地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

2005-04-28 19:22:07 | 日常生活
 今から考えると恥ずかしい話だが、ここでの田舎暮らしを始めた当初は、鎌を研ぐということを知らなかった。

 春から夏が終わる頃までは、雑草と格闘することが田舎暮らしの基本であり、当然、鎌を振り回すことになるが、ホームセンタで買ってきた鎌は間もなく切れなくなる。石などにぶつけて刃もこぼれる。何とか1年もたせて、翌年には次の鎌を買っていた。

 地元の人は、手の中に入るくらいの紐のついた砥石を腰にぶる下げていて、頻繁に鎌を研ぐ。鎌の柄を足で抑えて、左手で刃を支え、右手で砥石をもって研ぐ。そして、朝露のある頃で未だ雑草がピンとしている早朝に、実にきれいに草刈をする。

 私も鎌を研ぐことを覚え、最近では、研いで刃が薄くなった鎌を誇らしく思うようになった。

 砥石は、粉末を固めた荒砥と仕上げ砥とが張り合わされたものを使っているが、これが水気を含んでいないと研ぐことができないので、空き缶に水を溜めてその中に浸しておくのだが、この水溜りにボウフラが湧いてしまう。また冬になってもそのままにしておくと、砥石が凍って翌春にはぼろぼろになって使えなくなってしまう。

 最近は、エンジン付きの草刈機(刈払機)を使うことが多いが、それでも鎌は活躍する。切れ味のよい鎌は気持ちのよいものだ。

 

スギ花粉

2005-04-19 10:50:51 | 日常生活
 スギ花粉の飛散がやっと下火になってきました。雨どいに溜まった杉の実(花粉の発生元、マツボックリを小さくしたようなもの)を取り除くために集めたらバケツ2杯にもなりました。
 写真は、雨が降った後のアスファルト道路に残ったスギ花粉です。多分、木っ端の下になっていて、雨で洗われなかったのでしょう。

花粉症

2005-04-07 17:56:53 | 日常生活
 今年の花粉症の症状は例年より激しい。目薬と鼻炎薬(スプレー)を四六時中、ポタポタ、シュッシュ。今年は、夜中寝ているときまで、ポタポタ、シュッシュ。薬を使い切って既に3回も薬局へ行く。

 我が家のすぐ後ろに樹齢30年以上の杉があり、左にも右にもある。お陰で、窓枠、窓ガラス、車、濡れ縁、屋根が花粉だらけ。先日、溜まった落ち葉を取ろうと梯子をかけて雨どいを覗いたら、糊状の花粉がべっとりと底に溜まっていた。

 かすむ目で外を見ると春霞。この春霞も杉花粉が基で発生しているのかも知れないと思うと、また目が痒くなる。

 長野県では花粉が飛ぶ様子を山火事と見誤って消防自動車が出動したとか。

水道凍結防止

2005-04-04 17:17:23 | 日常生活
 私の住む地域では夏に冷房装置を使わずとも済む。その代わり、冬にはいろいろな暖房機器が必要となる。その1つに水道の凍結防止装置がある。

 地上に露出した水道管にベルト状の電気ヒータを撒きつけ、その上を断熱材で覆う。水道管の地上部分が家屋の断熱材の内側に配置されている場合には、さほどではないが、家の建築後に水道管を配設した場合には、かなりの大げさな凍結防止対策がとられる。

 そして、11月半ばから4月半ばまで電気ヒータをオンにしておかねばならず、結構な電気代となる。

 また、家の外に設ける水道には、凍結防止用の止水栓が必要となる。通常のコックと凍結防止用のコックとが付いていて、凍結防止用のコックを閉めると、地上部分の水道管に溜まった水が地中に抜ける構造になっている。これは電気を通す必要がないが、冬場に凍結防止用のコックをうっかり閉め忘れると大変なことになる。

 鋳物の部分にひびが入り、日中にそこから水が吹き出す。凍結防止用の止水栓を交換したくとも、地表が凍結していると地面を簡単に掘ることもできず、大変な工事となる。

 一度やりました。古いタイプの凍結防止用の止水栓であったため、確実に凍結防止用のコックが閉まっていることを確認しづらく、僅かに水圧がかかっていたようで、通常のコックが凍り付いてしまい、うんともすんとも言うことを聞かない状態でした。ホームセンタで新品を買ってきて自分で交換しましたが、冬場に風に吹かれながら水に浸かった水道管を接続する工事は、実に大変でした。