今から考えると恥ずかしい話だが、ここでの田舎暮らしを始めた当初は、鎌を研ぐということを知らなかった。
春から夏が終わる頃までは、雑草と格闘することが田舎暮らしの基本であり、当然、鎌を振り回すことになるが、ホームセンタで買ってきた鎌は間もなく切れなくなる。石などにぶつけて刃もこぼれる。何とか1年もたせて、翌年には次の鎌を買っていた。
地元の人は、手の中に入るくらいの紐のついた砥石を腰にぶる下げていて、頻繁に鎌を研ぐ。鎌の柄を足で抑えて、左手で刃を支え、右手で砥石をもって研ぐ。そして、朝露のある頃で未だ雑草がピンとしている早朝に、実にきれいに草刈をする。
私も鎌を研ぐことを覚え、最近では、研いで刃が薄くなった鎌を誇らしく思うようになった。
砥石は、粉末を固めた荒砥と仕上げ砥とが張り合わされたものを使っているが、これが水気を含んでいないと研ぐことができないので、空き缶に水を溜めてその中に浸しておくのだが、この水溜りにボウフラが湧いてしまう。また冬になってもそのままにしておくと、砥石が凍って翌春にはぼろぼろになって使えなくなってしまう。
最近は、エンジン付きの草刈機(刈払機)を使うことが多いが、それでも鎌は活躍する。切れ味のよい鎌は気持ちのよいものだ。
春から夏が終わる頃までは、雑草と格闘することが田舎暮らしの基本であり、当然、鎌を振り回すことになるが、ホームセンタで買ってきた鎌は間もなく切れなくなる。石などにぶつけて刃もこぼれる。何とか1年もたせて、翌年には次の鎌を買っていた。
地元の人は、手の中に入るくらいの紐のついた砥石を腰にぶる下げていて、頻繁に鎌を研ぐ。鎌の柄を足で抑えて、左手で刃を支え、右手で砥石をもって研ぐ。そして、朝露のある頃で未だ雑草がピンとしている早朝に、実にきれいに草刈をする。
私も鎌を研ぐことを覚え、最近では、研いで刃が薄くなった鎌を誇らしく思うようになった。
砥石は、粉末を固めた荒砥と仕上げ砥とが張り合わされたものを使っているが、これが水気を含んでいないと研ぐことができないので、空き缶に水を溜めてその中に浸しておくのだが、この水溜りにボウフラが湧いてしまう。また冬になってもそのままにしておくと、砥石が凍って翌春にはぼろぼろになって使えなくなってしまう。
最近は、エンジン付きの草刈機(刈払機)を使うことが多いが、それでも鎌は活躍する。切れ味のよい鎌は気持ちのよいものだ。