8月3日(日曜日)
真夏の恒例(?)となりつつある、“峠越え”の釣りをしてきました。
同行は、残り少ないひと時の独身を満喫しまくっているsammyさんと、
情報収集担当を上司のsammyさんより任命されたNG君。
去年の真夏釣行では、人生の悲哀を痛感させられた“峠越え”ですが
今回はNG君が信頼できる筋から確かな情報を仕入れたそうなので
釣果は約束されてるようなもの。
この日の為に、sammyさんへの貢物であるドライフライを夜鍋して巻き
NG君には“天然オイカワの生態”という学術的なDVDの製作に貴重な時間を割き
私的には、万全を期したわけです。
去年と同じ店で遊魚券を購入し、山道を進みます。
ここまで来て、やっとNG君が情報を話してくれました。
広げた地図には観光用のマップに秘密のルートが手書きで書かれてます。
そのあたりまで行けばきっと道が見つかるはず。
ところが、今回車を出してくれたsammyさんの車のナビがおかしい。
モニターがホワイトアウト。
このあたりでおかしいと気が付くべきでしたが、釣欲が勝ってたんでしょうね。
秘密の情報ってヤツはそんなに詳細に教えてはくれないだろうと、全く疑うことを知りませんでした。
目的地附近でNG君が
「この辺ですよ。鼠なんとかって」
「鼠????。先輩か???ポッポッポ???」
「・・・・・」
「・・・・鼠じゃなくて○○○だろーっ!」
「そうかも知れません。」
「じゃーここだ。で、どっから入るの?」
「もう少し行くと、左に入る道があるはずです。」
・・・・・・
ついに左に入る道は現れず、最終の車止めまで来ちゃいました。
そこでNG君が例の観光マップを取り出して、
「この先に○○沢ってのがあるから、そこ行ってみましょう。」
そこに地元民と思われるおっさんが遊魚券の確認にきたので
「この先の○○沢に入ろうと思うんですけど。」
「そんなとこ魚いねーよ。このすぐ下から入れ。でっけーのがいっぱいいるぞ!」
その言葉に即効でsammyさんが反応。
テキパキと支度を済ませ斜面を降りていきます。
熱中症対策で、500cc×2本+2リットルのスポーツドリンクを肩からぶら下げた姿は
一般的なイメージのジェントルなフライフィッシャーとは対極な人です。
なにはともあれ、ここでこうして竿を出せるのもNG君のおかげですので
NG君に先行してもらいます。
去年のこともありますので、もちろんsammyさんは最後尾。
水温は
これならベストと言ってもいいでしょう。
しかし、魚の反応はありません。
しばらく釣り上がると、自分の対岸側に流れ込む沢がありました。
対岸を釣り上がってるNG君は本流を進みます。
その後ろを行くsammyさんが、その沢に吸い込まれるように消えました。
いやーな予感。
しばらく待ちましたが、なかなか上がって来ません。
ここで予感は確信に変わりました。
またやられた~っ!
しばしNG君を説教。
「手付かずの沢にsammyさんを入れちゃーダメじゃんかっ!」
精神統一
この青空とキレイな緑に免じて、あの二人を許してください。
その後・・・・・。
足を滑らせて半沈しました。
はずみで岩に頭を強打。できたタンコブを二人に思いっきり笑われました。
用心のために付けていた熊鈴を失くしました。
歴史は繰り返すと言いますが、去年と全く同じ展開に情けなくなってます。
そう
でした。
もう8月の第一週の“峠越え”は止めます。