとかなるとの力強いアドバイスに従って釣り上がってみます。

先行者の足跡は

釣り人ではなさそうです。

sammyさんも今度は釣る気満々でロッドを振りますが、沈黙。

3時間くらい釣り上がるつもりだったんですが、1時間程でギブアップ。
生命反応のない流れ相手ではこのくらいが限界です。

・・・まずいですよ。このままでは私がsammyさんに虐められちゃいます。

そこで支流を提案。
過去にも「ボ」になりそうだったところを何度も救ってくれた流れです。

着いてビックリ。流れが変わっちゃってます。
台風4号の時の大雨でかなり荒れちゃった様子。

ヤバイ!魚、残ってるかな?

sammyさんに先行してもらいますが、反応なし。
流れが変わっちゃってるんでガイドしようにも魚の着き場所がわかりません。

流れが二つに分かれてるところで、sammyさんが左に行ったんで右の流れを攻めてみます。

やっと反応がありました。
釣り始めて6時間後に手にしたアマゴです。

その後、やっとsammyさんも結果を出してくれて納竿。

真夏の釣りは体力勝負ですね。

sammyさんはまたしても生まれたまんまの姿になって着替えです。
要望がありましたら、次回にでも写真撮っておきますのでコメントください。


暑中お見舞い申し上げます。

2007-08-06 12:00:00 | 渓流

 

8月5日(日曜日)

久しぶりに sammy さんと山歩き(?)してきました。

憧れの「ヤマトイワナ」狙いです。

忍野は近いと言い張るくせに、100kmチョットの山を遠いから乗せてけと言う
不思議な方です。

まっ、私にとっては普段通ってる道の延長ですので気軽にドライブ。

 

ところが、走ってみたら遠かった~!(>_<)

私の苦手とするあまり変化のない流れ。

案の定、魚の気配が感じられません。
一度だけ、フライを追いかけて「ガバッ」と出た魚らしき生物はいましたが
未確認ですので安心は出来ません。

集中力がそろそろ途切れるころ、脇から流れ込む小さな沢が。

ボサは嫌いなんですが、なんとなく自分でも釣れそうな気がして
本流はsammyさんに任せて突入!

ティペットを詰めてピンポイントで攻めると出ました。
んがっ!

枝が邪魔で合わせが甘くなっちゃってうまくフッキングせず
一瞬の感触のみでさよなら。(ToT)/~~~

本流に戻るとsammyさんが真剣に淵を攻めてるんで巻いて上流に入らせてもらいます。
私のところは相変わらず生命反応なし。


ふと、後ろを振り返るとなにやら怪しい動き。
ネットの中でうごめく生物に携帯電話をかざしています。会話でもしてるんでしょうか?

身の危険を感じたので、見なかったことにして上流へ進みます。

水の中は無反応なのに外は色鮮やかな生命に溢れています。
着陸態勢に入るミヤマカラスアゲハの決定的瞬間です。

この写真の為に15分くらい遊んでたら、sammyさんが追いついてきました。
先ほどに行動は、釣れた魚を携帯電話のカメラで撮影してたそうです。

宇宙人と会話しててくれた方が今の私にはどれほど救いになったでしょう。

どうせ釣れないならいろいろ試して見ようと、ニンフを結んで水面下を探って見ます。
sammyさんは相変わらずドライですのでテンポよくポンポンと進んでいきます。

チョット後ろの枝にフライが絡み付いたのをはずしていると、
前の方がなにやら騒がしい。
魚がフライを見に来たそうです。
しまったと思った瞬間、見つかった魚はかわいそうにsammyさんのネットの中。

初めて実物を見ました。「ヤマトイワナ」です。

次は私の番だからね!
と、またドライフライに結び変えると、目の前に巨大堰堤!(--〆)

腹減った。車に戻って昼飯にしましょう。

 

林道はあちこち崩落してました。川に濁りが入ってなかったのが幸いでしたね。

 

もっと上を攻めても良かったんですが、堅実派の私としましてはそこは遠慮して
sammyさんが他にも実績のあるポイントがあると言うことで、そちらに移動。

今度はすごいフリーストーンの流れです。一段一段が1m位はあろうかという沢。

どちらかというと、私にも釣れそう流れ。
案の定、数投で出ました。
んがっ!

2回の首振りでさようなら。(ToT)/~~~

そんな私を尻目にポイントを攻めるsammyさんです。

登ったら降りてこなくちゃいけないのは世の常。
そう考えたら次の足が出ず、本流に戻ります。

全くアタリのない本流を登って行くと、私の心の中を察したような大粒の雨。
渓畔林に逃げ込んでしばらく様子を伺いますが、いい加減にしろってくらいに
降ってきちゃいました。退却!

帰りにもう一本、支流で竿を出してみましたが、sammyさんだけ
アマゴが釣れました。

sammyさんが自動販売機の「当たり」で出したオレンジジュースが
やけにしょっぱく感じた帰り道でした。