桐生スバル☆☆☆座   

映画好きの座長がWEB劇場・桐生スバル座を始めましたが
東日本震災で故郷FUKUSHIMAが悲惨な状況で帰れないネ~

天狗の輪行:二本松城跡に立って「燕雀安くんぞの志・・」を再確認する座長

2014年10月15日 | 天狗の輪行
 さてさて、座長は折り畳み自転車を走らせて福島市内へ・・・そこで東京の霞が関官僚が施策した「原発引き揚げ者用仮設住宅」の群を目にするのだが、震災後3年ともなればスラム化しつつある状態だった。
 加えて、近くには巨大な郊外スーパー・イオンが隣接する立地でもあるので、震災所帯へ支給される多額の生活補助金が県外へと流出イオン化されて、地元商店街には何の利益にならずと推察され、それは福島原発の冷却水注入作業の如くに長々と続くだろうとも・・想像されるのだ。
 
 この避難状況は、福島県の民謡(新相馬節)に既に謡われている・・・と感じる座長。
 原発事故で被災した相馬市は鎌倉時代から続く相馬中村藩の支配地なのだが、その歴史伝統の長さが歌い出しの(ハア~ア~ア~ア~)という長い唄声で表わされる。
 ところが、次の歌詞(遥か彼方は相馬の空かヨ)で突然の震災避難で故郷遠くとなる想いが重なり、最後のお囃子の(ナンダコラヨト チョイチョイ)とは硬直した役人仕事に呆れた様を原発引き揚げ者が謡っているのだ。
        
 気が滅入ってきた座長は、福島市から下って二本松市へ。
駅北口から坂道を登り下れば・・・二本松城跡、更に背後の山を登れば四方を隈なく見渡せる山頂に至る。(写真18)
 そして斯様な高い所から一般庶民の住む市街地を見たのが刺激となったのか・・・座長は、高校時代に暗記させられた漢文「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんヤ」を思い出す。

 その志をもって座長の芝居「OZAWA天狗党始末」の筋書きでは、二本松城下を東京へと震災怒りの行軍をする岩手の政治家・小沢一郎を描きたかったのだが、御当人が「放射能怖い!怖い!」と地元へ帰らずの不逞ザマな醜態、それに呆れた夫人との離婚騒ぎとなってしまって・・・遂に未完のままである。
 更にこの城跡北方に位置する会津地方出身の政治家・渡部恒三をしてオジサン宰相・KAN直を暗殺せんとする芝居「真夏の桜田門」も未完のまま・・・斯様な座長の不甲斐ない「燕雀ぶり」が露呈されてしまった。

 2日間も故郷フクシマに居ると、地元言葉の童謡替え歌を思い出したので書きます。

H26/10/15 Utatteru #85  
 でんでん・デバイド」=youtube 元歌「毬と殿様」作曲・中山晋平 作詞:西條八十 

でんでん・デバイド 何ダッペ~
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 知らんぷり~ 知らんぷり~ 



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