JR東日本水戸支社
防風柵の使用開始
常磐線小貝川橋梁運転規制変更
JR東日本水戸支社は8日から、常磐線小貝川橋梁(藤代-佐貫間)前後の両側区間に防風柵を設置し、使用開始するとともに、運転規制を変更した。風規制による輸送障害対策として設置工事を進めていたもので、運転規制の発令回数が低減できる見込み。
防風柵の高さは約2㍍(レール面基準)で、穴の開いた鋼板を折り曲げて取り付けている。設置延長は、同橋梁を含む下り線側660㍍、上り線側702㍍。
防風柵の使用開始により、設置区間の運転規制も変更した。これまでは〝早め規制″として、風速毎秒20㍍以上で時速25㌔以下に速度を規制し、同25㍍以上で運転を中止していたが、設置後は同25㍍以上で運転規制、同30㍍以上で運転中止となっている。
同支社では既に昨年12月1日から26日にかけて、同線藤代-佐貫間(小貝川橋梁)、水戸-勝田間(那珂川橋梁)、東海-大甕間(久慈川橋梁)、広野-木戸間(北迫川橋梁)、相馬-駒ヶ嶺間(駒ヶ嶺駅構内)の5カ所に「強風警報システム」を導入しており、運転規制時間についても短縮が期待できるとしている。
とうとう常磐線の防風柵が完成。これで強風時の規制がいくらか緩和できるようね。常磐線は遮蔽物の少ないところを通ってるから風の影響を受けやすいけど、その影響でダイヤが乱れる事がしばしばあったから、沿線の利用者にとってはちょっと嬉しい話ですね。