地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

チューインガム

2014-06-18 10:18:14 | 日常生活
 8月下旬に、小学6年生の孫娘を連れて家内と3人で、8日間の旅行をする予定にしています。旅先で孫に負けずに歩き回れるようにウォーキングを再開しました。サイクリングとは使う筋肉が違うので、足慣らしが必要です。

 そんな訳で先ほども、田畑が多い郊外を1時間ほど歩いてきました。この辺では麦と米の二毛作が行われていて、この時期、麦の刈り取りが行われている田もあれば、それが済んで稲の田植えが行われている田もあります。

 麦の刈り取りが終わったばかりの田の畦道を歩いていると、麦の穂がかなり沢山落ちていました。これを拾って籾殻をもんで吹き飛ばすと、よく膨らんだ20~30粒ほどの麦粒が掌に残りました。幼い頃を思い出して、これらを口に含んでみました。すっかり乾燥して固いながらも、ゆっくり少しずつ噛んでいると次第に柔らかくなり、結構悪くない味がします。飲み込まないように注意しながら10分くらい噛み続けると、柔らかく粘り気のある塊が残り、舌の上から消えようとしません。とても楽しめる感触です。恐らくグルテンではないかと思うのですが。

 60年も前の小学生だったころ、学校からの帰途、チューインガムだ!と言って遊んだことを思い出しました。残念ながら、その当時に感じた味や舌の感触は思い出せませんが、今味わってみると、ゴムのような実際のチューインガムよりも結構美味いものを味わっていたのではないかと思いました。