フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

B757-200でノルウェーのナルビクからギリシャのクレタ島まで(3/3)

2016-10-27 23:14:13 | 日記

B757-200でノルウェーのナルビクからギリシャのクレタ島まで飛んでいます。

滑走路を見失わないように飛びますが、雲がところどころ非常に低く垂れています。

左旋回で着陸します。

無事着陸。雲が低いです。

着陸後のアナウンス。

トランスポンダをスタンバイに。

APUをスタート。

ターミナルに向かいます。代替空港なもので、アドオンシナリーは入れてありませんでした。もったいない!

そしてスポットイン。残り燃料3.3klbs。ギリギリでした。6000フィートの低い高度でフラップを出して185ノットで飛んだのでだいぶ燃料を消費したようです。いい教訓です。

キャプテンのご挨拶。

シートベルトサインをオフ。

そして降機です。

グーグルマップで見たところです。大きな空港です。ギリシャではアテネに次いで大きな空港です。

こんな感じで飛んでいました。最初のアプローチでコースがふらふらしているのは、LNAVがこんな風に飛んだためです。風が極端に変わったわけでもなく、これはバグですね。クリティカルなところはLNAVやLOCではなくて、HDGで飛ぶべきですね。

IRSの誤差です。それぞれ誤差が累積しています。

IRSをオフ。

操縦室の扉を開けて降機。

パーキング状態にしておきます。

というわけで最後になぜこんな雲だらけになったのかよくわからないのですが、クレタ島に到着しました。B757-200はごく初期のバージョンをソフト化してあって、FMCも基本的な機能しかありません。しかし良く飛びますし、たのしい機体です。

(おわり)

 

 


B757-200でノルウェーのナルビクからギリシャのクレタ島まで(2/3)

2016-10-27 21:21:01 | 日記

引き続きB757-200でナルビクからクレタ島まで飛んでいます。

シートベルトサイン、オフのアナウンス。

離着陸はコースを誤ると大変危険です。

引き続き上昇が続いています。

今のところ向かい風です。離陸後9分。

最適高度はFL342。最初はFL340で巡航します。

ノルウェーからスウェーデンに入ってきました。

次第に雲が出てきました。

燃料の温度は‐4度。

向かい風成分13ノット。ちょっと予想と違います。追い風のはずです。

風は126ノットから22ノット。

FL340に達しました。向かい風のために残燃料が減ってきて、到着時刻が伸びています。

水平飛行のアナウンス。

これから食事を出しますとアナウンス。

与圧の状況です。内外気圧差が7気圧。客室高度が750フィート。

依然として風は向かい風。予測と違います。

スカンジナビア半島の厚い雲の上を飛んでいます。

スウェーデンを飛んでいます。

レーダーにところどころ雲が映っています。ふと気が付くとフライトディレクターが消えています。一度左右のスイッチをオフにして、改めて左、右と入れます。離陸後55分。

海上に出ます。

バルト海を南下していきます。

眼下は積雲が連なっています。

燃料のセンタータンクが空になりました。

ポンプをオフにします。

風は依然として向かい風です。

ロシアの飛び地、カリーニングラードに入りました。

眼下は再び厚い層雲です。

カリーニングラードの天気。雲は1000フィートでオーバーキャストです。気温6度。

ちょうどカリーニングラード市の上空を通過したところです。歴史に翻弄された街です。

ポーランドに入ります。

このあたりから偏西風を横切ります。風速が急に上がり、追い風成分が優勢になってきました。これから予想外の向かい風で遅れた分を挽回しなければなりません。

機内のエンターテイメントを上映しますと放送します。

離陸後2時間、ポーランド上空です。

風速86ノット。次第に揺れ始めました。

そこでFL360へ上昇します。

最適高度がFL358ですからFL360でいいでしょう。フライトプランにあるFL370は上がり過ぎになります。

FL360に着きました。風速は変わりませんが揺れがかなり収まりました。

まもなくポーランドの首都ワルシャワです。雲底は1300フィート。

ワルシャワ近郊を通過します。

雲の切れ目からワルシャワが見えます。

風、280度から86ノット。偏西風を横切っています。

追い風成分が増えてきて残燃料が増えはじめ、到着時刻も繰り上がってきました。

より追い風成分が強くなりました。これからギリシャまで真後ろから風がくる形になっていきます。これで燃料と時間を相当稼げます。ほとんど揺れないのでラッキーです。離陸後2時間26分。

燃料の温度は‐24度。-37度で凍結ですから大丈夫です。

IRSの状況です。誤差が出てきています。しかし今回のルートでは無線の位置測定が使えますから非常に正確に位置を測定できます。

ウクライナに入ってきました。

ところどころ雲の間から下界が見えます。

グーグルマップでウクライナに入ったところです。

下界は雲がオーバーキャスト400フィート。相当低く垂れこめています。

風速が落ちてきました。偏西風帯を抜けてきているようです。

ウクライナの丘陵地帯です。

さらに南下していきます。

到着時刻が繰り上がり、残燃料も増えてきました。追い風が強いのでよく稼いでくれています。揺れはほとんどありません。

追い風成分20ノット。

外気温は‐20度で変わりません。

燃料の温度は―22度。外気温より2度低い温度です。

ルーマニアに入りました。

丘陵、山岳が雲の間から見えます。

ルーマニアの山岳地帯上空を南下します。

雲が晴れました。

さほど高くはありませんが雄大な山が見えます。

眼下に街が見えます。街のシナリーも10.50からデフォルトでより詳しくなっています。

山岳地帯を抜けてさらに南下します。

左手には雄大な渓谷が見えます。

残燃料が少しづつ増えていきます。

追い風成分が次第に強くなってきます。全然揺れません。

離陸後3時間。ルーマニア上空を飛んでいます。

右手にも雄大な渓谷が見えます。

再び山岳地帯の上空です。あの湖はチュトゥラ湖ですね。もうすぐドナウ川が見えてきます。

山岳地帯をさらに南下します。

到着時刻がさらに繰り上がり、残燃料も増えています。あと570マイル。

真後ろから60ノットの追い風。

眼下にドナウ川が見えてきました。雄大な川です。左側はオルト川。

もうすぐブルガリアです。ドナウ川が国境になっています。

ドナウ川上空です。向こう側はブルガリアです。

ブルガリアの首都ソフィアです。気温は18度まで上がっています。

ソフィアが雲の間から見えます。

ブルガリアを南下していきます。

追い風成分が強くなり、さらに到着時刻が繰り上がり、残燃料が増えています。

引き続き追い風60ノット。これはかなり時間と燃料を稼げます。

ブルガリアの山岳地帯上空です。

ドスパ湖上空です。もうすぐギリシャです。

グーグルマップで見てみます。

ギリシャです。エーゲ海が見えてきました。

ギリシャに入りました。エーゲ海に向かっていきます。

エーゲ海です。大きな島はタソス島。

右前方に空港が見えます。ギリシャのカバラです。

カバラの空港は、アレクサンダー大王国際空港と言います!

左手に見えるのがギリシャのケラモチです。

リムノス島上空を通過します。

グーグルマップで見たところです。

リムノス島の空港です。

追い風が強くてかなり時間と燃料を稼ぎました。降下開始まで160マイル。離陸が3時間42分。

引き続きクレタ島に向かって飛んでいます。

エーゲ海にも雲が出てきました。

スキロス島です。

グーグルマップで見たところです。

クレタ島が近づいてきました。

右手は首都アテネの街です。雲が次第に増えてきます。

アプローチをVOR11-Xに変更します。空港直上のSUDからプロシーデュアターンです。

追い風で時間と燃料はかなり稼ぎました。

ケア島です。

グーグルマップで見たところです。

さて、まもなく降下です。ALTを15000にします。

時間と燃料をこんなに稼ぎました。

ハニアのVORに周波数を合わせます。

まもなく降下開始です。離陸から4時間1分。

降下開始前のアナウンス。内容は実態と違いますが・・・。

今日の進入速度はフラップ30度で131ノット。

降下が続いています。アプローチは6000フィートから。6000フィートまで降下します。

高度を下げていきます。

ここまで時間と燃料を稼ぎました。

240ノットに減速します。

もうすぐハニアVORです。ここから右旋回で空港の西側に出ます。

シートベルトサインをオン。

降下開始のアナウンス。

ところがこの頃からクレタ島全体が巨大な雲に覆われました。気象データ上はスキャターの雲で晴れているはずなのですが・・・。

VOR直上から速度185ノットに減速していきます。

オートブレーキ3、スピードブレーキARM。

雲の中を降下していきます。滑走路はまったく見えません。

グーグルマップで見たところです。

降下を続けています。

アンチアイスをオン。

3100フィート。まもなく右旋回。ファイナルアプローチに入ります。

巨大な雲のなかです。

右旋回です。高度3100フィート。速度185ノット。

CDAPで降下していきます。

まもなく着陸のアナウンス。

降下を続けていきますが空港はまったく見えません。気象データ上は晴れなのですが・・・。

安定して降下を続けています。

まもなく滑走路です。

もうすぐミニマム。しかしまったく何も見えません。VORアプローチですからミニマムが高いのです。

これはダメ、ゴーアラウンドです。

引き続き雲のなかで何も見えません。このまま代替着陸空港まで行きます。やや海側に出て東に向かいます。高度6000フィート。

代替空港に行くことをアナウンスします。

燃料は9klbs。十分あります。

FMCに到着地をLGIRと入れ直します。

クレタ島のヘラクリオン国際空港です。滑走路は海沿いにあります。

最終進入は2500フィートから。

これが空港の様子です。

アプローチはVOR27。

LEGSを直します。

ヘラクリオン国際空港での残り燃料予定は6.8klbs。

着陸地の標高を合わせます。

では降下開始です。

VORの周波数を合わせます。

海沿いに降下していきます。

空港の雲は晴れのはずですが、外は依然として雲のなか、どうなっているのか・・・。

マニュアルで途中で折り返して最終進入に向かいます。ちょうど空港のアビームです。

ギリギリで雲の下に地上が見えます。

次に右旋回で滑走路に向かいます。

降下を続けています。

では最終進入です。左に滑走路が見えていますが、きょうはショートファイナルの旋回進入で向こう側から降りてみます。

まもなく着陸のアナウンス。

(つづく)

 

 


B757-200でノルウェーのナルビクからギリシャのクレタ島まで(1/3)

2016-10-25 18:40:05 | 日記

今日はフライトファクターのB757-200で欧州をノルウェーのナルビクからギリシャのクレタ島にあるハニアまで縦断してみます。

これが今日のコースです。起点のナルビクはノルウェーの北極圏内の街で、ギリシャまで10の国を経て飛んでいきます。

今日のフライトプランです。SAS7381便となっています。

フライトプラン上の距離は2072マイル、飛行時間4時間35分、機体はPWエンジンを搭載。最初の巡航がFL340で、ナルビクのハルスター空港(ENEV)からクレタ島のハニア空港(LGSA)まで。目的地の代替空港は同じクレタ島のヘラクリオン国際空港(LGIR)。平均の風は追い風17ノットです。ブロック燃料は41.7klbsですが、余裕を見て4klbs多い45.7klbs積みました。

今日のコースです。ATC ROUTEに書いてあります。最初の巡航がFL340で、FL370にステップクライムします。

今日の風です。FL410の風の様子です。コース前半は弱い追い風。途中で偏西風を横切るために強い風が吹きます。コース中ほどは強い横風。そこを過ぎると次第に追い風になります。

各ポイントの上空の風の様子です。偏西風を横切るあたりでは低い高度ほど風速が強くなっています。これは揺れたら高度を上げたほうがよさそうです。

ATCに送信するフライトプランの電文です。ここに各管制圏(FIR)に到着する予定時刻が書いてあります。

出発時刻がこのプランと大きく変わったのでそのまま比較ができないので、離陸してからの実際のフライトを管制圏ごとに改めて書いておきます。

ENEV ノルウェー  ブロックアウト 0539Z 離陸 0554Z

管制圏(FIR)/国名          到着予想時刻 到着時刻

ESAA スウェーデン/スウェーデン     0558Z  0557Z

ENOR オーセンベリー/ノルウェー     0602Z  0601Z

ESAA スウェーデン/スウェーデン     0608Z  0607Z

EVRR リガ/ラトビア           0730Z   0733Z

EYVL ヒルニュス/リトアニア         0736Z   0739Z

UMKK カリーニングラード/ロシア      0742Z  0745Z   

EPWW ワルシャワ/ポーランド        0750Z    0753Z

UKLV  リヴィウ/ウクライナ        0828Z   0827Z

LRBB   ブカレスト/ルーマニア       0842Z     0840Z

LBSR  ソフィア/ブルガリア          0915Z    0911Z

LGGG  アテネ/ギリシャ            0932Z    0926Z

これを見るとフライトの前半で予定時刻よりも遅れ、後半で挽回していることがわかります。フライトの前半は予想に反してかなり向かい風で、途中で最大3分遅れています。そしてちょうど偏西風にさしかかってポーランドに入ってから揺れが激しくなりました。そこでフライトプランに示した予定よりも早く、ポーランドの管制圏に入って10分後にFL360に上昇しました。すると揺れはだいぶ収まり、同時に次第に追い風成分が強くなって予定よりも早く飛ぶようになり、ギリシャの管制圏に入った時には6分早くなりました。しかしフライトプランだと上空に行けば風速が弱まるはずだったのがむしろ風速は強くなっていて、揺れないけれども追い風は強いというとても良い状況になりました。

そしてそれからです。ギリシャに入って、到着空港の真上にあるハニアVOR(SUD)に着いたのが1014Zで予定の1022Zより8分も早くなりました。その後VOR進入を開始しましたが雲で全然滑走路が見えずに復航。やり直しても全然無理そうなのでそのまま代替空港へ向かいました。

SUD   1022Z  1014Z

代替空港のヘラクリオン国際空港までは65マイル。ゴーアラウンドで6000フィートまで上がったのでそのままの高度で飛んでいき、予定時間は18分ですがもう少し時間がかかって1048Zに着陸。スポットインが1054Z。

飛行時間は全部で4時間54分、移動時間は5時間15分になりました。フライトプランの飛行時間に代替空港までの時間を足すとほぼピッタリ!

燃料ですが、離陸時に45.7klbs積んでいって予定より3klbs多かったのですが、代替空港にスポットインして残燃料を見るとちょうど3kbls!ファイナルリザーブが3.3klbsですから、ちょうど本当に全部使うだけ使った状態。今回はコストインデックスを64にして飛びましたが、フライトプランではLRC(ロングレンジクルーズ)になっていて、コストインデックスを1にしないと予定どおりになりません。なんか目分量で燃料を増やしてちょうどというのも複雑な心境です。

では今日の天気です。出発地、到着地、目的地の代替空港ともに問題ありません。ところがです。後から出できますが、クレタ島がこれとは全く違うとんでもなく低い雲。一体何が起きたんだろうというくらいで、はたして何かのバグなのか、それとも本当に急変したのか、未だによくわかりません。

  

NOTAMSです。ギリシャのNOTAMSにすごいことが書いてあります。トルコと領海争いをしていて、争っている場所はそれぞれの国が情報を出しているのでこういうことが起きるのだと思いますが、トルコが出すNOTAMSの何番は無効だと言っています。所轄はトルコではなくてギリシャだと。

ではナルビクのチャートです。ナルビクはフィヨルド地形の山と島と海が複雑に入り組んだところにあります。今日は南向きに離陸しますが、エンジンが片側止まった時などはスリリングかもしれません。

ナルビクの空港です。今日はRWY17からの離陸です。

今日のデパーチャーはSUSOP1E。山の間を抜けて上がって行く感じ。離陸後ターンしないで直進すると背の高い山があります。

ハニア空港のアライバル。RUSOS2Eで空港直上のハニアVOR(SUD)まで来ます。高度は6000フィート。そのまま直進すると山に当たりそうです。

進入はプロシーデュアターンを使ったVOR進入。DME11マイルから最終進入で高度3100フィート。ターンの最高速度は185ノット。ゴーアラウンドは左ターンで最大185度、15度バンクでハニアVORへ。

ではナルビクの空港です。まだ早朝です。コールドアンドダークで泊まっています。B757-200、PWエンジンを搭載。塗り分けはかつてのパンナム。どこか昔のDC-8を思い起こさせるフォルムで気に入っています。

ナルビク上空です。ウルトラ・ハイ・デンシティーのメッシュシナリーが入っています。きれいです。

 朝日が昇っていきます。眼下はナルビクの街です。

では機体の設定です。1Rのドアを開けます。こちら側から搭乗します。

地上支援車をつなぎます。今日は乗客200名、貨物が10klbs、燃料が45.7klbs。グロスウエイトが228.6kbls。

コールドアンドダークの操縦室です。

外部電源をつなぎます。気温が0度ですので空調を入れます。そのためAPUもオン。

IRSの調整を始めます。

現在位置の入力。当機にはGPSがついていません。位置の測定はDMEとIRS。IRSに空港の現在位置の座標を入力します。

IRSを調整中です。GPSを使っていませんから洋上飛行でIRSだけが使えるときには位置がずれていきます。それで沿岸に近づいてDMEを受信するとそのほうが位置は正確ですから飛行機の現在位置が修正されます。洋上飛行の際にはIRSの現在位置から無線の現在位置にポンと動く様子を見ることができます。

今日のルートを入力します。PFPXから入力します。PFPXからフライトファクターの757、767、777にルートを入力するには、AerosoftのAirBusExtendedのフォーマットで出力して、そのファイルを7X7の機体データのPluginsにあるT7X7Avionics/routesに入れます。そしてCDUから下のようにファイル名を入れると読み込んでくれます。ここではENEVLGSA01というファイル名です。

ただし、PFPXとB757の間でナビゲーションのデータが違う場合にはその部分でエラーが出てきます。NAVIGRAPHからは有料ですが最新のナビゲーションデータやチャートをダウンロードすることができます。

 SIDを入力します。

STARを入力します。しかしこれは後で修正しました。空港直上からプロシーデュアターンを始めるVOR111-Xに変更しました。

読み込んだルートが正しいかチェックします。

そしてACTIVATE。

パーサーからインターホン。要件はわかっています。客室が寒いと。今日は外気温が零度です。

客室サインをオン。着陸地の標高をセット。与圧をAUTOに。

機内の温度は14度。確かに寒いでしょう(笑)。

APUをスタート。

空調をオン。

では搭乗と搭載を開始します。

早朝のナルビクです。

きれいな機体です。

 QNHを合わせます。左席で合わせて、高度計の右上のねじをクリックすると右席も合います。ただ、スタンバイ高度計のQNHは自分で合わせます。

EICASのメッセージをチェック。キャンセル・リコール。

エンジン計器、オイルの量をチェック。外気温零度。

酸素マスクをチェック。

 FMCの選択をAUTOに。

気象レーダーをテスト。しかしこの機体ではテストパターンは出てきません。

トランスポンダをセットしてスタンバイに。

火災警報のチェック。

ラダートリム、エルロントリムはゼロ。

フライトレコーダーをノーマルに。スイッチは右席後方にあります。

搭乗と搭載が完了。

ウエルカムのアナウンス。

重さを入れて今日の離陸速度を設定。TOPCATで計算しました。FLEX気温が42度。フラップ5度。

全部計算ができました。到着地の燃料予想が7.7klbs。ここでは風の影響が正しく反映されていません。平均で追い風ですからもっと燃料が余るはずです。

オールドアクローズ。

電源をAPUに切り替えます。

プッシュバックトラクターが接続されています。

油圧、燃料ポンプオン。燃料は正しく入っています。

ビーコン、オン。

さて、プッシュバックですが、ここで異常です。舵がちゃんと動きません。エンジンをかけてエンジンの油圧ポンプを動かすと正常に動くのですが、電気の油圧ポンプだけだと舵も前輪もほとんど動かないのです。故障は起きておらず、これはバグだと思いますね。前はこういうことはなかったのですが。

仕方ないのでまっすぐバックするだけ。EICASのメッセージをチェック。

LNAV、VNAVオン。ここでオンにならないと何か入力まちがいがあります。

LNAVはいったん解除。最初はHDGで上昇します。

PFDの表示をチェック。

離陸トリムをセット。パーキングブレーキ、オン。

改めてラダートリム、エルロントリム、ゼロ。

ではプッシュバックです。パーキングブレーキ、オフ。

では

さっき言ったように今日はまっすぐ下がるだけ。

パーキングブレーキ、オン。

トラクターが離れます。

正面から朝日が差しています。

PACKSオフ。

2番エンジン、スタート。

順調に起動しています。

燃料オン。

両方のエンジンをスタートし、PACKSをオン。

エンジンのスターターをAUTOに。

APUをオフ。

エンジン駆動の油圧ポンプが動き出すと舵は正常に動きました。油圧、酸素もよし。車輪のブレーキも冷えています。

離陸フラップ5度。

アンチアイスをオン。

離陸推力の設定もOK。

ではTAXIを開始します。

セイフティー・インストラクション

滑走路へ向かいます。

朝のさわやかな天気です。

すぐそばに海があります。

ここは離陸直前に除雪、防氷剤散布をするエリアです。

滑走路に入ります。着陸灯、ストロボ灯をオン。

離陸の時はアンチアイスをオフ。

トランスポンダをTA/RAに。

気象レーダーもオン。

改めてキャンセル・リコール。何もメッセージなし。

客室に離陸を連絡。

滑走路に出ます。

では離陸を始めます。

累積時間計をオン。

TO/GAで離陸推力セット。順調です。

ぐんぐん加速していきます。

軽やかに離陸しました。

きれいな空港です。

いい天気です。

LNAVもオン。

コースをまちがうと山に当たりそうです。

ダイナミックな地形が続きます。

IRSで風を表示します。

FL340まで上昇をセットします。

氷河のようなものが見えます。

フィヨルドのダイナミックな景色です。

引き続き上昇中のアナウンス。

天気が良くてシートベルトサインをオフ。

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 


B777でインドネシアのバンドンからオーストラリアのメルボルンまで

2016-10-23 15:22:58 | 日記

きょうはフライトファクターのB777-300ERでインドネシアのバンドンからオーストラリアのメルボルンまで、5時間40分ほどのフライトをしてみます。

インドネシアのバンドンの空港はB777が乗り入れるほど大きくありませんが、今日は特別にこの大型機を乗り入れました。

バンドン空港は標高2445フィートの盆地にあります。滑走路の北と南に高い山があります。

ここでFSGRWを使って天気を読み込みます。今日の天気は曇りです。

小雨も降っています。南北の山は見えません。

これがPFPXで作った今日のフライトプランです。フライトプランの距離が2950マイル。平均の風が追い風49ノット。最初の巡航高度がFL330。ZFWはマックスで、飛行予定時間が5時間41分、ブロック燃料は54.8トン。

コースを見るとDCTが続いていますが、これがAUSOTSです。AUSOTSについては後で説明します。

目的地の代替空港はメルボルンの西のアバロン。

これが今日のフライトのコースです。青や緑のラインがAUSOTS。今日はメルボルンに近づくにつれて偏西風のなかに入り、揺れが予想されます。

フライトプランです。PIA1Wデパーチャーで東に向かってスラバヤまで行き、ここから海を渡ってオーストラリアへ行きます。

これがバンドンのデパーチャーです。RWY29から離陸し、左旋回で東に向かいます。高い山が航路の左右にあります。雲が出ていますし、コースを外れると危険です。

これがインド洋を渡るところです。洋上飛行になります。

オーストラリアに上陸してからはひたすら東南のメルボルンを目指します。ほとんどの部分がAUSOTSです。

メルボルンです。フライトプランではRWY27の着陸となっていますが、この滑走路は短いのでRWY34に着陸します。

ARBEY 8Aアライバルです。空港の西側から南側に回り込みます。

RWY34にはRNAV進入します。コースの右側に別の空港があります。間違えないようにとあります。初期進入は3000フィートから。速度制限200ノット。滑走路10マイル手前で速度制限が160ノットから185ノット。降下角は3度。

オーストラリアのトランジション高度は10000フィート。ミニマムが780、ゴーアラウンドは4000フィート。接地点の標高は330フィート。

バンドンのMETARは出ていません。メルボルンは小雨です。断続的に雨と風が強くなる時間帯があります。

今日の偏西風の状況です。FL350、FL410に中心があります。インドネシア上空も雷雲が出ています。噴火中の火山からは離れたところを飛びます。

これがFL340の風と乱気流です。オーストラリア中央部でかなり強い追い風と乱気流が予想されます。

各ポイントの風の状況です。これを見ると高度が高いほど風が激しいようです。ですから今日は最初から最後までFL330で巡航します。

AUSOTSはオーストラリアを飛ぶときの毎日変わるフレックスルートで、風などの影響を考慮して最も効率的なルートを管制当局が提示しています。オーストラリアと中東、オーストラリアと東南アジア、そしてオーストラリア国内のブリスベン(東海岸)とパース(西海岸)の間に設定されています。

ちょっと見にくいですが、これがこの日のAUSOTSです。緑色が通常の航空路で、色を塗った太い線がAUSOTSです。

今回どのルートを通るかは上のフライトプランのポイントの左側にAUSYM15などのように書いてあります。これがYM15のルートです。今日はYM15はTARUNからCHUBAまで飛びます。

さらにYS15をCHUBAからHERMAまで。

KS15をHERMAからPOLEVまで。

VM15をPOLEVからNATYAまで飛びます。

メニューの設定です。燃料は結局60.9トン積みました。乗客は235名、貨物は58トン。ZFWのマックスより少ない重さです。離陸滑走路の長さがZFW=MAXでは足りません。標高が2000フィートを超えています。

 FMCにコースを入力します。

 

グロスウエイトが279.6トン(離陸最大重量は351.5トン)。リザーブ6トン、巡航高度FL330。コストインデックス64。

今日の離陸は最大推力です。

離陸フラップ15度。トリム6.00。離陸速度151-157-166。

目的地の残燃料予定が11.5トン。

QNHは29.80。

搭乗と搭載が終わり、APUを入れて外部電源を切り離し。

燃料は60.9トン、予定どおり入っています。

オイルの量、離陸空港の標高も正しい数字。

酸素も十分。

操縦室の扉をロック。

後部カーゴ、バルクヒートはロー。

油圧、燃料ポンプをオン。センタータンクは空でもスイッチは押しておきます。

トリム6.00。

ではエンジンスタート、1番から。

2番エンジンもスタート。

油圧は正常。

電源、バッテリーも正常。

与圧、空調も正常。

ドアはすべてオート。

タイヤの空気圧、ブレーキの温度も正常。ギアドアはすべて閉まっています。

舵のチェック。

オートブレーキはRTO。

離陸フラップ15度。

アンチアイスをAUTOに。

では滑走路に向かいます。

滑走路に出てUターンします。

ギリギリでUターン。

では離陸します。横風が吹いています。

トランスポンダをTA/RAに。

小雨が降っています。ぐんぐん加速します。オートスロットルを使わずに使える最大の推力を出します。

ギリギリで離陸しました。霧で滑走路の向こう側はもう見えません。

東に向けて左旋回します。

離陸後3分、10000フィートを過ぎました。

どんどん上昇していきます。

既に近くの山の頂より高い高度に達しています。

丘陵地帯が広がります。

到着地の残燃料予定は10.1トン。

離陸後8分、さらに上昇を続けます。この区間は弱い向かい風です。ANPも0.01で正常です。

シートベルトサインをオフ。

離陸後13分、巡航高度FL330に到達。速度マッハ0.842。

スラバヤに向けて飛んでいます。

スラバヤ上空です。

ここから南東に変針し、インド洋を渡ります。

これから洋上飛行です。対地速度は500ノットです。かなり速度が上がってきました。マッハ0.847。

洋上飛行をしています。

順調に飛んでいます。

ところどころ雲が切れているところがあります。

離陸後1時間44分。風が次第に追い風になってきました。対地速度528ノット。

オーストラリアが見えてきました。広々としています。

グーグルマップで見たところです。内陸部は茶色の大地が続きます。

追い風82ノット。対地速度578ノット。追い風がますます強くなります。まださほど揺れません。

広大な砂漠です。ところどころに塩湖のようなものが見えます。

グーグルマップで見ても砂漠です。

眼下はオーストラリア第2の湖、マッカイ湖です。

 離陸後3時間22分。追い風86ノット、対地速度585ノット。まださほど揺れません。偏西風の予想ではこれから揺れてくるはずです。

次第に夕方になっていきます。

追い風89ノット。対地速度587ノット。

日没です。

オーストラリアの真ん中を飛んでいます。

雲の上です。

空には星が見えてきました。

操縦室を夜間照明にします。

追い風100ノット。対地速度598ノット。まださほど揺れません。

ここでさらに南に針路をとります。空は星です。

風速が110ノットになってきました。TASは506ノットもあります。

夜間飛行です。

風速134ノット、対地速度は608ノットもあります。揺れてきました。マッハは0.855

ビクトリア州に入っていきます。メルボルンはもうすぐです。

揺れが激しくなってきました。速度をマッハ0.82に減速します。

揺れが収まるまでこれで飛びます。

さらに揺れが激しくなり、シートベルトサインをオン。

離陸後5時間6分。最も風が強いところを抜けたようです。風速93ノット。対地速度559ノット。揺れは急に収まりました。

 速度の割り込みを解除します。

シートベルトサインをオフ。

安定した飛行に戻りました。風速は93ノット。対地速度は576ノット。

降下開始です。

進入速度はフラップ30度で145ノット。

降下のプロフィールです。TUNKAで9000フィート以下です。

再びシートベルトサインをオン。

速度がまだ高すぎます。対地速度は532ノットあります。

オートブレーキを2。

メルボルンに近づいてきました。

スピードブレーキを立てて設定速度まで減速します。

離陸後5時間20分。まだ雲の上です。揺れはありません。順調に降下しています。

TUNKAで9000フィート以下です。

3000フィートまで降下します。

 GPS、IRS、VOR/DMEの位置測定も正常です。

QNHを合わせます。オーストラリアでは10000フィートです。

10000フィートの減速です。

眼下にメルボルンの街が見えてきました。

フラップ5度。

大きな街が広がっています。

3度の降下角を設定して降りていきます。

空港に向けて左旋回していきます。

きれいな夜景です。

左手にメルボルン空港が見えています。右のほうに見えるのはまちがいやすい別の空港です。

スピードブレーキをARM。レバーをクリックします。

フラップ20度。

メルボルンの天気です。雨が降っています。

3000フィートまで降りてきました。もうすぐアプローチです。ANPは0.01で異常なし。

3度の降下角で最終進入する準備です。

ギアダウン、フラップ30度、降下が始まりました。

これがまちがいやすいほうの空港です。

空港の全景が見えています。

マニュアルで着陸します。結構風が乱れています。

左から横風11ノット。もうすぐ着陸です。

無事着陸しました。

ターミナルに向かいます。

誘導路に入ります。

APUをオン。

スポットインして降機です。飛行時間5時間39分、移動時間5時間55分。追い風が予定より強くて早く着きました。

777は安定した機体です。X-Planeは空港も街も夜景がきれいです。

(おわり) 


X-Plane10のDC-6Bでサンフランシスコからホノルルまで

2016-10-16 21:19:10 | 日記

今日はX-PlaneのDC-6Bでサンフランシスコからホノルルまでの洋上飛行をします。

この間はフライトプランのルートで2184マイル、しかも今日は平均の向かい風41ノットで、このソフトのコンフィギュレーションでは限界への挑戦。実際には増設燃料タンクを積んだ機体で飛んでいたのでしょうが、今日はオリジナルの機体で、乗客と貨物はゼロで本当に飛べるかどうか飛んでみます。

最後に結果が出ていますが、残り30分の燃料で無事、ホノルルに到着しました。

PMDGのDC-6はPFPXのプロファイルも附属でついています。ですから、PFPXでフライトプランを作ることができます。

飛行計画では30分の予備燃料を入れたプランで必要な燃料が燃料タンクの容量を1.4トンオーバー。飛行時間は9時間51分の予定で、サンフランシスコからホノルルまで飛ぶ燃料が9.166トン。すでにこの段階でタンクの容量を120キロオーバーしています。ですからこれでは「飛べない」ということになるわけですが、今日は乗客も貨物も積まずに試しに飛んでみます。上空で上手に飛べば飛びきれるのではないでしょうか。

先述のように平均の風は向かい風が41ノット。巡航高度は18000フィート。出力の設定は1000馬力。

風を考慮して燃料を最小にするルートを選択しました。ETP1とあるところが両空港の間の等時間点です。この計算はETOPSの設定をしないと出てこないので、フェイクでETOPS360分を設定して計算しました。

ちなみに当機は4発で、1発不作動でのゴーアラウンドについてマニュアルは、大して影響がないと書いてあります。昔、記録映画で上空で3発フェザーにして1発で飛んでいるのを見たことがあります。すごいパワーです。しかしレシプロエンジンですから現代のジェットエンジンと比べて信頼性は低く、メンテナンスも大変だったでしょう。そこでちょっと上空でエンジンをフェザーにしてみました。高度4500フィート。

まず3番と4番のエンジンをフェザーに。速度は落ちますが高度は下がりません。

3、4番エンジンがフェザーになって、やや傾いて飛んでいます。

続いて2番エンジンもフェザーに。さらに速度が下がりますが、高度は下がりません!

エンジン1発で巡航しています!

フライトプランです。風は前半が西風で向かい風、後半が追い風になります。ナビゲーションはGNS430を使います。

今日の天気ですが、サンフランシスコ、ホノルル共に良好です。ただし、ホノルルは遅くなると突風が吹きます。

今日は巡航のところから記事を始めます。パンナムの塗り分けです。

太平洋をハワイに向けて飛んでいます。

GNS430でナビゲーションをしています。IASが190ノットぐらいでTASは気温や気圧高度で計算すると230ノットぐらい、対地速度は下にあるように214ノット。向かい風です。TASの計算や単位の変換はSportyのE6Bというアプリを使うと便利です。もちろん今の飛行機では自動的に計算値が表示されますが。

巡航の設定はAIパイロットがやってくれますが、それでは出力が高すぎて燃料がホノルルまでもちません。ですからマニュアルで設定します。当機では出力を馬力で言っていて、1000馬力の設定とか1200馬力の設定とかいう形でパラメータを合わせていきます。PFPXのフライトプランでは馬力を選んで計算することができるようになっていて、上の計算は1000馬力で行いました。下の表はマニュアルにある1000馬力の設定で、キャブレーターの温度に対応するマニフォルドプレッシャー、プロペラ回転数、BMEP、そしてエンジンの流量があります。

18000フィートの巡航で温度は-30度。すると27.0インチで2200RPM、129PSIで燃料の流量が463リットル/hour。

こちらは外気温と高度から速度を割り出す表。ただし1000馬力の数値はありません。外気温が‐23度ぐらい。一番軽い状態ですから、1100馬力でIASが189ノット。

さて、実際にどう合わせるかですが、すべての数値が一致するということはなくて、今回は燃料の流量を合わせました。3、4番エンジンのほうが1、2番エンジンより流量が多いのですが、だいたい460リッター/hourぐらいにして、あとはプロペラの回転数を2200RPMに。この状態でマニフォルドは30インチ強。BMEPは116PSIです。

これでIASが187ノットぐらい。計算されるTASが230ノットぐらいです。遅すぎると時間がかかり過ぎてかえって燃料を多く消費します。今日はこれで巡航します。

8つの燃料タンクの燃料計です。上側が代替タンク、下側がメインタンク。離陸から巡航高度到達まではメインタンクを使います。4つのメインタンクからそれぞれのエンジンに燃料を供給。巡航が始まったらすべてのエンジンを代替タンクに切り替えます。これはすでに代替タンクに切り替えられて、代替タンクの燃料が少しづつ減っている状況です。代替タンクは2、3番タンクの量が少なく、最初にこの2つのタンクが空になります。

順調に飛行しています。

燃料タンクの使い方がマニュアルに出ています。離陸から巡航開始までがすべてメインタンク。上昇開始から20分経ったらすべてのエンジンを代替タンクに切り替え。代替タンクは2番と3番の量が1番と4番の量より少なくなっています。そのため最初に代替タンクの2番と3番が空になりますから、2番と3番のエンジンへの供給をメインタンクの2番と3番に切り替え。続いて代替タンクの1番と4番が空になりますから、2番から1番へ、3番から4番へのクロスフィードをオンにし、1番と4番の代替タンクをオフ。この状態で1番、4番エンジンにはそれぞれ2番、3番のメインタンクから燃料が供給されます。しかしメインタンクは2番と3番の量が1番と4番の量より多くなっています。そこで2番と3番の量が1番と4番の量と等しくなってきたらクロスフィードをオフにし、メインタンクから各エンジンへの供給に切り替えます。

現在すべてのエンジンを代替タンクからの供給にしてあります。巡航中です。

さらに燃料タンクを切り替えて新しい燃料供給ルートを確保したらしばらくの間、燃料ポンプをローで駆動するようにとあります。

代替タンクの2番と3番が空になりました。2番、3番エンジンへの供給をメインタンクの2番、3番に切り替えます。

切り替えの前後で燃料供給量に変化はありません。そもそもちょっと供給量が増えてしまっていますが。

代替タンクの2番と3番が空になっています。

サンフランシスコとホノルルの中間地点付近を飛んでいます。

代替タンクの1番と4番が空になったので、2番から1番、3番から4番へのクロスフィードをオン、代替タンクの1番と4番をオフ。

代替タンクがすべて空になりました。

やがてメインタンクの2番、3番の量が1番、4番の量と等しくなりました。

クロスフィードをオフにし、すべてのエンジンをメインタンクに切り替えます。

しかし、1番と4番のメーターは不思議な目盛りの振り方をしていますね。

切り替えた後はしばらく燃料ポンプを駆動します。

次第に夕方になっていきます。

空には星が見え始めました。

やがて夜間飛行です。

燃料が少なくなってきてたいへん心細くなってきましたが、そろそろ降下を始めます。レシプロ機は降下中でもエンジンはアイドルにしません。

AIパイロットが操作をします。

毎分500フィートで降下していきます。速度は巡航中より上がります。

もうすぐハワイです。

雲の中を降下していきます。

キャブレターの温度が零度近くまで上がってきます。キャブヒートをオンにします。

窓の外を雲が流れていきます。

3200フィートで水平飛行に移って減速します。

さらに2200フィートまで降下します。

やがてハワイの地上の光りが見えてきました。

ハワイの西海岸です。

雲が低く垂れこめています。

幹線道路が見えます。

やがてカラエロア空港とその向こうにホノルルが見えてきました。

ホノルル国際空港が見えます。今日はRWY04Rへの着陸です。海側に回り込んで着陸します。

高度は2200フィートです。

では最終進入です。風が結構乱れています。

燃料は各タンクあと300ポンドあります。全部で1200ポンド。残り1時間15分ぐらい。

まもなく着陸です。

着陸します。

着陸しました。逆ピッチを使うことなくゆっくりブレーキを踏んで減速。

駐機場に到着しました。

地上支援車が取りつきます。

結局、最後に残った燃料は1000ポンド。残り30分です。

こうして飛行計画よりも燃料を節約して30分の残燃料でホノルルに着きました。しかしギリギリであることに変わりはありません。これで乗客や貨物を積んで重くなると果たして足りるのか・・・。とにかくギリギリであることがわかりました。

(おわり)

 

 


X-Plane10のDC-6(2/2)

2016-10-11 20:56:16 | 日記

引き続きPMDGのDC-6を飛ばしています。

マイアミからキーウエストまでの区間です。長大な海上橋が見えます。セブンマイルブリッジです。この間に橋は全部で42あります。

では降下を始めます。AIパイロットが設定してくれます。

降下が始まると差圧計が下がり始めます。

ヘッドアップディスプレイで前方を見たところです。よく見えます。

キーウエストに向けて飛んでいきます。

左前に大きな空港が見えます。キーウエストの海軍基地です。

3000フィートまで降りてきました。

キーウエストの天気は晴れ、北東の方向から14ないし22ノットの風。

西側からキーウエスト国際空港に進入します。小さな島々が並びます。

グーグルマップで見るとこんな感じです。

ギアダウン。AIパイロットがやってくれます。

空港はキーウエストの街のすぐ向こうにあります。

まもなく着陸です。

無事着陸しました。

AIパイロットが着陸後の設定をしてくれます。

駐機場に到着しました。

AIパイロットがパーキングの設定をしてくれます。

地上の支援車も取りついてフライト終了。

こうしてフロリダ州タンパからマイアミ上空を経てキーウエストまで飛んで来ました。

アナログ機の飛行は実に趣があります。フライトシミュレーターならではです。

(おわり)


X-Plane10のDC-6(1/2)

2016-10-10 22:06:25 | 日記

FSXでは大変有名なPMDGがついにX-Planeの機体を発売しました。その一番機は4発レシプロ機として大ベストセラーとなったDC-6です。

ダグラス社が製造したDC-6は、ジェット機の花形B707、DC-8が登場する前のレシプロ機の時代の花形で、今でも飛んでいる機体があるそうです。タイプは貨物用のAと旅客用のBがあり、旅客用は座席配置が国内線用、国際線用、スリーパーなど何種類かあります。

日本では日本航空が購入して国内線、国際線を飛ばし、昭和39年の東京オリンピックの聖火を輸送したことでも知られています。この機体 City of Tokyo はもともと貨物用でしたが、日本航空が導入を急いで貨物用を旅客用に改造して就航させました。

操縦席はこんな感じです。現代のオール液晶パネルの操縦席とは全く違います。

操縦室の扉もついています。また機関士席はジャンプシート。

さらにその後ろに天測用の窓がついています。写真の上は酸素のバルブです。

操縦室後方にはブレーカーが並びます。

これがオーバーヘッドパネル 

これがペデスタル。スロットルは左右2セットついています。左右のスロットルの前の赤いつまみは燃料タンクおよびクロスフィードのスイッチ。左のスロットルのすぐ右側の赤いつまみはスロットルのロック、その右側の白いつまみはプロペラピッチの調整。通常はオートですべてのエンジンをひとつのつまみで調整します。中央の赤い横棒が逆ピッチのバー。その前のオレンジと青いランプ、その後ろの4つの小さなつまみが各エンジンのピッチの調整。

ペデスタルの後ろ側、黄色い大きなレバーがフラップ。一番下げて50度まで下がります。真ん中の赤いレバーがギア。左側の赤いバーがガストロック、すなわち地上で舵とスロットルの動きを止める装置です。その左の赤い小さなバーはパーキングブレーキ、右下の青い4つのレバーはキャブレターの温度の調整、左下の赤い4つのレバーはミクスチャー、その右の赤いレバーはミクスチャーのロック。ミクスチャーのレバーの下に出ている銀色のレバーはオートパイロットのメカニカルオン・オフ。

ギアの上の黒い大きな丸いつまみ周辺がオートパイロット。

ペデスタルの後ろの赤い床は開くようになっていて、燃料投棄を行います。

夜間の照明もきれいです。これはVHF無線機です。NAV1とNAV2。ただし、このソフトではダミーで、別に現代風の無線機がついています。周波数をタテに合わせているのがわかりますでしょうか。

これはCOM1とCOM2。

これは長波と中波の無線機。ダミーです。X-Planeでも天測とか、ロランとか、昔の航法を使えるといいですね。

これも無線の切り替えパネル、ダミーです。もったいない!

そしてジャーン、こんなのが風防の前についています。GNS430は他のX-Plane10の機体でもおなじみで、これがあればどこでも飛べます。

昔から疑問に思っていた、風防の前の水平のこの大きな輪っか。これ、ラダートリムなんですね。右席からも左席からも操作できます。巡航に入るとこれを微妙に左右に動かして滑りを止めるのですね。初めて知りました。

左席正面のパネルです。古典的なT型。

一体どうやって飛ばせばよいのだろうと愕然としてしまいますが(笑)、このソフトにはAIパイロットがいて、多くの操作をAIパイロットがやってくれます。ですからAIパイロットを使うと最初からスムーズに飛ぶことができます。もちろん全部自分で飛ばすことも可能で、本物のマニュアルの抜粋が無料でダウンロードできます。

では今日は、フロリダ州のタンパからキーウエストまでDC-6BでAIパイロットを使って飛んでみます。

旅客の乗り降りは左側後方の扉から行います。

このソフトには各種のメニューがついています。これは燃料、旅客、貨物の量を設定するメニューです。

リアリティーの設定です。キャブレターの凍結も起こります。

エンジンは酷使するとすぐ壊れます。エンジン、プロペラ、オイル、水・アルコール、防氷液、機体の保守メニューです。

機体の状態の設定です。ドアの開閉や地上支援、出発準備の状況を設定できます。今日はコールドアンドダークからのスタートです。そのほかにエンジン始動前、地上走行前の設定があります。また操縦室の照明も一斉にここで設定することができます。

このタンパ空港はX-Plane10のデフォルトの空港です。最近のバージョンアップで次々にこうした3次元空港が誕生しています。

ではAIパイロットを呼び出します。ソフトではAFE、「人工」航空機関士となっています。エンジン始動前の準備です。

GNS430はユーザーが設定します。とりあえずキーウエスト国際空港(KEYW)を設定しておきます。大圏航路で209マイル。

エンジン始動前の準備が終わり、出発です。プッシュバックトラックはダミーで、動きません。今後のバージョンアップで動くようになると思いますが。

昔からあるGround Serviceのプッシュバックトラックを接続しました。

パーキングブレーキをオフ。

プッシュバックが終わり、エンジンスタート。

AIパイロットは最初に始動する3番エンジンのミクスチャーをオートリッチに、マグネトーをBothに、そしてスターターのセレクターを3にして待っています。

3番のミクスチャーがオートリッチになっています。

そこでスターターをオン。スターターはこんなスイッチで、4つのつまみを同時に動かします。

3番エンジンの計器が動き出しました。アナログですから時間が経たないと安定しません。またレシプロエンジンの振動で常に機体と針が揺れています。

続いて4番エンジンのスタート。セレクター、マグネト―、ミクスチャー、スターターは自分で動かします。

そしてすべてのエンジンが始動しました。

セレクターをオフにしておきます。

エンジン計器が安定するのを待ちます。

地上電源を切り離し。

アフタースタートのAIパイロット

AIパイロットがアフタースタートチェック。ガストロックを外します。

QNHを合わせます。

今日のタンパはいい天気です。

誘導路を滑走路へ向かいます。

誘導路の途中で止まってウォームアップです。パーキングブレーキをかけ、マニフォルドの圧力を大気圧と同じ30インチにします。スーパーチャージャーがついていますからメモリは75インチまであります!ただし、赤いラインが53インチのところにあります。グリーンのバンドの上限は49インチ。この制限を超えてマニフォルドの圧力を上げるとオーバーブーストですと画面に警告が出て、それでもスロットルを戻さないとエンジンはほどなく壊れます。

プロペラの回転数を下げます。

回転数をもとに戻します。

個々のプロペラの回転数を動かします。

オートフェザーのチェック。

続いてビフォーテイクオフ

離陸フラップは20度です。AIパイロットが設定してくれます。

フラップ20度。

カウルフラップの調整はAIパイロットがやってくれます。現在はフルオープン。離陸時に3度まで閉めます。

その左側に着陸灯。外部に展開して点灯。

では滑走路に正対しました。

AIパイロットがテイクオフ。離陸にはドライとウエットがあります。ウエットは水とアルコールをエンジンに注ぎます。より高い出力を出すことができます。今日はドライ。

まずマニフォルドの圧力が30インチまで上がります。ここまでがAIパイロットの仕事。ここで4つのエンジンの計器が揃っていることを確かめます。

続いてマニュアルでフルパワーを設定します。離陸は100ノット。

スムースに離陸しました。ちょっと上昇率が高すぎるかも。

上昇率を加減しながら130ノットまで加速します。130ノットを超えるとテイクオフのAIパイロット機能が動き出して上昇推力の設定とプロペラピッチの設定、フラップの格納をやってくれます。

タンパの街を北向きにゆっくり上昇していきます。

連続定格出力が設定されました。南へ向かいます。

続いて上昇推力の設定。すべてAIパイロットがやってくれます。エンジンの設定は高度や温度に合わせてAIパイロットが最適な値にしてくれます。優れものです。

眼下はタンパの街です。

 

南へ向かいます。

 オートパイロットを入れます。GNS430の設定に合わせてヨコ方向の操舵を自動でやってもらいます。縦方向は150ノットで上昇するようにピッチをマニュアルで動かします。

順調に上昇していきます。まだ1550フィート。上昇率550フィート。

上昇率を下げて加速してみます。180ノット。上昇率300フィート。

ゆっくりと上昇していきます。

キーウエスト国際空港への直行ルートを設定します。GNS430のCDIをGPSに、オートパイロットをLocalizerにするとGNS430に設定したコースを飛んでくれます。

シリンダーヘッドの温度は100度。カウルフラップを閉めると温度は上がります。キャブレターの温度はマイナス13度。キャブレターの凍結に気をつけます。燃料の流れ方をよく見ておきます。

そしてこの機体のひとつ面白いのが与圧の調整です。これはAIパイロットはやってくれません。マニュアルに設定の仕方が書いてありますが、ちょっと間違えると上空でいきなり与圧が抜けちゃったりします。左下のメーター。最初18000フィートまで上がる予定でしたので、18000のところにFlightの針があり、7500のところにCabinの針があります。現在の客室高度はその上の高度計で、これはいつも規正値が29.92インチに調整されています。今回は客室=機の高度が7500フィートになるとそれ以上客室高度が上がらないように与圧が働き始めます。そして一番上の差圧計の針が上がりはじめ、右下の客室高度の昇降計の針がゼロになります。今は客室=機の高度が3100フィートですからまだ与圧はかかっておらず、上昇するにつれて外気と同じように気圧が下がっていき、客室高度が上がっていきます。

これが客室の温度計です。実際にはヒーター用のエンジンが搭載されています。このソフトではこのエンジンの運転は自動になっています。

交流、直流の電圧、電流計です。

オーバーヘッドパネルの一番上です。予備用の計器スイッチが並びます。またウエットで離陸するときは左下にある水の噴射ポンプをオンにします。

その手前のオーバーヘッドパネルです。ライト、電源、燃料ポンプ関係が並びます。丸くて赤い押しボタンはフェザーのボタンです。押すとフェザーに、引くとアンフェザーになります。飛行中に押すとそのプロペラはフェザーになって回転が止まり、エンジンが止まります。アンフェザーにすると風の効果でプロペラが回り始めてエンジンが始動します。

燃料タンクは全部で8つついています。これもバルブの動かし方が決まっています。

ヒーター、防氷関係です。ヒーター用のエンジンはこのソフトでは自動運転です。左側の赤いスイッチはエンジンの消火器です。二酸化炭素をボトルから放出して消化します。

防氷装置の設定があります。

油圧の圧力計は右席脇にあります。フラップ、車輪、地上走行、ブレーキなどを動かします。なお、空気ブレーキもついています。B727にもついていてものすごく効くのに驚きましたが、この機のマニュアルで空気ブレーキのところを読むと、あれは弁を開いて閉じ、開いて閉じしてブレーキ圧を調整しながら使うのだそうです。そうしないとタイヤがロックしてしまうそうです。

NAV1の入力はGNS430で行います。

 もうすぐ5000フィート。

 

ここでマイアミ空港上空に寄ってからキーウエスト国際空港に行くようにルートを変えます。

マイアミに向かいます。

さてもうすぐ7500フィートです。与圧が働き始めました。昇降計がゼロになり、差圧計が動き始めています。

今日は予定を変えて11500フィートで巡航に移ります。

AIパイロットが巡航の設定をしてくれます。

 

エンジンのマニフォルド圧力は37インチ、プロペラは2050回転。ミクスチャーは最初からオートリッチで、自動的に調整してくれます。

シリンダーヘッドの温度はグリーンのバンドに入っています。

外気温はマイナス8度。油圧の圧力、温度は正常。キャブレターの温度はマイナス28度。

燃料の圧力も正常です。

BMEP(正味平均有効圧力)は150です。スロットルをアイドルにすると60です。この数字が大きいほどトルク(プロペラ軸を回す力)が大きくなります。

 もうすぐフロリダ半島の東側に出ます。速度は190ノット。

 もうすぐマイアミです。

巡航中、カウルフラップは閉じています。

マイアミ市内上空です。

ここからマニュアルで方位を決めます。キーウエストに向けて南下します。

 マイアミ国際空港の真上です。

この黒い大きなつまみを左右に動かして機体を左右に傾け、針路を変えます。

 左右に傾けた後、黒いつまみのすぐ上にある丸い銀色の板をクリックするとつまみが中央に戻ります。

ここからキーウエストまで長い半島が続きます。

 PMDGの機体は客室内部に入ることができません。しかし外から見ると客席が見えます。

 エンジンを前から見たところです。エンジンの排気口からは青白い炎が出ています。

操縦席には3人のパイロットがいます。

前から見たところです。なかなか壮観です。ダグラスは機体が丈夫だといいます。

キーウエストに向けて飛んでいきます。

巡航高度を変えたので客室高度も変わりました。現在3000フィート。

キーウエストへは島伝いに長い道路がつけられています。

途中に空港があります。昔、昔、サブロジック社のフライトシミュレーターで遊んでいたころ、マイアミからキーウエストまで小型機でよく飛んでいました。

 (つづく)

 


ヘッドアップディスプレイのアドオン

2016-10-10 21:49:56 | 日記

フライトシミュレーターで飛ぶとどうしても外の景色が見づらく、離着陸やアプローチの時はヘッドアップディスプレイを使ったほうがずっと楽です。

FlyRealHudsからX-Plane10用の各種ヘッドアップディスプレイが発売されています。

旅客機、ビジネスジェット、小型機・軍用機用があります。どれを買っても、すべての飛行機に同じヘッドアップディスプレイが出てきます。すなわち旅客機用を買うと、セスナを飛ばす時にも旅客機用のヘッドアップディスプレイが出てきます。

これは小型機用です。コンパスもついていますから場周経路を回る時にも便利です。

横風着陸はこんな感じです。

このメーカーはプロ用のシミュレーターのヘッドアップディスプレイを作るのが本業のようですね。米国ではヘッドアップディスプレイを使わないと飛べない進入方式があります。

日々進化が続きます。

(おわり)


X-Plane11が年内に発売されます!

2016-10-10 17:55:39 | 日記

X-Plane11が年内に発売されると発売元からアナウンスがありました。

X-Plane10は現在のバージョン10.51が最後になるようです。

現在のX-Plane10からのバージョンアップではなくて、新規購入になります。これからX-Plane10を購入しようと考えておられる方は、ちょっと待った方がよいでしょう。

ただし、X-Plane10のディジタル版を今から買うと、X-Plane10への無償アップグレードがついています。ですから発売と同時にX-Plane11を飛ばしたければ、いま、X-Plane10のデジタル版を購入することになります。

DVD版はディジタル版が出てからの発売となるようです。

(おわり)


PSX747-400に自動離陸機能

2016-10-04 08:42:32 | 日記

AEROWINXのPSX747-400は引き続き細かな改良が続いていて、このたびバージョン10.1.0にバージョンアップすることになり、そのベータ版が出ました。

なお、このソフトには日本語の公式マニュアルがあります。

今回のバージョンから自動離陸機能が付加されました(正しくはバーチャルパイロットによる離陸)。離陸時の手順の訓練などに使われる機能で、離陸開始から地上400フィートまでを自動で操作します。

たとえば通常の離陸です。内蔵のシチュエーションから離陸のシナリオを選びます。

そして次の画面の右下にある自動離陸のボタンをクリックします。Situation > Human > PilotにあるInitiateです。

なめらかに離陸します。

地上400フィートでオートパイロットがオンになり、自動離陸は終わります。

続いて1発不作動での離陸です。シチュエーションからTAKEOFF Bのシナリオを選びます。左上にラダーやエルロンの動きが表示されます。4番エンジンが止まった状態で離陸。左のラダーを大きく踏み込んでいます。

地上400フィートでオートパイロットがオンになって自動離陸は終了。

続いて2発不作動。TAKEOFF Aのシナリオです。1番と2番のエンジンが止まりました。右のラダーを一杯まで踏み込んでいます。まだV2に達していません。

一旦引き起こした後、V2まで加速するために上昇を止め、少し高度を下げたりします。しかしなかなかV2に達しません。

そうこうしている間にGPWSが鳴りだしました。2発不作動の時はリアルな人が操縦したほうが上手かもしれません。

ジョイスティックをつながずに離陸すると、あまりきれいに離陸ができません。そういうときにもこのコマンドは役に立ちます。

日々改良が続くPSX747-400です。

(おわり)