地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

早朝桜

2012-04-13 10:43:16 | 自然
 今朝早く起きて家内と一緒に、近くの2箇所の桜を見てきました。






 これは、周囲4.3キロの入り組んだ貯水池「竹沼」の周りに植えられた桜です。約1000本もあるそうです。池の周囲を巡ると、桜に当たる朝日の角度が変り、とても楽しめる景色でした。池に映る桜もなかなかの風情でした。




 これは、国指定史跡「七輿山古墳」の桜です。この古墳は、6世紀前半に造営された全長146m、高さ16mの前方後円墳です。そこに見事な太さの桜が沢山ありました。ここの横をサイクリングで度々通っていましたが、こんなに桜があるとは気付きませんでした。

貨物列車

2012-04-08 17:51:31 | 木刻画
 これは「貨物列車」と名づけた第49作目の木刻画です。シナベニヤ、ジェッソ、油性パステル、水性絵具、20.5×11.4cm。

 最近、小川洋子の小説「博士の愛した数式」を偶然読んだのが切っ掛けで、彼女の作品を図書館からいろいろ借りてきて読んでいます。文学的描写が抽象画を見ているようで肌に合います。それだけでなく、描き出される人物像が魅力的です。

 受験生だった頃、睡眠はもとより、小説を読む時間も惜しんだものでしたが、今はたっぷりと時間があり、両方を楽しんでいます。

 私の好きな作家の一人の藤澤周平がその随筆の中で、チェホフの「谷間」に感銘を受けた旨の記述がありました。早速図書館から借りてきました。ところが、翻訳ものを読むときはいつものことですが、カタカナの人名や地名が幾つも出てくると、次第に混乱してきて、話が分からなくなってしまいます。それがロシア人の名前ともなれば男女の区別もつかず、読む意欲が長続きしません。人名をメモしながら読めばいいのですが、私の読書はベッドの中で上を見て読むことがほとんどのため、メモすることが面倒くさくて、最後まで読まないうちに放り投げてしまいます。今回もそうなりそうです。