小田急VSE
ブルーリボン賞受賞記念式典
大須賀社長
「箱根の魅力向上に力」
小田急電鉄は10日、小田急線新宿駅ホームで小田急ロマンスカー・VSEのブルーリボン賞受賞記念式典を開催した。
式には小田急電鉄の大須賀社長、嶋崎章臣常務、ブルーリボン賞を設けている鉄道友の会の馬渡一眞会長、久保敏副会長、高井薫平鉄道友の会ブルーリボン賞選考委員長、VSEをデザインした建築家の岡部憲明氏らが出席。
冒頭、馬渡会長は「ブルーリボン賞の第1回受賞者も小田急電鉄で、同社がいい車を造ったから何か記念になるものをと会員の総意から同賞が制定された。今回で6回目だが、今後もさらにいい車を造ってほしい」とあいさつ。
続いて高井委員長が、「独走で賞を獲得した。約50年前に小田急ロマンスカー・SEが登場して以来、数多く賞を取り続けているが、VSEは久々に昔(のコンセプト)に戻ったという点が圧倒的なトップ当選ということにつながった。30%以上の支持率はこれまでにない高さ」などと選考の経緯を述べた。
その後、馬渡会長から大須賀社長に表彰状、久保副会長から嶋崎常務に記念の盾が授与された。
これを受け、大須賀社長は「VSEはロマンスカーの原点に戻った。より快適、より上質な旅を求めて設計しており、今回の受賞は意義深く大変うれしい。岡部氏にデザインを依頼し、十分に景色を楽しめる展望席、流れる景色を楽しめる連続窓、そしてドーム状の天井による高い居住性などを追求しており、乗客の皆さまに満足いただけると自負している。現在、大涌谷のロープウエイの架け替えや海賊船の新造、神奈川県や箱根町と協力して箱根湯本駅のリニューアル計画を進めるなどグループ挙げて箱根の魅力向上に努めており、家族や友人らとロマンスカーで箱根にお出掛けいただきたい」と述べた。
最後に、VSEの運転士、車掌、ロマンスカーアテンダントに花束が贈呈され、出席者によるくす玉割りが行われた。また、関係者らを乗せたVSEの車内では、展望車両に設置された円形の「ブルーリボン賞プレート」の除幕式が開かれた。
しかし小田急の車両デザインのセンスはすごいよね。毎回とっても個性的で近未来的なデザインですものね。大人から子供までが愛されるような電車。これからも造って行ってもらいたいですね。