地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

旧居売却

2013-02-03 16:51:17 | 日常生活
 ご無沙汰をしました。実は旧居の売却で、心ここにあらずの状態でした。

 昨年の後半から、旧居を売りに出しました。

 別荘として維持するには、夏の草刈、冬の水道凍結対策など、煩わしいことが多く、自分達の年齢を考えると、また息子達も旧居を維持することに消極的だったこともあり、手放すことにしました。いろいろな人達から「もったいない」とも言われ、気持ちがぐらつくこともありましたが、売却する方向で突き進みました。

 家内の「都会の人のほうが興味を示すのでは」という意見を入れて、地元の不動産屋には依頼せず、ネットの個人売買のサイトに登録しました(写真は、そこに掲載された表紙です)。

 その結果、10件近い引き合いがありました。殆どが首都圏からでしたが、遠くは京都の人からもありました。その都度、1時間半をかけて現地に行き、掃除をしたり、お茶の準備をしたりして、2~3時間の案内をすることになり、結構疲れました。

 そうした中で、昨年末ギリギリになって見に来た最後の人との間で、1月末に売買契約が成立しました。この契約に先立って、中古物件を売却する場合のいろいろな問題点が顕われて、素人の不動産売買の難しさを実感しました。例えば、物件状況報告書を作成しなければならなかったり、未登記物件が含まれていたことに無頓着だったことに愕然としたり、登記簿上の住所が未変更であったことに気付いたり、瑕疵担保責任の扱い方に困ったりと、初めて見聞きするようなことばかりでした。それでも、ネットから知識を得ることで何とか乗り越えました。また幸い、買主がこうしたことに詳しい人だったので、順調に契約書を作成することができました。

 一方で、売却はもう少し先のことだろうと想定していたため、別荘として暮らすのに必要な布団や炊事道具、衣類などが残っており、その後始末にも忙しい日々を過ごしました。そうした間に、家内の妹の不幸などが重なり、心安らかざりし時間を過ごしました。

 きょう現在、準備すべきことは殆ど完了し、電気、LPガス、水道、浄化槽などの停止手続も済み、ようやく今月中旬の引渡に臨める手筈となりました。もう少しで完了です。数日したら旧居の近くの親しくしていた人たちに会いに行き、引き払いの挨拶をしてこようと思っています。