地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

土師神社

2010-10-25 09:28:38 | 日常生活
 新居から自転車で簡単に行けるところで、市街地から少し離れた田んぼの一角に土師(どし)神社という古い小さな神社があります。先日行ってみましたが、木立に囲まれた細長い境内の南端に鳥居があり、北端に本殿があって、参道に沿って砂が深く積まれていました。

 本殿の傍には、2メートル近くの高さに土が積まれた相撲辻という珍しいものがありました。これは屋外相撲の土俵であるとのこと。「相撲壇 日本3大辻之一」という石碑が傍に建っていました。3大辻の他の2つは、摂津国の住吉神社と能登国の羽咋神社にあるとのことです。

 この土師神社の秋祭りが昨日あり、獅子舞や流鏑馬、花馬などの奉納が行われました。参道の深い砂は流鏑馬のためのものであったと思われます。というのも、これを是非見たいと思っておりましが、昨日は旧居に行く用事があって行けませんでした。

 写真は本日の地方新聞から流用したものです。その記事によると、「同神社では40年以上にわたって花馬と流鏑馬を中断していたが、地域住民が保存会を結成して、2002年に花馬を、03年に流鏑馬を復活させた」とのことです。来年こそは見てみたいものです。

サイクリング ヤッホー ヤホー

2010-10-21 15:25:44 | 日常生活
 思わず古い歌が頭に浮かびました。小坂一也が歌ったこんな歌詞の歌です。

 「緑の風も さわやかに 握るハンドル 心も軽く
  サイクリング サイクリング ヤッホー ヤホー
  青い峠も 花咲く丘も ちょいとペダルで 一越えすれば
  旅のツバメも 付いて来る 付いて来る
  ヤッホー ヤッホ ヤッホ ヤホー」

 それというのも、息子から古くなったサイクリング車を貰ったからです。ツールドフランスなどで使われるロードバイクという、軽くてタイヤの細い自転車です。新居の近くに本格的なサイクリングロードがあるので、そこを走ろうと思っています。

 この自転車はサドルの位置が高いので、慣れないと乗り降りが大変です。私の脚の長さが足らないのかと思ったら、そういうことではなく、こうしたタイプの自転車の特徴とのこと。停まるときに尻をサドルの前に移動させて足を地面に着くようにします。軽量化のためでしょうか、泥除けもなければ、スタンドや、チェーンのカバーもありません。

 パンクの直し方をマスターし、錆びている部分を手入れしたら、遠出してみたいと思っています。

無料

2010-10-14 15:05:14 | 日常生活
 新居で味わえる都市的な便利さのもう1つが美術館です。人口37.5万人の隣市に公立美術館が3つあります。県立が1つと市立が2つです。市立の2つの美術館が共同開催で、写真にアップしたような企画展を開催していました。

 今回特筆したいのは出展作品のことではなく、65歳以上入場無料。嬉しいですね、生まれて初めての経験です。この歳になると「生まれて初めて」が減ってくるのですが、こんなことで経験できるとは。その上、入場料も払わないのに、駐車場1時間無料券も貰えました。

 嬉しさの余り、作品を良く見なかったような気がするので、会期中にもう一度行こうと思っています。先日は家内が一緒で家内分の入場料を払ったから駐車無料券を貰えたのかも知れません。それも確かめてこようと思っています。とにかく何回行っても無料は魅力です。


病院

2010-10-05 08:45:38 | 日常生活
 新居で味わえる種々の都市的な便利さの別の1つが病院です。ここでは歩くか、自転車に乗って行ける病院が沢山あります。

 そのなかから、ウォーキングのときに立ち寄ったり、ネットに載っている評価機関の評点などを参考にして、1つを選びました。

 というのも、引越し前から喉の違和感があり、痰がからむので、旧居にいるときに耳鼻咽喉科で受診をしていました。「喉には異常はないが、消化器科で受診して内視鏡検査を受けたほうがよい」と言われていました。それで、その選んだ病院へ行くことにしました。

 交通量の多い幹線を避けて、住宅街の細い道をくねくねと自転車で走って10分で到着しました。それは、本院とは別に外来患者だけを扱う、街外れに1年ほど前に建設された外来センターです。受付事務が合理的になっていたり、診察室ごとに受診順番がディスプレイで表示されたり、検査や採血が効率的にできるようになっていたりと、良い印象でした。エスカレータも設備されていました。

 私は問診と採血だけで終わり、内視鏡検査を予約して帰ってきました。病院が近くなったお陰で、そして仕事をしなくなったこともあり、再度病院に行かねばならなくとも、それが煩わしくなくなりました。

 帰り道には、来た道を辿りましたが、曲がり角の数が多く、やたらと曲がりくねっているので、どこかで間違ったらしく、15分ほどかかりました。道のせいでなく、私の頭のせいかも知れませんが


図書館

2010-10-03 06:11:50 | 日常生活
 私は、日本経済が右肩上がりに発展していた時代で、かつオイルショックがあった頃に結婚しました。私は思春期を東京の下町で過ごし、家内は横浜の下町に生まれ育ちました。家が密集し、庭らしい庭がないという生活経験から、自分たちの子供を自然の多いところで育てたいと望んでいました。経過がいろいろありましたが、その結果、熊や猿が出没するような旧居に25年に亘って住むことになりました。この間に、山里の美しい自然や田舎の暖かな人間関係を存分に味わいました。

 そして65歳になった今、以前の記事に書きましたようなことで、市街地にある新居に転居しました。新居では、旧居では得られなかった都市的な便利な生活を味わっています。その1つが図書館です。

 旧居のときも、車で10分ほど行った街の中心地に数年前に新たに図書館が建設されていました。家内ともども、ここに通いつめる常連でした。しかし今度は、図書館に歩いて行けます。規模も大きいです。早速、利用者登録をして、前の図書館には蔵書がなくて諦めていた本を借りてきました。就寝前の読書がまた楽しみになりました。