地方小都市暮らし@寧舎

25年に亘る山里暮らしを経て人口7万人弱の地方の小都市に移り住みました。そこでの新しい暮らしを綴ります。

夏の思い出

2013-09-29 10:08:23 | 非日常
 このブログをあまりにも長く更新しなかったので、アップロードの仕方が分からなくなりそうでした。一応、呆けずに(自分の認識だから怪しいのですが)健康で幸せに生きております。

 この1ヶ月余、県の美術展に初めてF20号の作品を出展することにし、その準備で忙しくしています。とは言っても、ちょっと描いては、ウーンと唸って眺めている時間が殆どで、傍から見れば何もやっていないように見える筈です。私としては頭の中でいろいろ考えており、夢の中まで絵が出てくる始末です。でも、これが実に楽しいのです。

 ところで、今年の夏は北海道と東北に25日間のドライブ旅行をしてきました。家内と二人で、ユースホステルを主に使って、殆ど予定なしの気まま旅でした。仙台から太平洋フェリーで苫小牧に渡り、札幌、層雲峡(大雪山登山)、旭川、上富良野、吹上温泉、帯広、二風谷、日高、洞爺湖、支笏湖、小樽、積丹(長男家族と合流して海水浴)、岩内、ニセコ、五色温泉、島牧、長万部、そして函館。ここで津軽海峡フェリーで青森に渡り、奥入瀬、十和田湖、八戸、盛岡、花巻、遠野、仙台、山形、福島を経て帰宅しました。走行距離が3,380キロでした。もう二度とこんな気まま旅行はできないだろうと思いながらの旅でしたが、途中で出会った同世代の元気な人達から旅の話を聞くと、まだまだ再挑戦も可能かもしれないと励まされる旅でもありました。

 前置きが長くなりましたがやっとここで、アップした写真の説明です。旅の間、結果的にほとんど靴を履かず、サンダルで通しました。その結果、サンダルの穴の部分を通して焼けた足の甲の日焼け跡が、今になっても消えません。ビキニの日焼け跡のように、一夏のプチ冒険の甘く酸っぱい(?)思い出となっています。

iPad

2013-03-17 09:34:32 | 非日常
 夫婦とも未だ元気なうちに旅行をしよう、それも海外へということになり、来月下旬にイタリアのローマとフィレンツェへ行くことになりました。そこで、空港、駅、ホテル、トイレ、ATM、食事場所などを調べて、その位置などの情報をプリントしようとしましたところ、プリンタの調子がよくありません。

 一方、私はスマートホンやタブレット端末というものを必要とするような生活をしていません。それどころか、家にいることが多いので、小さな画面の古いタイプの1台のケイタイを家内と共用しているような状態です。巷では、iPad, iPod, iPhone, アンドロイド・・などと耳慣れないカタカナ用語が氾濫していますが、煩わしいものくらいにしか思っていませんでした。

 しかし今回、プリンタの不調が切っ掛けで調べていくうちに、また息子がいじっている iPod を見ているうちに、旅行先でタブレット端末の利用価値がありそうだと思うようになりました。それというのも、最近は多くのホテルで WiFi 接続が可能となっており、また予めネットで調べた地図や案内情報をタブレット端末に画像として保存しておけば、それをオフラインでも充分見ることができそうです。

 そんなことから、携帯性がよくて画面の大きさが程々のものとして iPad mini (WiFi 接続のみ)というものを入手しました。プリンタを買い換えることは止めました。

 ところで案の定、 iPad mini の操作に慣れるのに苦労しています。タッチパネル方式というのは感覚的な操作ができて使いやすいのですが、今だWindows XPのパソコンを使っている人間にとっては慣れるのに一苦労です。

 旅行というは非日常的な体験を味わいに行くものと思っていますが、既に行く前から頭の中は非日常的な体験でパニック状態です。それにしても、この iPad mini って、面白いものですね。

金沢旅行(続き)

2012-06-24 17:24:56 | 非日常
 金沢の主計町茶屋街近くをぶらぶらしていて偶然、中国の骨董品ばかりを扱っている骨董屋を見つけ、立ち寄ってみました。そこで、写真のような緑青が吹き出た印鑑を見つけました。18mm角の小さな金属の印鑑です。その重みと色とに魅かれて買ってしまいました。値切って2,000円でした。

 残念ながら文字を判別できません。どなたかお分かりになる方、お教え下さい。

金沢旅行

2012-06-24 14:48:10 | 非日常
 亡母の納骨を終えて肩の荷を降ろし、家内の慰労を兼ねて金沢に旅行に行ってきました。車で信越道と北陸道とを使って往復800kmの道のりでしたが、昨日無事に戻って来ました。

 金沢は戦災に遭っていないために古い町並みが残っていて、なかなか魅力的なところでした。実は二度目の金沢旅行なのですが、今回は前回よりも楽しいことが多かったように感じられました。歳を重ね旅を楽しむ力がついたのかもしれないなどと思ったりしています。

 冒頭の写真は、隣接する家屋が取り払られて現われた側壁を撮った写真です。


 京都の町屋などと同じように街場では各家屋が道路に沿って隙間なく接しているため(2番目の写真)、隣接した家屋が取り払われると、こんな哀れな景色になってしまうのでしょうね。石造りの外国の街では石壁に同じような模様が残っていることがありますね。

 こんなところばかりを面白がって見ていたわけでなく、ちゃんと金沢城も茶屋街も近江町市場も武家屋敷も、さらには金沢21世紀美術館や夜の白鳥路(ホタル鑑賞)まで足を棒にして行ってきました(兼六園は今回パスしましたが)。






静かな湖畔で朝食

2010-06-04 17:30:24 | 非日常
 湿度が低く気持ちよい早朝、車で30分くらいで行ける山頂の静かな湖に出かけました。


 殆ど車の音も聞こえず、ホトトギスが遠く近く鳴いているだけです。波打ち際の水音や魚の跳ねる音も聞こえました。ここでお湯を沸かして、コンビニで買ってきたおにぎりをほおばり、至福の時を過ごします。

 今朝はカッターが出ていて、小学生たちや先生の元気な掛け声が聞こえました。県内の小中学生たちが一度は訪れて、近くの高原学校に泊まってここのカッターを漕ぎ、キャンプファイヤーを囲むのが、昔からの行事となっているようです。我が家の息子たちもここでカッターを漕ぎ、帰りは家まで徒歩で下りてきました。

 湖からの帰り際にツツジの群落を見てきました。森の中には数え切れないほどのツツジが咲いていました。


 これからここを訪れる回数が減るかも知れないと思うと、感慨ひとしおです。私たちには天上の楽園のような所です。

 

(再)おのぼりさん

2009-04-23 11:49:48 | 非日常
 高速バスというものに初めて乗って、東京に再度おのぼりさんをしてきました。往復6時間、現地での滞在8時間の日本語の通じる海外旅行のようなものでした。

 NHK日曜美術館で放映したLucie Rieの陶磁器に感動して、前日に急遽行くことを思い立った次第です。高速バスはインターネットで簡単に予約でき、最寄のJR駅近くで乗れ、安価で乗り換えもなく、田舎在住者には実に便利なものでした。

 東京では六本木にある東京ミッドタウンに行き、小洒落たレストランの屋外テラスでまず腹ごしらえをしました。車の運転がないので生ビールのお許しが出てウットリでした。

 その後、21_21 DESIGN SITEへ行き、Lucie Rieの作品を見ました。私の好みに合う珠玉の作品群でした。同時に展示されていたJennifer Lee、Ernst Gamperlの作品も素晴らしい作品でした。安藤忠雄による建物もなかなかよく、結局2周してゆっくり堪能しました。

 あとは例のごとく、金魚の糞よろしく、家内の行きたがる所にくっついて歩きました。途中で人参ならぬビールの餌つきで、東京ミッドタウンのサントリー美術館(「薩摩切子」)や国立新美術館などに目を見張ってきました。写真は国立新美術館の内部をエレベータから見たものです。

 今回は、田舎では全く縁のないSUICAなるものを購入して初めて地下鉄で使ってきました。インターネットで使い方を学んでから行ったお陰でトラブルなく済みました。便利ですね。

 携帯電話を家に置き忘れたため家に戻るまで、両親のいる施設から緊急電話が入らねばよいがと思いつつの一日でもありました。

おのぼりさん

2009-04-12 15:18:02 | 非日常
 昨日は東京と横浜に車で行ってきました。西東京市に住む次男の家族を訪問し、一緒に横浜中華街まで行って飲茶を食べてきました。

 横浜港では偶然、豪華客船「飛鳥Ⅱ」が停泊していました。大桟橋ターミナルではフラダンスショウが行われていました。浜風に吹かれながら孫の写真を撮ったりして、のんびりとした時間を過ごしました。

 次男が車の運転をして、帰り道に六本木、原宿、渋谷、新宿などを回ってくれました。マスコミで話題になる建物や人込みなどを車窓から眺めることができました。若い頃に東京と横浜に住んでいましたが、それから30年以上が過ぎ、その変貌振りを見るのは、実に楽しいものでした。

 掲載の写真は新宿副都心で見たものです。東京都庁舎を傍に仰ぎ見る公園の隣にありました。

 次男家族と別れ、途中で長男家族のところに立ち寄ってから自宅に戻ったら夜10時を過ぎていました。朝7時に出発して405キロのロングドライブでした。未だ若いと思う反面、これから先いつまでできるかとも思う一日でした。

スリ団

2008-10-29 09:18:31 | 非日常
 今朝の朝日新聞の天声人語は、ここ数日の株価暴落についての話でした。その話の枕に、筆者がパリの地下鉄で少女のスリ団に囲まれた経験が語られていました。
 この話で私も思い出しました。やはりパリの地下鉄でのことです。通路にたっていると小学校低学年くらいの3人の少女たちが私の近くに寄って来ました。通路を移動するためだろうと思って少し横に寄ってやると、そのまま空間を詰めてきます。その様子を見ていたのでしょう、私の横に立っていた紳士が「ヤングレディに注意したほうがいいよ」というようなこと(?多分)を英語で耳打ちしてくれました。警戒していると、その少女たちは次の駅で降りてゆきました。
 この紳士に別れ際に礼を言うと、軽く片目をつむってスマートなウィンクを返してくれました。最近ホンダのオッデッセイの広告に出演しているジョージ・クルーニィに似た男でしたが、これが男の色気というものだろうと思わせる渋さでした。

草津白根山

2008-10-04 15:15:57 | 非日常
 草津白根山には何度も行っているのですが、観光客が多いことと私にとって日常的であり過ぎたこととで殆ど通り過ぎてしまうことが多かったように思います。
 今回は堂々と観光客になって正面から向かって見ました。そして「なんと白い山だろう」と改めて感心してしました。また優れた観光資源であることも再発見しました。
 

観光庁

2008-10-04 09:53:55 | 非日常
 草津白根山の駐車場に「縦横遊」と大きな文字の描かれたバスが止まりました。家に帰ってから調べてみると、香港のパッケージツア会社のバスだったようです。
 その後、丸石が敷き詰められた遊歩道を歩いていたら、靴をぶる下げて裸足で歩いてくる中年の二人連れに会いました。私が不審な顔でもしていたのでしょう、先方から「コレ、キモチイイヨ。マネスル、イイヨ」と話しかけられて、日本人でないことに気づきました。
 折りしも観光庁が発足したとのこと。山の中まで国際化してきているのですね。