日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

待つこと

2007-03-15 | 日々の生活
3月も中旬だ。早いものです。最近,朝,旦那を車で職場まで送っていくと,何度かきれいな晴れ着姿のお嬢さんを見掛ける。袴をはいていたり,お母さんとおぼしき人と,晴れ着を着て歩いているのを見ると,ああ,大学か,専門学校か,卒業式かなと思う。今日は,小学校も卒業式だったようで,いよいよ今年度もおしまいか~という気持ちになってくる。年度末なので,仕事のほうは,ちょっとばたばたと忙しいけど,なんとなく春がそこまで来ているようで,気持ちが少しうきうきする。

桜の開花予想は,気象庁が計算ミスをしていたそうで,大幅に遅れるところがあるそうな。まあ,・・・そうだよなぁ・・・あれはいくら暖冬でも早すぎだろう・・という予報のところもあったし。

しかし,計算したから,余りにも早い開花予想でも,「間違いありません」って,言っちゃうのかなぁ・・。まあ,あのころは暖冬で暖かい日が続いたころだったと思うけど,しかし,あんまり早すぎないのか,大丈夫かと思う人はいなかったのかな。計算ミスじゃないかなとか思う人って。

昔は,開花宣言も,桜のつぼみの様子などを見ながら,各地気象台が出していたそうだけど,今は気象庁が一括して出すということで,それも結局は物を見てないのだなぁ・・と,そんなことを思う私。まあ,早めにぼんぼりをつりましたとか,花見弁当の売り出しを早めましたくらいなら,さほど影響はないのかな。どうなんだろう。

旦那の運転免許更新のために,免許センターまで送っていき,そのまま待っていて,また職場に送っていった。待っていた時間は,1時間45分くらい。その間,読みたい本が読めたので,私としては,待っている時間も,さほど苦にはならなかった。そもそも,送っていこうかと言ったのは私だし,とはいえ,旦那は,当然それを言うのを期待していたとは思うんだけど,まあ,このくらいは恩を売っておこうと・・

待っている間,自分の幼いころのことをふっと思い出した。

昔,私が小学校の入学式を翌日に控えた日だったと思う。母が,入学式のために,美容院へ行って,パーマをかけるということになった。父が車で送っていき,私も一緒に付いていった。車で15分くらいの,ちょっとした町にあった美容院。何度か入った記憶はあるけど,昔昔の美容院。それでも,もう40年近くも前だから,そのころは最新の美容院だったのだろう。

あのころのパーマって,ものすごく時間がかかったと思う。おまけに,多分入学式だから,ということで,パーマを掛ける人が多かったのではないのか。まだ,自分の家に,個人の電話などないような時代の田舎に住んでいたので,終わったから迎えに来て,なんて電話をするようなことはなかったと思う。途中,父は一度家に帰ったかもしれないけど,それでも,長い間待っていたという記憶がある。

長い長い間,ずっと待っていた。今思うと,あの短気な父がよく待っていたなと感心する。何をして待っていたんだろう。暗くなって,やっと出てきた母は,パーマのにおいがして,きれいだなと思った記憶はあるのだけど・・・。