<マウイ ノ カ オイ!>
ものすごい突風が吹き荒れた昨日、今日のTOKYO。
「春一番」だという。
各地に被害を及ぼし、まだまだ吹き止む気配がない。
どこへ出かけるというわけでもなく
窓越しに黄色い砂埃を撒き散らしながら吹く風を眺めていた私。
同じ風でも爽やかな貿易風が吹き抜けるハワイ、マウイ島の空を
思い出していた。
学生時代のちょうど今頃、
春休みを利用してハワイに遊びに行った私。
マウイ島にはじめて降り立ったのは
その一日を利用してのことだった。
マウイ、カフルイ空港に到着した私たちを待っていたのは
まばゆいばかりの太陽、青すぎるくらい青く晴れ渡った空。
さあ、レンタカーを借りてこの島を走ろう~!
すがすがしい空気の中、
私たち4人はクルマに乗り込み、気の向くままとにかく走り出した。
オアフ島、ワイキキとは異なり、目の前には山、山、山・・・。
山の向こうには大きなレインボー。
「虹のむこうへ行ってみよう~!」
そんなことを言いながらどんどんクルマを西へ西へと走らせた。
地図でいうマウイ島の西側、いわゆる西マウイの北東岸を
私たちのクルマは突き進んでいった。
ところが・・・・である。
進めば、進むほど、道幅が狭くなる。
道も舗装された道路ではなくなり、泥んこでデコボコの
いわゆるカントリーロードへと様変わりしていくではないかっ!
景色はあれよあれよという間に一変し、
おそろしいほどの亜熱帯植物の鬱蒼としたジャングルとなってしまった。
あたりもだんだん薄暗くなり、
道はさらに狭く、ぬかるみばかり・・・
そこを抜けたと思ったら、
今度は海に臨む断崖絶壁コース
あっという間に断崖の際を走るスリリングなドライブと化していた。
正直、生きてる心地がしなかった・・。
同乗していたひとりがつぶやいた。
「ちょっと、ここさぁ~
DO NOT DRIVEって書いてある~!」
ええぇぇっ~~!!
そう、ここは、断崖絶壁の一本道。
引き返すことなんて出来やしないのだ!
吹く風は冷たく強く、私たちをせせら笑うかのように去っていく。
とにかく前へ前へ進むしかない。
おそるおそるクルマを走らせる私たち。
すると、
こんな狭い道なのに向かいから牛を連れたおっちゃんがやってくる。
(英語できいてみる・・・。)
「ここから先、行ってもダイジョウブ・・・?」
「あ~のんびり行けばダイジョウブさ。」
おっちゃ~ん、ほんまか?
とも思ったが行くしかなかった・・・。
それから何時間走ったことだろう・・・・。
なんだかんだ言いながらいい景色があると写真をとったりして
お気楽なものである。
でも、気がつくと私たちはおそろしく美しい景色を目の前にしていた。
マウイ島の最西端、
ハワイ語で「海を抱く腕」という意味のあるKAPALUA(カパルア)
~FLEMING BEACH PARK(画像↑) に到着したのだった。
あとでその名を知った。
そのときは
「あ~助かったんだ・・・。」という安堵とともに
この地が天国のように思えた。
植物たちは美しく彩り、
小鳥たちがさえずるしあわせ・・・。
静かな芝の上にスプリンクラーの水撒く音だけが響く、平和な空気・・・
極上のラグジュアリー・リゾートだ。
風は素知らぬ顔をして私たちの前を吹き通っていった。
「あら、着いたのね・・・。」といいながら…。
さっきとちがう風の出迎えに不思議な感じすら覚えた。
華やかな顔に隠れた素顔のヴァレーアイランド、マウイ。
ここは緑の生命体たちがみごとに調和して存在している島だということ
を最初に知ってしまったからだろうか・・・。
虹は追いかけてみなければわからない。
自然はこわい。だけど、自然はあたたかい。
懐の深い自然の営みを思い知ったドライブだった。
すっかりマウイに魅せられてしまった私は
もっとこの島のことが知りたくて
その後、数十回とこの地を訪れることとなるのである。
今、思い出すとまさに秘境ドライブ!でした。
いつも応援ありがとうございます!よろしくお願いします。
ものすごい突風が吹き荒れた昨日、今日のTOKYO。
「春一番」だという。
各地に被害を及ぼし、まだまだ吹き止む気配がない。
どこへ出かけるというわけでもなく
窓越しに黄色い砂埃を撒き散らしながら吹く風を眺めていた私。
同じ風でも爽やかな貿易風が吹き抜けるハワイ、マウイ島の空を
思い出していた。
学生時代のちょうど今頃、
春休みを利用してハワイに遊びに行った私。
マウイ島にはじめて降り立ったのは
その一日を利用してのことだった。
マウイ、カフルイ空港に到着した私たちを待っていたのは
まばゆいばかりの太陽、青すぎるくらい青く晴れ渡った空。
さあ、レンタカーを借りてこの島を走ろう~!
すがすがしい空気の中、
私たち4人はクルマに乗り込み、気の向くままとにかく走り出した。
オアフ島、ワイキキとは異なり、目の前には山、山、山・・・。
山の向こうには大きなレインボー。
「虹のむこうへ行ってみよう~!」
そんなことを言いながらどんどんクルマを西へ西へと走らせた。
地図でいうマウイ島の西側、いわゆる西マウイの北東岸を
私たちのクルマは突き進んでいった。
ところが・・・・である。
進めば、進むほど、道幅が狭くなる。
道も舗装された道路ではなくなり、泥んこでデコボコの
いわゆるカントリーロードへと様変わりしていくではないかっ!
景色はあれよあれよという間に一変し、
おそろしいほどの亜熱帯植物の鬱蒼としたジャングルとなってしまった。
あたりもだんだん薄暗くなり、
道はさらに狭く、ぬかるみばかり・・・
そこを抜けたと思ったら、
今度は海に臨む断崖絶壁コース
あっという間に断崖の際を走るスリリングなドライブと化していた。
正直、生きてる心地がしなかった・・。
同乗していたひとりがつぶやいた。
「ちょっと、ここさぁ~
DO NOT DRIVEって書いてある~!」
ええぇぇっ~~!!
そう、ここは、断崖絶壁の一本道。
引き返すことなんて出来やしないのだ!
吹く風は冷たく強く、私たちをせせら笑うかのように去っていく。
とにかく前へ前へ進むしかない。
おそるおそるクルマを走らせる私たち。
すると、
こんな狭い道なのに向かいから牛を連れたおっちゃんがやってくる。
(英語できいてみる・・・。)
「ここから先、行ってもダイジョウブ・・・?」
「あ~のんびり行けばダイジョウブさ。」
おっちゃ~ん、ほんまか?
とも思ったが行くしかなかった・・・。
それから何時間走ったことだろう・・・・。
なんだかんだ言いながらいい景色があると写真をとったりして
お気楽なものである。
でも、気がつくと私たちはおそろしく美しい景色を目の前にしていた。
マウイ島の最西端、
ハワイ語で「海を抱く腕」という意味のあるKAPALUA(カパルア)
~FLEMING BEACH PARK(画像↑) に到着したのだった。
あとでその名を知った。
そのときは
「あ~助かったんだ・・・。」という安堵とともに
この地が天国のように思えた。
植物たちは美しく彩り、
小鳥たちがさえずるしあわせ・・・。
静かな芝の上にスプリンクラーの水撒く音だけが響く、平和な空気・・・
極上のラグジュアリー・リゾートだ。
風は素知らぬ顔をして私たちの前を吹き通っていった。
「あら、着いたのね・・・。」といいながら…。
さっきとちがう風の出迎えに不思議な感じすら覚えた。
華やかな顔に隠れた素顔のヴァレーアイランド、マウイ。
ここは緑の生命体たちがみごとに調和して存在している島だということ
を最初に知ってしまったからだろうか・・・。
虹は追いかけてみなければわからない。
自然はこわい。だけど、自然はあたたかい。
懐の深い自然の営みを思い知ったドライブだった。
すっかりマウイに魅せられてしまった私は
もっとこの島のことが知りたくて
その後、数十回とこの地を訪れることとなるのである。
今、思い出すとまさに秘境ドライブ!でした。
いつも応援ありがとうございます!よろしくお願いします。
本当にありがとうございました
ウチの両親も1度ハワイに行って、とても気に入ってしまったんです
ワタシも読ませて頂いて、なんだか南国にいる気分になりましたぁ
南国はグアムしか行ったことがないので、いつか行ってみたいな~
お話 読んで わくわくしました
海外って、カルチャーショック受けますよね
あ~あ、旅 したいなー
Wでぽちん!
ゆったりとした“人の生活”とのコラボレーションが楽しめましたよね(^^♪
実は、≒30年前にさかのぼる…、私たち夫婦の新婚旅行がハワイでした。
オアフ、カウアイ、ハワイ…島など幾つかの島を廻りましたが、
マウイ島の記憶がない…(汗;)
見どころたくさんのオアフ島と、広いハワイ島ではレンタカーを活用し、
カウアイ島では“数日の完全フリーのホテル生活”を楽しんだのを覚えています。
(古い話ですが…、)エルビスの主演映画「ブルーハワイ」のロケ地…でした。
あの美しい自然を背景に撮られた映画、その映画の中心的なロケ地となったホテルでした。
ビートルズ世代の私は、エルビスのフアンでもありました。
懐かしい“ハワイ”に…、I’ll boost your rank up through my click.
ドキドクハラハラしながらよまさせていただきました。
レンタカーがもしここでガス欠してしまったなら
異国の地でどうするんだろうとか沢山のことを考えてしまいました。うふ♪(* ̄ー ̄)v
でもその後何回も足を運んだということは魅せられる
素晴らしさが恐怖感も消すかのような素晴らしさだっのは言うまでも無い様ですね。
友人はハワイ何回も行きたいと先日も行って来たと行って来ました。
私はまだ1度も行ったこと無いんですよ
(^0^)/~~see you again!
あそうそう風邪は如何ですの?
マウイ島はオアフに続いて人気の高い島なんですよね~ホエール・ウォッチングにも行きたいな~
今度はマウイにも行きたいです♪私もとりこになりそうだわ(*^^*)ハワイ大好き~~
それににてもハラハラドキドキでしたね。
そんな思いをしたから尚、美しい景色に
感動ですね~よい思い出ですね~
野球のキャンプしか浮かばない~
いいとこなんですね~
マグロ君はハワイ島とオアフ島しか
行った事ないです~
ぽちっと!だぶる
こんにちは!
tomoなら・・看板を目にした段階で引き返していたでしょうね!
臆病だからね!
でも・・その先に、素晴らしい景色に出会ったのよ!って知らされると・・・愕然とするんだろうなぁ~
ハワイか・・一度だけ行きました。
ホテル内のプールで泳いだだけだよ!トホホ
これなら、日本のホテルのプールで泳ぐのと変わりがないよ!
風邪はよくなりましたか?
では・・又ね (^^)/~~~ポチ
コメントのお返事です~。
★マリリンさんへ
マリリンさん、こんにちは。
そうですか~、ご両親もハワイの魅力をご存知
なのですね~。
私はあのスリリングなドライブからかれこれ四半世紀・・・恋焦がれるハワイであります。(笑)
★ashさんへ
ashさん、こんにちは。
たしかに海外旅行ってカルチャーショックの連続ですよね。人生観が変わることだってありますよね!
吹く風を見てハワイが思い出せる・・・・って
ハワイの風に相当影響受けた証拠かもしれませんね~。
★Graymanさんへ
Graymanさん、こんにちは。
ハワイは奥様との思い出の場所でもあったんですね!
そうそうマウイにも「ブルーハワイ」のロケ地があるんですよ。ハナという森と花に囲まれた、マウイの東側、奥地にある小さな町なのですが、そこのビーチはハワイではめずらしい黒い砂なんです。そこで撮影されたという話をロコからきいたことがあります。
そんな裏話もまた楽しいですよね~。
★misaさんへ
misaさん、こんにちは。
あのとき、トイレはどうしたのかな~?とかガソリンちゃんと入れてレンタカー返したのかな~?(返す前にガソリン満タンにして返すんです。)とか全然記憶がないんです。(^^;)
ただあの鬱蒼とした光景や牛を連れてたおっちゃんや
カパルアの眩しい景色だけははっきりと記憶してます。
不思議ですよね~。
ただ、あとにも先にも「DO NOT DRIVE」の道はあの一度だけです・・・。(笑)
コメントのお返事です~。
★yumiさんへ
yumiさん、こんにちは。
冬から春にかけてはホエール・ウォッチング、レインボー・ウォッチングとハワイならではの楽しみがたくさんできる季節なんですよね。
今度はぜひマウイにも行ってみてくださいね。
私はいつもカアナパリのコンドミニアムを宿にしていました。海が目の前でいいですよ~。
★マグロ君へ
マグロ君、こんにちは。
ハワイはどこの島も大好きなのですが、
この記事のような体験があるせいか、マウイだけは
特別な思いがあります。
まさに私にとって「マウイ ノ カ オイ!」(マウイは最高!)なんですよ~。(^^)v
★tomoさんへ
tomoさん、こんにちは。
いや~本音を言うと引き返せるものなら引き返したかったですよ~!
だってほんとに断崖絶壁ですよ~。マジで死ぬかと思いましたよ~。(^^;)
若いって怖いですよね!まさに怖いもの知らず・・・!
他にもいろいろな体験をしたハワイですが、
また機会がありましたらご紹介しますね。
wでぽちん!