05年度貨物駅の1日平均取扱実績
JR貨物
JR貨物は、2005年度(平成17年度)貨物駅の1日平均取扱実績(発着トン数)をまとめた。コンテナは、東海道線東京貨物ターミナル駅が8049トン(前年度比98%)で、前年度に続いて2年連続で1位に輝いた。車扱いは、根岸線根岸駅が9119トン(99%)と2位以下を大きく引き離し、2002年度から4年連続で首位を堅持している。
災害響き、コンテナ、車扱いとも前年割れ目立つ
コンテナは上位20駅中、1位の東京貨タ駅、2位の札幌貨物ターミナル駅を含めて8駅で前年度実績を下回った。集中豪雨や強風、地震などの災害により、輸送障害が相次いだことが影響したとみられる。
上位各駅では、好調な中部経済を背景に名古屋貨物ターミナル駅が3463トン(109%)と取扱を大きく伸ばしたほか、福岡貨物ターミナル駅6280トン(105%)や北九州貨物ターミナル駅2456トン(109%)、広島貨物ターミナル駅2015トン(106%)、西岡山駅1698トン(110%)、熊本駅1329トン(110%)など、主に山陽線・鹿児島線方面が好調に推移した。
同社では2002年度から、「山陽線鉄道貨物輸送力増強事業」を実施しており、本年度末に完成する予定。完成後は、同線のコンテナ列車を現在の24両編成(1200トン)から26両編成(1300トン)に増強する計画で、山陽・九州方面へのコンテナ輸送ではさらに〝追い風″となりそうだ。
一方、車扱いは石油タンク列車が中心で、雪害などが響き、前年度実績を上回ったのは、上位20駅中7駅にとどまった。室蘭線本輪西駅、札幌貨物ターミナル駅は、北海道内で発生した製油所事故の影響で前年実績を大きく割り込んだ。
JR貨物は実績はほぼ昨年並み。横ばいなのね。でもこれからは、地球温暖化などの影響で、CO2の削減やらで利用が増えるんじゃないかしら。地球環境に優しい鉄道輸送だけど、ちょっと宅配便のような気軽さがないのが難点よね。それに時間が多少多くかかるしね。でも、時間に正確だという事と、特に北海道などは鉄路で結ばれているので、フェリーなどと違い、気象条件にあまり左右されないなどの利点もあるよね。