私家版「秋の七草」ススキ

　＋３番目はススキです。
　きれいな立ち姿ですね。これなしには秋を語れません。

私家版「秋の七草」ママコノシリヌグイ

　＋２番目はママコノシリヌグイです。
　白い小花の先端にうっすらと赤みがさして、なかなか可憐な花ですが、名前がいけません。それと言うのも、茎に下向きの棘がびっしりと並んでいます。茎に触れた手足を上に向けて移動しようものなら傷だらけになること必定です。
　孫娘のオシッコの後のお尻を、紙の持ち合わせがないので、葛の葉で拭いたことがありますが、あれをこの草でやると思うと、ぞっとしますね。

私家版「秋の七草」イヌタデ

　七草から溢れた＋１番目はイヌタデ（アカマンマ）です。
　これをしごいて集めて「お赤飯だ」と言って遊んだ覚えのある人は多いと思います。

私家版「秋の七草」サラシナショウマ

　７番目はサラシナショウマです。
　真っ直ぐな茎から短い枝が出て、先端に小さな白い花がつきます。壜の中を掃除するブラシのような形になります。

私家版「秋の七草」シラネセンキュウ

　６番目はシラネセンキュウです。
　テーブル状に配置された沢山の小花は、白いレースのようです。暗い背景では特に目立ちます。

私家版「秋の七草」ツリフネソウ

　５番目はツリフネソウです。
　繁殖力旺盛で、至るところに咲いています。

私家版「秋の七草」萩

　４番目は萩です。
　どういうわけか、武家娘の着物の柄を連想します。

私家版「秋の七草」野菊

　３番目は野菊です。
　清楚で可憐なところに惹かれます。
　伊藤左千夫の「野菊の墓」もいいですね。

私家版「秋の七草」ミズヒキ

　２番目はミズヒキです。
　海の中を漂う海草のように、枝を四方八方に伸ばして咲いています。
　名前がいいですね。

私家版「秋の七草」コスモス

　私の住んでいる所で今頃道端に咲く花を「秋の七草」として挙げてみることにします。最初はコスモスです。