第一章 Osanpoの台頭 P1-2
必ずや嵐がくるだろう。
隆盛を誇り栄華を極めたRat王国。
皇帝ザミエルの逝去は、戦乱の時代の到来を告げていた。
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「我が前に彼奴らの首を差し出すのはリュオン!貴様か!」
ダイヴィッチェは玉座から立ち上がると嵐のような声で叫んだ。
そして広間に座した将軍達を睨みつける。
「ハッ、必ずや!」
逆立つヒゲを蓄えた大男が立ち上がる。
そのバーバリアンの腰には、巨大な3枚刃の斧が輝いている。
”リュオン・バックラー”
先の大戦でもっとも武功をあげた四大将軍の一人だ。
ダイヴィッチェはリュオンを値踏みするかのように一睨すると、向きなおって叫んだ。
「それともフラウか!」
視線の先のウッドエルフの女性が立ち上がる。
「わが身にかえても成してみせましょう。」
フラウは四大将軍唯一のプリーストだ。
ズガン
将軍達の後列でけたたましい音が響いた。
床に巨大な戟が刺さり、巨人族と並んでも遜色ないトロルの大男が立っている。
燃えるような赤い目は怒りに満ちて、首筋や額には血管が浮き出ている。
ビキビキと音が聞こえてくるようだ。
「ほう、言いたいことがあるのかカトー」
ダイヴィッチェの口元は緩んでいるが目は笑っていない。
カトーと呼ばれた男の闘気に、まわりの将軍達はおののいている。
「俺にまかせろ!」
Osanpo最強の将軍カトーは、巨大な戟を振り上げると近くの将軍の頭を砕き、怒りの形相で背後の扉から出て行った。
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著者(Rafal)解説
曖昧な記憶を振り返ってみると、この時代背景となった政権は、マスターズ→Haven→Rat→Osanpoだったような気がします。
マスターズの時代は人がたくさんいて、レイドギルドっぽいものもたくさんあってとても楽しかったですね。
わたしは某レイドギルドに混ざって、アントニカやコモンランドのT5Raidをしてました。
その後、Siriusというギルドを作ってRaidをしてましたが、当時のレイドはゾーンにNamedが一匹という感じで、それを三か所くらいハシゴする感じだったような気がします。
T6くらいでコモンランドのRaidで後のRuonとフラウ、ダイヴィッチェと出会うのですが、Ruonは当時はNecでフラウと同じギルドでした(まだOsanpoはなかった)
その後、Osanpoが結成されるのですが、タンク候補として声をかけられました。
それを断ったことからOsanpoとわたしの抗争がはじまったのでした。
一部嘘です。
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