地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

虫の話

2005-11-13 14:53:41 | 自然
 冬を前にすると、虫の越冬準備が始まる。お尻から臭気を発するワクサ(カメムシ)、畑の厄介者のテントウムシ、家では「ピョンピョン」と呼ぶカマドウマが、我が家の秋の3大侵入者。

 ワクサは、物置の衣類や茣蓙、段ボールの間に潜り込む。その数が半端でない。さっき米の入っていた紙袋を取り出したら、一列にびっしりと並んでいる。麦わら帽子をそのままウッカリ被ったら、ばらばらと肩に落ちてきた。アルミサッシの窓を通過して部屋の中にも浸入してくる。臭気にやられずに捕まえるには、クラフトテープが一番だ。そっと背中にテープを貼り付けてくるんでしまうとよい。

 テントウムシは、秋の数日間だけ、日当たりのよい窓辺に多量に飛んでくる。これもアルミサッシを通過して内側に入ってくる。不思議なことに、夕方の日が陰る頃には全く居なくなってしまう。昼間、掃除機で吸っても吸ってもきりがなかったことが嘘のよう。

 カマドウマは、薄暗いところが好みのようだ。毎年、葱や大根などを畑の隅に埋めて越冬させるが、その上にトタン板で作った屋根を斜めに立てかけることにしている。その屋根を使わない間はブロック塀に立てかけてあるが、それをさっき外したら、カマドウマがびっしりと木枠に留まっていた。物置の隅などで常に暗いところには、カマドウマの糞が溜まっていて、実に不衛生な感じだ。夜になるとカマドウマが家の中に入ってくる。胴体に水分を多く含んでいるので、つぶすと汚い。放っておくと、夜中に顔にたかって起こされるので、手で捕まえてペットボトルに溜めておく。飛び跳ねるのを捕まえるのはスピードが要求され、老化防止によい。