鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR東海 定期運用の「のぞみ」をすべてN700系化

2007年10月22日 | JR東海

定期の「のぞみ」N700系化

JR東海・西日本、2011年度中に計画前倒しと追加投入で

 JR東海とJR西日本は26日、東海道・山陽新幹線の新型車両N700系の投入計画を前倒しするとともに、両社で新たに42編成を2011年度(平成23年度)までに追加投入すると発表した。JR東海の松本正之社長は「定期列車の『のぞみ』すべてをできる限り早くN700系に置き換えるため」と述べた。

 昨年5月に公表した当初計画では、本年度にJR東海が15編成、JR西日本が8編成、2008年度にそれぞれ16編成、1編成、2009年度に11編成、3編成を投入することになっていたが、本年度にJR東海が16編成と1編成前倒しすることにした。

 さらに、2009年度からの3カ年で追加投入することを決定。JR東海は同年度に6編成、2010年度に16編成、2011年度に16編成の計38編成、JR西日本は2009年度、2010年度にそれぞれ2編成の計4編成で、最終年度にはJR東海が80編成、JR西日本が16編成保有することになる。

 追加投入に伴う費用は概算でJR東海が約1800億円、JR西日本が約200億円の計約2000億円。当初計画と合わせるとJR東海約3800億円、JR西日本約800億円の計4600億円となる見込み。

 現在はJR東海の7編成、JR西日本の3編成を「のぞみ」として運用。主に山陽区間まで直通する「のぞみ」に充てるなど「一定のテーマで集中投入することを考えてきた」 (松本社長)が、新たな計画により1日160本という定期列車の「のぞみ」は、2011年度にはすべてN700系で運転されることになる。

 これに伴いJR東海では、現行57編成保有する300系を順次退役させ、2011年度中には東海道区間から姿を消す見通し。

 N700系は快適な車内空間から利用者の評判も上々。同車両を目当てに予約しようにも満席のことが多く、その前後の列車が込むという現象も起きているという。

 技術的、サービス的に完成度の高い車両だが、JR東海ではさらなるブラッシュアップを検討している。先行試作車「Z0編成」を活用し、今月末にも各種要素を開発するための走行試験を開始する。通常、試作車は改造して営業車両として運用するが、同社の技術力を生かしてさらに磨きをかけていく考えだ。

N700系は快適な車内ですから、人気も上々のようですね。当然サービスの向上を考えると、大量導入となるわけですが、「のぞみ」のすべてを前倒しして置き換えるなんて、思い切った事をやるんだなあと思いました。デザイン的に300系も個人的に好きなんですが、すべてなくなるんですね・・・・


JR東海 高山線が全線開通

2007年09月29日 | JR東海

JR高山線が全線運転再開!

特急「ワイドビューひだ」も
角川-猪谷間開通

 台風による被害で2004年(平成16年)10月20日から不通になっていたJR高山線角川-猪谷間27・5㌔が、8日始発から運転を再開した。これで同線は全線が開通、同線経由で名古屋-富山間を直通する特急「ワイドビューひだ」も運転を再開。当日は飛騨古川駅で出発式が行われるなど、およそ3年ぶりに戻ってきた列車の響きに沿線は終日にぎわった。

沿線各地は祝賀ムード

 出発式は10時30分から飛騨古川駅前で実施された。式には、地元選出の金子一義衆議院議員と藤井孝男参議院議員、中田徹中部運輸局長、古田肇岐阜県知事、東田道男富山県副知事、船坂勝美飛騨市長をはじめ、下呂、高山、富山各市長、JR東海の松本正之社長、中川彰副社長ら関係役員・幹部、それに工事関係者ら約70人が参列。

 最初に松本社長が「3年前に大変な被害を受けた区間が地元の熱意と私どもの使命感もあって無事復旧し、待ちに待った日がやってきた。3年間の雌伏をエネルギーとして、日常の足としてだけでなく岐阜県のメーンラインとして、高山線ここにありと全国に発信していく」とあいさつ。

 続いて古田知事が「県の南北軸であり、太平洋と日本海をつなぐ大動脈でもある高山線が運転を再開し、復旧に携わった多くの人、特にJR東海に感謝する。10月からは『ぎふデスティネーションキャンペーン』も始まる。飛騨の大交流時代の夜明けとして沿線地域の発展につなげたい」と述べた。

 この後、関係者によるテープカットを実施。さらに場所を同駅ホームに移し、富山行き下り特急「ワイドビューひだ1号」の牧田浩一運転士(高山運輸区)への花束贈呈、柚原規幸飛騨古川駅長による発車合図を行って、同線の全線運転再開を祝った。

 この日の沿線各地は祝賀ムード一色。飛騨古川駅のある飛騨市では駅前広場を中心に歓迎イベントが開催され、飛騨地区や富山県の物産販売・観光案内のほか、春開催の飛騨古川祭で使われる屋台9台の曳きそろえをはじめ、郷土芸能の起し太鼓、獅子舞、闘鶏楽などの披露もあり、大勢の地元民や観光客らでにぎわった。

 このほか、下呂、高山、富山などの各駅でも地元による歓迎行事が行われた。また、飛騨古川-猪谷間の各地では、小旗を手にして列車を迎える地元民やカメラを構えた鉄道フアンの姿がたくさん見受けられた。

ほんとにほんとに、待ちに待った全線開通。そんな思いが沿線の歓迎振りからわかりますね。それでも今年も各地で鉄道の自然災害が多かったけど、もっと災害に強い鉄道建設と言うのもまだ夢なんだなあって感じです。本格的にそう言うのを作るとしたら、全線降る規格の新幹線のような構造になり、お金も天文学的に掛かるでしょうから、難しいでしょうね。いずれにせよ、全線開通おめでとうございました!


JR東海 新幹線新大阪駅、改良工事着手へ

2007年09月08日 | JR東海

新幹線新大阪駅、改良工事着手へ
ホームと引上線増設

JR東海
運用効率化や増発対応

JR東海は9日、東海道新幹線新大阪駅の改良工事に近く着手すると発表した。改良工事は、新幹線ホームや引き上げ線を増設し、ダイヤの弾力性、車両運用の効率化、増発への対応などを図るもので、新しいホームは2012年度(平成24年度)末、引き上げ線を含めたすべての新施設は2013年度中の使用開始を目指す。

2013年度中使用開始めざす

 計画については、昨年2月に概要を公表して以降、必要な現地調査などを実施していたが、工事着手のための準備がこのほど整ったとしている。本年度中に用地所有者の阪急電鉄と用地契約を締結後、支障移転工事に着手する方針でいる。

 計画では、現26番線の北側に線路1線とホーム1面(長さ約400㍍)を増設し、27番線を新設するほか、駅西方にある引き上げ線(長さ約1000㍍)を現在の2線から4線に増やす。これにより、災害などの異常時にダイヤの回復能力が高まるほか、回送列車を減らせることによる車両運用効率の向上、東海道新幹線列車増発への対応が図れるとしている。

 これに合わせ、3階コンコースと駅北側で阪急電鉄が計画している新ビルとを接続する新しい歩行者動線の整備を実施。3階コンコースのきっぷうりばや改札などの改良も、JR西日本と連携を図りながら引き続き検討を進めていく考えだ。

 工事費は約395億円を見込む。

東海道新幹線は時間帯によっては常に混雑していて、もっと増発してもらいたいなあと思ってましたから、今回の改良工事は大歓迎ですね。これで利便性が良くなれば、更に利用客が増えるわけですから、けっして高い投資だとは思わないですね。出来るだけの早期完成を望みます。


JR東海 高山線、再開間近、試運転始まる

2007年09月02日 | JR東海

再開間近、試運転始まる

 JR東海高山線角川-猪谷間

 9月8日からの運転再開を控え、JR高山線角川-猪谷間27・5㌔で試運転が行われている。

 同区間は2004年(平成16年)10月の台風による水害で不通になっていたが、ほぼ3年ぶりに運転を再開する予定。復旧工事を終え、8月20日から試験車両、25日から営業用車両による試運転がそれぞれ始まった。

 試運転初日の20日には、JR東海の軌道・電気総合試験車「ドクター東海」(キヤ95系)が初入線し、土木関係設備の状況を点検。さらに24日には、信号関係設備も稼働させた上で本格的な試運転を実施。「ドクター東海」は、坂上-猪谷間を3往復し、徐々にスピードを上げながら軌道や信号などの状況を念入りにチェックした。

 翌25日からは営業用車両を始まり、8月29日
には特急「ワイドビューひだ」用車両(キハ85系)を用いた試運転も実施される予定。

壊滅的な打撃を受けて、もしかしたら廃線になるのかと思ったけど、本当にやっと全面復旧になる高山線。このブログでも、工事の進捗状況を逐次お知らせしていたけど、自分の事のように嬉しいです。でも、利用者が離れた今、果たしてどれだけの人がJRに戻ってくるかわかんないけど、今後の高山線の発展と安全を願わずにはいられません。工事関係者の方々、本当に長い間ご苦労様でした。


 


JR東海 高山線、9月8日全線再開

2007年07月13日 | JR東海

JR東海
被災前と同じ本数に

9月8日全線再開の高山線

 JR東海は6日、高山線が9月8日に全線で運転を再開するのに伴うダイヤを発表した。飛騨古川-富山間を運休している特急「ワイドビューひだ」は、被災前と同じ4往復を同区間に運転する。

 高山線は現在、2004年(平成16年)10月の台風による被害のために角川-猪谷間が不通になっており、バスによる代行輸送を行っているが、9月8日におよそ3年ぶりに全線での運転を再開することが決まっている。

 運転再開後の不通区間では、特急、普通とも被災前と同じ本数の列車を運転する。具体的には、飛騨古川以南で折り返し運転を行っている特急「ワイドビューひだ」は、4往復(下りは1、5、9、13各号、上りは6、12、16、20各号)を富山まで運転。角川-猪谷間の普通は17本(うち下り最終列車は坂上終着)を運転する。また高山駅では、特急、普通相互の乗り継ぎ時間の改善を図る。

 このほか、東海道、高山、太多、飯田各線でダイヤの一部変更を実施。東海道線では、平日の夕方下り新快速1本、休日の朝と夕方の特別快速または新快速計4本に車両を増結(6両から8両に)して混雑緩和を図る。

やっと全面開通、災害前と同じ状態になれるのね。この間、とっても長い気がするわね。まあ代替交通機関がこの間活躍したわけだけど、そのままお客さんが鉄道離れする危惧もあるわね。いずれ鉄道がこれから先どのような挽回策を取るか、お客さんがどれだけ戻ってくるかが興味深いですね。


JR東海 N700系が運行開始

2007年07月03日 | JR東海

JR東海・西日本 N700系運行開始

 JR東海とJR西日本が共同開発したのぞみの新型車両「N700系」が1日、ダイヤ改正に伴って東海道・山陽新幹線(東京-博多間)で営業運転を始めた。99年の700系導入以来、8年ぶりとなる新型車両は、鳥が羽を広げたようなスタイル。乗客や鉄道ファンらが歓声で迎えた。



 N700系はカーブで車体を1度傾け、速度を落とさず走り抜ける「車体傾斜システム」を搭載し、東京-新大阪間を従来より約5分速い2時間25分で結ぶ。排煙設備を整えた喫煙ルームも完備する。

 この日出発式があった品川駅には、午前4時過ぎから鉄道ファンらが詰めかけた。間近で写真を撮っていた千葉県八街市の中学1年、和田尚也君(12)は「かっこよくて鳥肌が立った。ホテル並みという広い車内が楽しみです」と話した。

 JR東海の松本正之社長は出発式で「すべての可能性を詰め込んだ技術的に最高水準の電車。地球14周分のテスト走行で完ぺきに仕上げた」と胸を張った。下巻幸夫運転士や森牧男車掌長らに花束が手渡され、ファンファーレとともにホームを出発した。

とうとうN700系が営業運転を開始しました。世界の鉄道300km/h時代に突入してるなかでも、安全性、居住性などでは他の鉄道を凌駕してると思います。言わば日本の最先端の鉄道技術が濃縮されてる車両なんですね。今後は今までの新幹線がそうだったように、大ききな事故や故障がないように、安全で快適な運行が出来るといいですね。


JR東海 高山線9月8日全線開通

2007年06月18日 | JR東海

JR東海
高山線9月8日全線運転再開
角川-猪谷間を復旧
ぎふDCに間に合わせる

 JR東海の松本正之社長は21日の記者会見で、不通になっている高山線角川-猪谷間(27・5㌔)の運転再開予定日を9月8日と決定した、と発表した。これにより高山線は約3年ぶりに全面的な運転再開となり、10月から実施される「ぎふデスティネーションキャンペーン」(ぎふDC)に間に合うことになった。

 同区間が不通になったのは、2004年(平成16年)10月20日。台風23号の豪雨で橋梁や路盤が流出するなど、大きな被害を受けた。当初は高山-猪谷間52・8㌔が不通になったが、高山-角川間は2005年10月までに順次復旧し、運転を再開。被害が特に大きかった角川-猪谷間はバスによる代行輸送を続けていた。

 角川-猪谷間の本格的な復旧工事は2005年11月に開始。「ほぼ計画通りに進んでおり、レールの敷設や電気・信号系統の工事を行っている」(松本社長)状況という。

 ぎふDCは、JR旅客6社と岐阜県が「いい旅ふた旅ぎふの旅」をキャッチフレーズに10月から12月にかけて実施する大型観光キャンペーン。同社長は「キャンペーンに間に合わせようとピッチを上げてきた。キャンペーンにもプラスになると思う」と話している。

 また、「(特急『ワイドビューひだ』が飛騨古川-富山間を区間運休していることで)通しの客はほかの輸送手段に移っており、一刻も早く戻ってきてもらう作業が必要になる。ぎふDCを材料にして高山線のPRを行っていきたい」と、高山線全線の運転再開とぎふDC実施の相乗効果を期待している。

このブログでも注目していた高山線の全線開通が9月8日に決まりました。3年もの間、不通になっていて、お客さんも他の交通機関に奪われてしまったようですが、開通を機に戻ってくるかどうかが問題ですね。料金と利便性では鉄道の方が上だと思うんですが一体どうなるでしょうね。DCに合わせての再開と言うのも、集客効果を狙っての事でしょうね。


JR東海 新幹線なるほど発見デー7月21、22日開催

2007年06月16日 | JR東海

JR東海
新幹線なるほど発見デー

7月21、22日、浜松工場で

 JR東海は、今夏も「新幹線なるほど発見デー」を7月21、22両日に同社浜松工場で開催する。

 東海道新幹線に、より親しんでもらおうと実施している恒例のイベントで、今夏で13回目の開催。昨年は2日間合計で過去最高の4万人余りの入場者があった。今回の内容は、7月1日にデビューする新型車両N700系の特別展示、同系や700系、300系の運転台見学、新幹線の車体つり上げや台車に載せる作業の実演(N700系を使用)、ちびっこ運転士制服記念撮影、新幹線スタンプラリー、体験工作コーナーなど。

 開催時間は両日とも10特から15晴まで。入場は無料で、JR浜松駅から無料の送迎シャトルバスを運行する。

 運転台見学は事前の申し込みが必要で、往復はがきに代表者の名前・住所・電話番号、参加希望日、参加人数(大人・子ども別)を明記し、(〒108-0075)東京都港区港南2ノ1ノ95、JR東海品川ビルB棟7F、ジェイアール東海エージェンシー「発見デー」係へ。締め切りは6月20日必着。申し込み多数の場合は抽選する。

 また、ジエイアール東海ツアーズでは、運転台見学も含むツアー商品を設定、5月 31日から発売する。

 問い合わせは同社の東京、新横浜、名古屋、新大阪各支店へ。

二日間で4万人も入場者があるなんてすごいイベントね。今回の目玉はやっぱりN700系かしら。だとすると、今年も入場者が殺到しそうですね。でも、運転台の見学は20日必着の郵送の申し込みだから、今日出さないと間に合わないわね。こんな機会でないと、乗れるチャンスがないから、これも申込者が多いでしょうね。


JR東海 N700系訓練装置を報道公開

2007年05月04日 | JR東海

JR東海
N700系の運転技術を習得

 JR東海は18日、東京第一運輸所で、今年7月1日のダイヤ改正からデビューするN700系に対応した、乗務員教育訓練装置を報道陣に公開した。忠実に再現した運転台で、コンピューターグラフィックス(CG)や実際の映像画面を見ながら東海道新幹線の運転をリアルに訓練できる。同運輸所では既に今月初めから活用している。

駅停車時のブレーキ操作など
乗務員教育訓練装置を報道公開
営業運転開始前の導入は初

 同社では、新しい新幹線車両が営業運転を開始する前に、こうした教育訓練装置を取り入れるのは初めてという。営業前に運転技能を習熟し、万全の体制を整える狙いがある。

 300系、700系に対応した従来の訓練装置は、運転台だけを模擬しているのに対し、新しい装置は「臨場感は訓練に不可欠」と、実車と同じ材料を使って車体部分も製作された。

 訓練できるのは従来同様、車両故障が発生した場合の応急処置に加え、車両所への入出庫時の運転取り扱いや、駅停車時のブレーキ操作が新たに行えるようになった。応急処置は、N700系で初めて採用された車体傾斜装置に伴う処置のような、N700系特有の4項目を含めた65項目を確認でき、入出庫時の運転では東京、三島、名古屋、大阪の各車両所ごとに実際の現場を反映した画面を見て訓練できる。

 また、ブレーキ操作は経験年数によって技術が向上するとともに、東海道新幹線では駅にホーム柵を設置したことで、より精度の高さを求められるが、実車に近い状態で訓練できる環境が整ったことで、新人運転士のミス防止にもつながるとしている。

 同日は岐阜羽島から名古屋までの運転と、名古屋駅に停車する際のブレーキ操作や、新横浜-名古屋間で電気系統が故障したとの想定で、運転台での復旧作業などが公開された。毎月の決まった訓練や新人養成のほか、各個人が弱い分野を習熟するためなど臨機応変に利用していく。

 東海道新幹線の乗務員は約1400人。このうち車掌を除いた運転士約600人が主に使用するが、応急処置は車掌も対象となる。東京の新幹線乗務員所に続いて、来年3月までには名古屋、大阪の乗務員所と三島社員研修センターにも順次設置する。工事費は計約10億円。

最新鋭の訓練装置で訓練してもらわないと、やっぱり乗客としては不安があるわけなのよね。1台10億円は高いけど、決して高い投資でないと思うわ。沢山の乗客の安全を守って早く目的地に到着すると言う、矛盾した内容のことをやらなければいけないのだから、これは公開することによって、お客さんへの安心料の提供だと思います。


JR東海 静岡地区を中心にダイヤ改正

2007年03月29日 | JR東海

JR東海

静岡地区の在来線中心にダイヤ改正

 JR東海は18日、静岡地区の在来線を中心とするダイヤ改正を実施した。静岡地区では東海道線の列車増発が行われ、名古屋地区では同線東刈谷-刈谷間の新駅「野田新町(のだしんまち)」が誕生した。

 今回は、昨年10月に名古屋地区の在来線で実施したダイヤ改正に次ぐもの。新製の313系電車を静岡地区に103両、名古屋地区に29両を投入したのに伴って実施した。
 静岡地区では主に、東海道線の沼津、静岡、浜松各都市圏輸送で昼間帯の利便性向上を図った。片道1時間当たりの列車本数は、沼津圏で従来の4本が5、6本に、静岡圏で5、6本がすべて6本に、浜松圏で4本が4、5本にそれぞれ増え、新幹線との接続も一層良くなった。

 新駅の野田新町は、東京駅起点で339・7㌔、東刈谷駅から1・6㌔、刈谷駅から1・9㌔の愛知県刈谷市野田新町に設置された。地元からの請願駅で、総工費は約28億円。南北自由通路に併設された橋上駅舎、2面2線の相対式ホームを持つほか、自由通路とホームに計4基のエレベーターなどの施設がある。

 駅周辺には住宅や工場が立地しており、現在も土地区画整理事業が進行中。当面は1日に約3000人の乗降客が見込まれている。平日には上下128本の普通列車が停車する。

 完成式典は16日午後、榎並邦夫刈谷市長、後藤晴男JR東海取締役・東海鉄道事業本部長ら関係者が出席して同駅北口広場で行われ、テープカットやくす玉開花、自由通路の渡り初めなどを行った。

 ダイヤ改正ではこのほか、静岡地区の「ホームライナー」増発、特急「しなの」のは金山駅停車増、快速「ムーンライトながら」の時刻変更、特急「東海」の廃止などが行われた。

今回のダイヤ改正でショックなのは特急「東海」の廃止。この列車って結構歴史が古いんだよね。なんかまた一つ時代が変わったって感じ。
新駅の野田新町駅が出来る事は以前このブログでも紹介したと思うけど、人の流れによって新駅が出来たり逆に人が乗らなくなると廃止になったりするのはやはり仕方のないというか、当たり前のことなんだよね。