「ねこのすけ」のつれづれなるままに・・・

心地よい暮らしを求めて、あれこれ模索する日々のこと

お兄ちゃんになったねこたろう

2010-05-30 00:41:36 | 二人育児


↑お兄ちゃんになった「ねこたろう」3歳。
 さっそく妹の「ねこひめ」のお世話をしたがります(笑)

 

下の子の誕生で、
上の子は
「親をとられた」という思いで、すごく淋しがるのではないか?
下の子の存在を快く思わないのではないか?
赤ちゃん返りをするのではないか?

等々、色々な懸念をしてました。

 

まずは、母が出産入院という試練を迎えたねこたろう。
生まれてからこれまで、ほぼずっと母子一緒に時を過ごしてきて。
母親なしで一夜を過ごした経験がないわけで。

泣きわめくのかな?どうなのかな?
思いきや。

初日。案外、サラリと病室の母とお別れできて、
「バイバイ、またね~」
と、夫やおばあちゃん(夫の母)たちと共に去っていった。

あまりのサッパリさ加減に、母は逆にちょっと淋しかったり。
「いやいや、あの子はまだ、自分のおかれている状況をわかってないんだわ」
なんて自分に言い聞かせる母、ねこのすけ。

私が出産入院中は、
夫の母がウチへ通ってきてくれて、
上の子ねこたろうのめんどうを見てくれていました。
夜は、夫(ねこたろうにとってはパパ)と二人で寝ることに。

夫いわく、
「母ちゃんなしでも、すんなり寝た」とのこと。

なんか、安心したような、淋しいような。

そんな感じで、2日間くらいは、おばあちゃんの来訪の珍しさもあってか、
母の不在より、そっちに気をとられ、過ごせたようだ。

でも、さすがに3日目くらいで、
おばあちゃんの来訪と交代で夫が会社に出かけていくときには、
ねこたろう、夫にすがりついて泣いたそうな。

姑も
「子供ながらに、やっぱり(実の母親でない分)気が張っているんだろうね」と。

母ねこのすけへの面会も、3,4日目くらいになると、
母に対して妙によそよそしくなっているねこたろう。
「ねこたろう、おいで」
と言っても、すぐには近寄って来ず。
照れているようにも見えるし、
久々の母に、どう甘えていいのかわからず、もじもじしていて。
一緒の時間をいくばくか過ごして、やっと母に抱きつき始めたねこたろう。
それでも面会が終わり、帰る頃には、泣きついたり、ダダもこねずに、
「バイバイ」
と去っていった。

「ああ、ねこたろう。この数日間で、急にお兄さんになったなぁ。」
ねこたろうが、母にベッタリ甘えたい気持ちを抑えているのも感じ、
それが切なくもあり、一方で逞しさも感じ、
ねこたろうのひとつの成長を感じたのであった。

さて、いよいよ妹「ねこひめ」が退院し、
母のおっぱいを独占している様を目のあたりにしたねこたろうは・・・

母予測、
ねこたろうも、再びおっぱいを吸おうとするのでは?
やきもちをむき出しにするのではないか?
と思っていたが。

意外にも、
「おっぱいは、ねこひめのもの」
とわきまえており。
あれだけおっぱい星人だったねこたろうなのに、
再びおっぱい返りをすることはなかった。

むしろ、
「ひめちゃん、ちっちゃいねぇ。かわいいねぇ。いいこ、いいこ」
と、ほっぺたをなでなでしたりして、
妹をかわいがるねこたろう。

ねこたろう、優しいお兄ちゃんだね~。

ねこたろうのお兄ちゃんぶりに、感嘆、そして安心の母。
小さい兄と妹のきょうだいの様子がほほえましく。

でも、ねこたろうには、ずいぶんガマンさせていると思う。

せっかく家に帰ってきた母に、
「だっこ~」
と甘えてきても、
ねこひめちゃんが泣けば、おっぱいをあげなくてはならず、
いつも待たされるねこたろう。

おっぱいが済んで、ゲップが出ていないねこひめを、
ずっと立て抱っこしていたら、
「もうあっち、っしょ~」
と、ベビーベッドを指差し、
(おっぱいが終わったんだから、ベッドで寝るんでしょ!)と。
「次はボクが甘える番だよ!」
って主張してるんだよね。

ねこたろうにも甘えさせてあげたい・・・
思っていても、
どうしても、ねこひめちゃんのお世話が優先してしまう。

絵本読んで!とせがむねこたろうに
「ちょっと待ってて・・・」
と言ったまま。
ちょっとどころか、かなり待たせてしまっている。

本当は外で思いっきり遊びたいだろうに、
1日中、アンパンマンやドラえもんなどのTVを見させている。

さんざん待たせて、やっと、ねこたろうが眠りにつくときに
「今日も、やさしいお兄ちゃんで、ありがとね。
ママ、ねこたろうのこと、いつも見てるよ。
ママ、ねこたろうのこと大好きだよ。」
と言いながら、腕枕をしたり、足をからませたり(←そうしないとねこたろうが怒る)
ねこたろうの甘えタイムが始まったとたん、
ねこひめちゃんがおっぱいを求めて泣き出し、それは中断。

ねこたろうには、がまんさせてること、よ~くわかってるよ。

 

「上の子にとって、下の子の誕生は、人生の5大ストレス(離婚、家族との死別等々に並ぶストレス)に入る」
「だから、上の子のメンタル的なケアをしっかりしてあげて」
と聞いたことがあり。

ねこのすけ自身も、二人姉妹の「姉」で、
「上の子ゆえのガマン」
経験があるので。

上の子、ねこたろうのケアをしっかりしてあげよう!
と、ずっと思ってきたのに。

実際には、手が回らない。

せめて、言葉で、愛情表現を示そうと思っていても。
眠りに就くときの
「I Love You」
くらいで。
日中声をかける言葉のほとんどが
「ちょっと待っててね」
だったりする。

ねこたろうに甘えているのは、母の方かもしれない・・・

 

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