フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

PSX B747-400 のRNP ARアプローチ

2020-02-21 22:37:33 | 日記

AEROWINXのPSX B747-400の機能がアップグレードされました。主な点は次の2つ。

1、RNP ARアプローチにRF(Radius to Fix)機能が付け加わり、カーブをきれいに曲がれるようになりました。

2、NG FMC(次世代FMC)が登場し、ダイバートやアプローチ時の速度やフラップの設定が大きく改良されました。特にアプローチ時は速度やフラップの設定が自動化され、VNAVを入れておけば指示に従ってフラップを下げていくと自動的に減速します。エアバスのアプローチ・フェーズによく似た機能ですが、ここではフラップ20度までのサポートになります。その後のギアダウンとファイナルフラップは自身のタイミングで行います。

では実際にいくつか飛んでみます。まず羽田のRNP AR RWY23アプローチです。KAIHOから東京湾上を回ってRWY23に着陸します。

PSXのデフォルトのシチュエーションに防府から羽田までという不思議なルートがあるので、それを使います。シナリーの表示にはP3Dver4を使い、WidePSXを使ってPSXとリンクさせます。

PSXとP3Dの位置を合わせますが、P3Dではちょっとヘディングがずれています。

PSXのほうはぴったりです。

P3DとPSXのウィンドウを上下に二つ並べるとこのようになります。PSXはアプリを2つ同時に起動してリンクさせられますから、もうひとつのモニターにはPSXをフルに表示させます。

 離陸推力は滑走路が短いので最大離陸推力に変更しました。さらに出発経路もすぐ左旋回で高度を上げて東に向かうルートに変えました。

軽々と離陸します。

早速左旋回で加速上昇していきます。

出発経路にARCがありますがとてもきれいに曲がります。ヨコ風が吹いていますが。

変曲点のあたりはコースが入り組んでいますが、実際にはきれいに曲がります。

あっという間に羽田で、KAIHOに向けて降下中です。

KAIHOです。ND上に速度やフラップの指示が出ています。VNAVを入れておけば、フラップの指示のところでフラップを下げると自動的に減速します。PFDにはRWY23のILSの指示が出ています。

アプローチが始まります。4000フィートからです。ちょっと高度が高いです。

カーブの上をきれいに飛んでいます。

RFを大変きれいに飛んでいます。

もうすぐフラップ20度。フラップを20度にすると自動的に138ノットに減速します。その後は自身のタイミングでギアダウンとファイナルフラップ。ファイナルフラップにすると速度が設定した進入速度まで自動的に下がります。

フラップ20度、ギアダウン。着陸滑走路が見えています。

WidePSXもP3DとPSXで滑走路の位置合わせができています。

羽田空港全体が見えています。

最後のカーブに向かいます。

最後のカーブが終わろうとしています。ちょっと高いです。

ヨコ方向に最後の修正をしています。

ヨコ方向はピッタリ合いました。高すぎるのでオートパイロットを切ってマニュアルで着陸します。

スムーズに着陸しました。とても出来がいいです!

では次に、北大西洋の観光地、マデイラ島。強風で有名な空港ですが、今日はあまり風が強くありません。下の図にあるようにぐるっと回って着陸します。RNPの実際の精度によって決心高度が異なっています。

ダウンウインドから始まります。既に2000フィート。

フラップ20度、ギアダウン。

カーブの区間とその前後の調整の区間があります。左手は背の高い火山です。空港が右端に見えます。FSX/P3Dのデフォルトのマデイラは空港の標高がまちがっているため、そのままだと地上に激突してしまいます。フリーの空港をFlightsim.comからダウンロードして入れてあります。

最後のカーブです。

そしてここまで誘導されました。大したものです。マニュアルで着陸します。

マデイラに着陸しました。

では3つ目は米国モンタナ州のグレイシア・パーク国際空港です。盆地の空港に降りていきます。RNP ARアプローチはゴーアラウンドコースも重要です。

ゴーアラウンドまで入れると盆地の底に降りて上がってくる周回コースになっています。

ダウンウインドに入りました。指示に従ってフラップを下げていきます。すると自動的に減速します。

RFをきれいに曲がります。

険しい山が迫ります。

FMCのポジションの2ページ目にRNPの規定値と実際の値が出てきます。RNP0.40マイルに対して現在は0.05マイル。十分高い精度です。GNSS2つ、IRS3つ、DME2つの3種類の航法装置が機能しています。

RNPの実測値によって決心高度が違います。ここでは一番左の3344フィートです。

同じところを夜間にして飛んでいます。RNPの実測値を見ながら飛びます。実測値には変動があります。現在0.05。

RNPの実測値は現在0.02。

防氷装置が動いています。

RNPの実測値は0.07です。

ベースレグです。

そしてここまで誘導されました!

着陸します。

スムーズに着陸です。

ということでPSXのRNP ARアプローチのRFは大変優れモノです。PSXもますます進化していきます。

(おわり)