地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

時間感覚

2006-11-14 10:48:29 | 地元習俗
 「田舎」といっても、その特徴がそれぞれの地域で異なっているので、その特徴を一概に言えないと思う。そこで敢えて私の住んでいる「田舎」ではと断るが、時間や時刻に対しての感じ方の特徴が面白い。
 まず、他家に対して朝行なうことが許される訪問や電話の時刻が、7時前のようだ。私がここに住み始めたころには、未だ眠っているというのに、玄関チャイムや電話でよく起こされたものだ。夏場には草刈機のエンジン音が6時前後から聞こえる。
 また、集会などでは、決められた集合時刻の10~15分前に殆ど全員が集合を終える。「全員揃ったので、時間前ですが始めましょう」という司会の挨拶があったりする。都会から移り住んで来た人が、時刻通りではあるが最後に入ってきて、満座の中でペコペコしていたりする。
 夜に訪問したり、電話できる限度の時刻は余りはっきりしない。家々の年齢構成や職業によって大きく違うようだ。夜7時には寝てしまうという人もいる。
 集会などのときの経過時間を長く感じるか、短く感じるかという点については、田舎の人の方が短く感じるようだ。議題の話し合いが終えても、なかなか腰が上がらず、世間話に興じることが常である。私のような都会感覚の人間には、のんびりしているなあ、早く家に戻って用事を済ませたいなあと思うことが多い。
 写真は、近くのゴルフ場に早朝に潜り込んで撮ったものです。