日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

セシウムは野菜に移行しない?

2011-09-23 00:09:28 | 日記

原発事故から半年が過ぎ、まだまだ少ないとはいえいろんなデータが、出揃ってきました。千葉の野菜と魚を使った懐石料理を提供する宮本としては、千葉の野菜や魚の汚染には、人一倍注意していました。

事故が起こってからしばらくは野菜も魚も関西方面や、北海道を中心に使い、ヨウ素、セシウムの測定値が出揃って、未検出のものについては徐々に関東の野菜も使い始めています。裏の畑の作物も近隣の空間線量(0.15マイクロ)からするとほぼ安全だろうということで夏の野菜から使っています。

魚はどうか?まだまだ太平洋側の魚は安全とは言い切れないと思います。というか今が一番危険かも。ですので千葉県産の魚はまだ当分宮本では使えないでしょう。このような国の暫定基準値を無視した判断で千葉は駄目だ三陸沖はもっとだめだなどと言っていると風評被害をひきおこす張本人みたいに思われてしまうこともあるのですが、やはり2児の父親としては少しでもセシウムを含む可能性のあるものはわが子はもちろんお客様にもお出しすることはできません。

結局政府が信用ならないんです。まずは消費者、特に子供を絶対に守ろうという気持ちが見えないです。事故前は輸入食品に10ベクレルでもセシウムが検出されれば取引停止だったのに、いまは50倍の基準値ですから、まずその根拠を徹底的に納得いくように説明するのが何より重要だと思うのですが、誰の意見でそういう基準値になったのかさえもはっきりしてないです。調べればわかるんでしょうが・・・

まずは今までの基準の50倍を設定した張本人たちと、それに異を唱える科学者たちで徹底的に公開討論させたらいいじゃないですか。嫌だといっても強制的に引っ張り出してテレビの前でゴールデンタイムにやればいいんです。それが科学者たちの使命だと思うんですがいかがでしょうか。

話がそれましたが、結論としては千葉市限定の話ですが、野菜は地元産でOK。魚はまだ様子見。木の上になるもの(果物や栗)は要注意。米はもち米以外は大丈夫。

宮本がいうことではないですが、政府からはいまだ何の注意、警告もなされていないということなので最後に余計なお世話でしょうが一言。農家の方は畑を耕すときや、風の強い日はマスクを付けて、内部被ばくに気をつけて作業してください。野菜に移行しないということは、セシウムは土の中に含まれているのですから、千葉の土は多いところでは、キロ当たり5000ベクレルくらい入ってるみたいなので政府の決めた暫定基準値を大幅に上回っています。しかも経口摂取より、呼吸による摂取のほうが危険なんだとか・・・一般の方も畑の近くに住んでる方は砂ぼこりに要注意です。

 


すっかりご無沙汰で、久々の更新になりました。

2011-09-21 21:21:16 | 日記

やっとパソコンの前に座る余裕が出来ました。先月長女が産まれてからというもの、ついつさぼってしまい、気がつけば一カ月近くもブログの更新を怠ってしまいました。愛読者の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。(そんなにアクセス数は無いですが・・・)

更新をさぼっている間に夏から秋へ、季節は淡々と移り変わります。宮本の裏のコスモス畑も見ごろを迎えておりますので、是非お食事と合わせてご利用ください。

土日には農産物の直売もあるようなので、是非どうぞ。

食材も秋らしくなりました。写真はゆで落花生。おおまさりという品種で、ゆでて食べる用に開発された、千葉県独自の品種です。とろっと甘くておいしいですよ。

仕出しのお弁当もやっております。写真は2500円の懐石弁当。ご注文お待ちしてます。