日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

今更何になるわけでも・・・

2005-07-22 | 心の中にあるもの
仕事へ行くと,自分の親くらいの年代の方と会って話をすることがある。仕事を始めてから7年ほどになるので,顔なじみにもなり,当たり障りのない世間話などができるようになった。(いつも会うわけではないので,私も最初は気を遣っていたので)

仕事を退職しても,非常勤で行ったり,スポーツクラブへ行ったり,ゴルフやらテニスやら仲間と旅行やら,皆さん悠々自適というか,それなりに人生を楽しんでいるご様子。もちろん,年は取ってくるので,あそこが悪いだの,あの人は入院しただの,もちろん訃報もある。

先日,息子さんが大手商社勤務でアメリカへ海外赴任中のSさんと話をしていた。息子さん夫婦は,なかなか子どもができなかったのだけど,結婚10年目にしてやっと娘さんを授かったそうで,生まれたときにはその手伝いもあり,御夫婦でアメリカに行かれたそうだ。その子も,そろそろ10か月になるらしい。

で,そんな話をしていると,息子さん夫婦のアメリカ生活の話になった。まだ子どもが小さいのに,車で旅行しただの,ベビーシッターに預けてお嫁さんがアメリカの大学院へ行きたいと言っているという話だの,「何を考えているんだ」と怒り心頭のご様子。

Sさんの「やっとできた子どもなのに,何を考えているんだ」と怒る気持ちも分からないでもない。「息子も,行ったらいいなんて言う。今から大学院へ行ったって,何になるわけでもないのに,子どもを置いてなんで行かんといかんのや」などなど(^^;

おじいちゃんの気持ちも分かるけど,お嫁さんの気持ちも,それをいいよと言った息子さんの気持ちも分かるよなぁ・・(^^;

Sさんの奥さんは,ずっと専業主婦で家にいて,子どもを育てて,親を看取って,本当に良妻賢母の鏡のような方・・・らしい。話にしか知らないのだけど,夫の後を3歩下がって歩くというような方だそうだ。息子さんも,某有名超難関国立大学を卒業して,大手商社勤務。確かに,そういう状況だったら,母親は子育てをちゃんとしたらいいんだ・・・ってことになるんだろう。幸せの基準をどこに置くかということかな。

家事は何にもできないと言うSさん。・・・私だったら,嫁としては,絶対に務まらないだろうなぁ・・・。

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