JR東海
静岡地区の在来線中心にダイヤ改正JR東海は18日、静岡地区の在来線を中心とするダイヤ改正を実施した。静岡地区では東海道線の列車増発が行われ、名古屋地区では同線東刈谷-刈谷間の新駅「野田新町(のだしんまち)」が誕生した。
今回は、昨年10月に名古屋地区の在来線で実施したダイヤ改正に次ぐもの。新製の313系電車を静岡地区に103両、名古屋地区に29両を投入したのに伴って実施した。
静岡地区では主に、東海道線の沼津、静岡、浜松各都市圏輸送で昼間帯の利便性向上を図った。片道1時間当たりの列車本数は、沼津圏で従来の4本が5、6本に、静岡圏で5、6本がすべて6本に、浜松圏で4本が4、5本にそれぞれ増え、新幹線との接続も一層良くなった。
新駅の野田新町は、東京駅起点で339・7㌔、東刈谷駅から1・6㌔、刈谷駅から1・9㌔の愛知県刈谷市野田新町に設置された。地元からの請願駅で、総工費は約28億円。南北自由通路に併設された橋上駅舎、2面2線の相対式ホームを持つほか、自由通路とホームに計4基のエレベーターなどの施設がある。
駅周辺には住宅や工場が立地しており、現在も土地区画整理事業が進行中。当面は1日に約3000人の乗降客が見込まれている。平日には上下128本の普通列車が停車する。
完成式典は16日午後、榎並邦夫刈谷市長、後藤晴男JR東海取締役・東海鉄道事業本部長ら関係者が出席して同駅北口広場で行われ、テープカットやくす玉開花、自由通路の渡り初めなどを行った。
ダイヤ改正ではこのほか、静岡地区の「ホームライナー」増発、特急「しなの」のは金山駅停車増、快速「ムーンライトながら」の時刻変更、特急「東海」の廃止などが行われた。
今回のダイヤ改正でショックなのは特急「東海」の廃止。この列車って結構歴史が古いんだよね。なんかまた一つ時代が変わったって感じ。
新駅の野田新町駅が出来る事は以前このブログでも紹介したと思うけど、人の流れによって新駅が出来たり逆に人が乗らなくなると廃止になったりするのはやはり仕方のないというか、当たり前のことなんだよね。