今の時期、湿気が多いのでさっぱりとフルーツ系のデザートが喜ばれると思うのですが、肝心のフルーツが少ない時期でもあります。特に今年は千葉県産のびわからセシウムが出たので使うことは出来ず、山形のサクランボも怪しい物です。すいかは出回っていますが、七月後半から八月にかけて使いたいのでこれもパス。こうなれば缶詰しかありません。
今回はマンゴー缶を使ってみました。缶づめを開けたら、余分なシロップを捨てて、果肉ひたひたになる位に調節します。これを冷凍庫に入れて凍らせ、半日くらいたって半凍りになったら、ミキサーにかけます。このとき味を見ながらリキュール(今回は梅酒)を加えると味が引き締まります。
ペースト状になった物をアルミのタッパにいれてさらに凍らせます。お出しするときに早めに冷凍庫から出して少しゆるんだころに食べて貰うのがベストなのですが、なかなか上手くタイミングをつかむのが難しいので、電子レンジに軽くかけるなどして調節しています。
もうひとつのデザートは白ゴマ葛餅。くず粉に白ゴマペーストと砂糖を合わせて、火にかけて練り上げます。
型に流したら、水を張ったシンクに水没させて冷まします。冷蔵庫できりっと冷やして食べると美味しいのですが、くず粉を使ったお菓子は冷やしすぎると硬くなってしまいます。こちらも提供のタイミングが難しいデザートです。