アマゴ釣りの憂鬱

今年も気持ちのいい釣りをめざします。

ラスト

2006-09-25 13:00:00 | 渓流

 

先週ちょっとだけ いい思いをしちゃったんで
    本日は ゲスト を招いて行って来ちゃいました。

でも そうそういい思いはさせてくれませんよ
    と、あらかじめ言い訳をしておかないと・・・
なんせ ゲスト はbookさんですから。

  人生経験も釣り歴も私より数倍積んできた人を案内するプレッシャーは
想像を絶するものがあります。
釣れなかったらきっとどこかの淵に沈められることでしょう。

まずは先行者がいないことが絶対条件ですので、
ちょっと内緒の渓へ。

まずは、bookさん。
入渓してすぐにフッキングしてくれたんですが
魚が小さすぎてテンションが緩んでばれちゃいました。

本当に人の気も知らないで 根性のない魚だこと。
最初の一匹をばらしちゃったら、マズイだろー。

最近の朝晩の冷え込みで水温が下がったのか
なかなか魚の活性が上がってきません。
特にここは西側斜面の渓の為、なかなか日が射してこないんですよね。

その後も ここは と思われる流れにフライを入れてもらいますが
反応はありません。
でも、キャスティングができる人を案内するのは、
自分が言ったポイントにしっかりフライを入れてくれるから
一緒に釣ってても気持ちいいもんですね。

少し時間も経ったこともあって、上空が開けたところでは日が射してきました。
チョット覗くと、定位している魚が見えました。
bookさんに位置を説明して、フライをキャストしてもらうと
釣りビジョンの番組のように出てくれました。
サイズもまあまあ。魚体もきれいなアマゴです。
先週の魚もそうですが、サビが出てもう終わりなんだと教えてくれます。

私も最後の釣行が「ボ」ではつらいので、
なんとか一匹釣らせてもらいました。
チビが飛んできたんですけどね。

もう少しと欲を出して上がりましたが、結果は出ませんでした。

車で昼をすませて、ラストの大物狙いに移動です。

流れは重く、出れば・・・      なんですが
でません。

bookさんには申し訳ないんですが、私の引き出しもここまでです。


足元にはきのこ。頭の上には秋の雲。
今年も 遊ばせていただきました。

 

 

魚の写真は、sammyさんと一緒で
      「写真を撮るためにネットに入れようとしてもたもたしていたら…
フックが外れて逃げられてしまいましたTT」
 という事で。<m(_ _)m>


秋祭り

2006-09-18 13:00:00 | 渓流

 

台風の影響を心配してたけど、快晴、微風の朝
ちょっと遅めの出発でした。
道中は行楽に向かう車が多く、せっかちの私はちょっとイライラ!

おそらく今シーズン最後となるであろうHGの渓なので、
今年入ったことのないエリアを探ってみるつもり。

連休の中日と言うこともあって釣り師らしい車が川沿いに止まっている。
入渓しにくい所ならと車を進め、なんとか入渓。

薄暗い細い渓ですが、先週の影響でまだ水量は多めです。

かなりいい感じなんですが、サイズが小さい。
でも、先行者もいなかったようで数だけは出ます。

少し開けた流れに出ました。
様子はかなり変わってしまいましたが、ここは数年前に
ドキドキさせてくれるような魚をバラしたことがあったので
慎重にフライを流れに乗せます。
ドラッグがかかって筋からフライがそれた時に、フライの下から
走る影が見えました。

よみがえる ドキドキ!

フライをチェックして、再度投入。

今シーズンで一番でした。

気を良くして釣り上がりますが、その先はすぐ上に道路が走っているので
先行者の影響ありありで、時々の反応もなくなってしまいました。

遅めのスタートだったので、中途半端な時間になってしまい
大きな移動は時間がもったいないということで、
峠を一つ越えて、いつも入る渓に移動です。

幸い釣り師らしき車はみあたりません。
ここも水量はちょっと多めです。

やはりフライに反応するのはチビばかりですね。
ポンポンと竿抜けしているであろうポイントを早めに釣り上がっていくと
まだ残っててくれました。



このくらいのサイズだと気持ちいいですね。
ちゃんと抵抗してくれるから(^^♪
小さいとどうしてもラインのテンションが緩んじゃうから
途中で外れちゃうんですよね。


芸術的な堰堤で納竿。

一年に一回は今日みたいなプレゼントをくれるから
高い年券を毎年買っちゃうんですよね~。
それも終盤になると。

来年も買っちゃおっと!(^^)!



幻の魚

2006-09-13 13:00:00 | 渓流

 

  釣り用具を量販店のバーゲンと100円ショップでほとんどそろえてしまう私にも
たまには顔を出すフライショップがあります。
よく行く水系がオーナーと同じなので、買い物もせずに話ばかりしていますが。

オーナー曰く
    「今年はヤマト釣ってないから9月には行きたいな~」


           ぱくっ!


簡単にライズしちゃいました。

仕事と家庭は横に置いといて、平日釣行です。



尋常じゃない雨の音もあって予定時間の30分前に
目覚まし時計を起こして出発!
それにしてもスゴイ雨です。道が渓流になってます。
側溝との境がいい感じのヨレになっていかにものポイントを形成してます。

頭の中は  ヤ・マ・ト・イ・ワ・ナ   しかありません。
道中に見える天竜川が増水・濁流でも
目的の イスカンダル  渓は輝かんばかりのジンクリアの流れのはずなんです。

まずは目的地のふもとの街に到着。
川を覗くと増水・濁流。
それもコーヒー牛乳どころか、ココアか赤だし!

   ”さようなら   ヤマト”

しかし、このまま帰るわけにもいきません。
横に置いとかれた仕事と家庭の立場を考えないとね。
釣りになりそうな渓を探すこと2時間!
増水はしてますが、他のところよりも濁りは少なそうです。

往生際の悪い私は
「ひょっとしてイワナは?」
「完全無欠のアマゴの渓です」
「・・・・。」

小さい渓ですので二人で交互にフライを打ち込みます。
平日ですので多少は期待したんですが、魚が出ません。
忘れた頃に ピチャ っとチビが顔を出す程度です。



しばらくするとなんとかもっていた空からまた雨が落ちてきました。
自然相手の遊びだからこんな日もあるさと 竿をしまいました。



自然相手だから・・・・・
    家にはこの気持ち 通じないんだろうな。


あの人

2006-09-11 13:00:00 | 渓流

 

    今シーズンから何かにつけ渓に同行してもらっている人がいます。
出会いは天竜川C&R区間で
         「釣れますか?」 のごく当たり前の会話から。

 
この日も今シーズン何回目かの川に一緒に行ってきました。
今日はbookさんも加わっての釣行です。
禁漁前最後の休日とあってどこも釣り人だらけといった感じ。

この淵にウェットスーツを着て鮎を引っ掛けにきた人が
5人潜っています。
大物ポイントだったのに・・・・

上流に進んでとりあえず「ボ」は逃れました(^^♪
しかし、すぐに先行者発見。
先ほどの「チビ」が唯一になりそうな予感。

場所を変えて再チャレンジ。
竿抜けしそうな流れを選んで流すとかろうじて反応はあるんですが
寄せてくる途中で「さよなら」ばかりです。

こりゃいかんと一人支流に逃げ込みます。



ここでも先ほどと同じ、魚の感触はあるんですがみんなナチュラルリリース。
やっと釣れたときのフライはEHカディス。
どうやらテレストリアルを巻いたカーブドシャンクが原因だったみたいです。

原因がわかったんでさあ これからって思ったとたんに
黒い雲が迫ってきて土砂降り(ToT)
車に戻ります。
あっれー?誰も戻ってきてません???
携帯で連絡を入れると、雨はすぐ止むからもう少し釣りを続けるそうな。
この時点で私は気が付くべきでした。
今日 一緒に来ているのはbookさんとあの人であることを。

すっかりくつろぎモードに突入の私は、すでに着替えもすませ
彼らの様子を伺いに行きます。

そこで見たものは・・・・
初めて出会った時の天竜川のようにモクモクと水面を睨みながら
フライを打ち込むあの人の姿です。

次の瞬間、この川には不釣合いなほどの水しぶきと音。
天竜川の景色がダブリます。





何も言葉はありません。
鰭がどうの、朱点がどうのなんて問題じゃないんですよね。
この人の場合は。



苦行

2006-09-04 12:30:00 | 渓流

 

      天竜川の河川敷でフライキャスティングの大会が開催されるということで
  sammyさんを誘って行ってきました。

  公式大会なのに、準備はすべて参加者がしていると言う感じの
すごくアットホームな大会でした。

   よく雑誌、ビデオで拝見する S坂さんもご兄弟で参加されてました。

ご本人も投てき台を運んだり、他の参加者の方にアドバイスをしたりと
とても有名人とは思えない振る舞いですばらしかったです。

いきなりトップバッターでキャスティングを披露してくれた研○さんは
sammyさんとはお知り合いなので、すぐにこちらにきてくれて
今のキャスティングの解説をしてくれました。
いきなり日本記録だそうです。

隆○さんのキャスティングも見たかったんですが、
見るよりは、自分で竿を振って魚を釣りたい ビョーキ の二人は
コソコソと会場を後に渓流に向かいます。

本日は、sammyさんが大物を目撃し、イワナを釣った実績のある水系です。

大物はイブニングにとっておいて、まずは  イワナ

細い流れにフライを乗せるとすぐにチビアマゴ。
覆いかぶさる枝に四苦八苦。

イワナの実績のある流れへ・・・・

先行してくれたsammyさんは底なし沼に足を取られて
汗びっしょりです。
少し油断するとズブズブ足が沈んでいって脱出不可能になってしまいます。
絶対に一人では来たくないところです。

沼を脱出してやっと釣りができそうな流れに着いたと思ったら
先行者の足跡!

二人でブヒブヒ退渓!
sammyさんが何の疑いもなく斜面を登っていくので着いていきますが、
かなり厳しい山です。
ハアハア、ゼイゼイでちょっと休憩。
「後 どのくらい?」
「知らない。こんな山初めてだもん」

遭難事故ってこういう風に起こるんですね。

それからしばらく山をウロウロして、なんとか林道が見えた時には
感動で膝がガクガクしてました。

その後も下流でやってみたんですが、少し濁りも入って増水気味の流れからは
飛び出てくる魚はいませんでした。

で、大物ポイントです。

本日はフライらしい釣りをしてなかったので、少し下流から釣りあがります。
sammyさんは、沼と山歩きでバテバテらしく 淵一本勝負にかけてました。


小さいけど、流れの強いところから出てくれたので
少しは楽しめました。

sammyさんは岩の上から、サイトフィッシングに没頭してますので
私は広い川を右左、上下と好きなように釣り歩きました。
時々、ピチャっとしますがそのまま飛んできてナチュラルリリース。

実質 半日の釣行でしたが、疲れました。