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名古屋フィルハーモニー交響楽団 第329回定期演奏会

2006年10月07日 | コンサート・レビュー
<曲目>
ショスタコーヴィチ:交響詩「十月革命」 作品131
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 作品107(*)
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調 作品141
指揮:広上淳一、チェロ:ソル・ガヴェッタ(*)
会場:愛知県芸術劇場


 交響詩「十月革命」は、暗から明へという典型的な社会主義リアリズムの用法にのっとってつくられた曲で、なかなか迫力があって良かったと思います。チェロ協奏曲のソロは新進気鋭・26歳の女流チェリスト、ソル・ガヴェッタ。若干音量が小さいかなとも思いましたが、そのテクニックはなかなかのもの。アンコールではよく知らない曲をやってくれましたが、なんと声楽つきのチェロ曲で、ガヴェッタの歌声まで聴けて大変満足。
 交響曲第15番は、CDで聴いた限りは正直あんまり好きでない曲でしたが、実際に聴くといろいろな打楽器が活躍してるのが見えて楽しい曲でした。ただし、第4楽章でタムタムが明らかに暴走してフィナーレを台無しにしてしまったのが悔やまれるところ。

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