フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

PSXでRNPアプローチを飛ぶ

2016-05-24 21:34:46 | 日記

先日B767-300ERで静岡富士山空港(RJNS)のRNAV(RNP)12アプローチを飛びました。ところが精度が悪くて単なる周回進入に終わってしまいました。

コースを正確にトラックできる機体はないか、と考えるとaerowinxのPSX B747-400が思い浮かびます。そこで今日はこの機体でこのアプローチを飛んでみます。同時にaerowinxは無償のアドオンソフトxviewを使ってX-Plane10を同調して動かし、X-Plane10をシナリー表示器として使うことができますので、今日はX-Planeのシナリーも見ながら飛んでみます。

離陸は同空港のRWY30で、いったん空港の北西側に飛んでからアライバルコースに乗り、アプローチして着陸します。

これがOHCHAアライバルです。離陸してGAKKIに行き、ENSYUへ行ってこのアライバルコースに乗ります。

そしてOHCHAから以下のアプローチに乗ります。RNAV(RNP)12アプローチです。

巡航高度ですが、アライバルのAOIKUがFL150以上なのでFL150とします。アプローチはROKGOが4100フィートで165ノット以下です。

ではまずPSXでRJNSのRWY30の離陸ポジションに機体を据え付けます。

滑走路の中心線上に乗っています。

しかしX-Planeのシナリーはアドオンシナリーということもあってやや中心線から左にずれています。とりあえず滑走路の上に乗っているからよいでしょう。デフォルトのシナリーではX-Planeでも大抵ピッタリ真上に来ます。

チョッと見にくいですが、要するにRWY30から離陸して左回りに空港の南東側に回り込み、そこから空港の北西側に回り込んでRNPアプローチでRWY12に進入・着陸します。右に直線が伸びてますが、これは意味不明です。LEGSにも入っていません。

CDUが下に見えますが、これがLEGSページです。GAKKIからENSYUに向かいます。

その続きです。ROKGOの先のNS251から3度の降下が始まり、2.3 ARC Rとあります。半径(?)2.3マイルのアークで右旋回です。制限はROKGOで高度4100フィート、速度165ノット以下です。

離陸しました。LNAV/VNAVを入れてオートパイロット、オートスロットルで飛びます。GAKKIに向けて上昇中です。

X-Planeの画像です。眼下に浜松飛行場、浜名湖などが見えます。

まもなくGAKKIです。巡航高度に達します。

果たして風があるなかでの高速での鋭角の旋回も上手にやってくれます。もちろんピッタリというわけにはいきませんが。

まだ若干修正をしていますがENSYUに向かいます。

南東に太平洋上へ出ていきます。

ENSYUを出てAOIKUに向かいます。安定してコース上を飛んでいます。

xviewのX-Plane用の専用機体があります。ただデフォルトにあるユナイティッド航空の塗り分けなので、変更できるところだけANAの色に変えました。xviewではアニメ機能もデフォルトを改造してあるので、それも入れ換えるとPSXに従ってフラップやエンジンや車輪が動かなくなります。

改めてNDをよく見ていると変針する時も一発で新しいコースに乗るようににマジェンタ色のラインが微妙に丸みを帯びて曲がり、機体とトレンドベクターがほぼピッタリその上に乗っていきます。実によくできています。

降下が始まりました。ミニマムが850フィートですので、800フィートまでVNAVで降りられるような設定にしました。NDのコース上に見える2つの緑色の丸は、この間で1万フィートの減速(250ノットへの)が行われるという意味です。

富士山が駿河湾に写っています。富士山は見えませんが。

タテ、ヨコ、速度、ほぼピッタリに降りていきます。

10000フィートの減速です。今回は240ノットまで減速します。

減速が間に合わない時はスピードブレーキを使います。FMCにDRAG REQUIREDと出ます。

ROKGOに向けて降下が続きます。速度は165ノットまで減速しました。フラップ10度。

ROKGOまであと4マイルです。しかしまだコースより1890フィートも高いです。スピードブレーキを使って降下率を上げていきます。

ゴーアラウンドした時は滑走路を行き過ぎてここまで来て、反位にOHCHAまで行きます。

4100フィートまで降りてきました。ROKGOの2マイル手前です。

さていよいよRNPアプローチによる右旋回の開始です。LNAV/VNAVを入れてオートパイロット、オートスロットルで飛んでいます。ギアダウン、フラップ30度。進入速度は145ノット。

ほぼコースどおり飛んでいます。

まもなく滑走路のライン上です。高度も速度もピッタリです。

滑走路が見えてきました。

タテ、ヨコ、速度、ほぼコースどおりです。

右から風が吹いて左に流されるので自動的に修正しながらアプローチしています。

引き続きピッタリ降下していきます。

風の影響でしょうか、左にずれたのを結構大きく右に修正しています。

さて、ミニマムです。ミニマムに近づくと降下率が落ちるので高度がやや上がってしまいましたがほぼピッタリ滑走路の延長線上に乗っています。風もあるのに大したものです。

X-Planeではミニマムの位置でこのように見えます。

ちょっと高いですがこのまま着陸します。

滑走路の先のほうで止まりました。

ということで、RNPアプローチをPSXはちゃんとコースどおりに飛んでくれます。正確なフライトを、ということではPSXとX-Planeの組み合わせが一番良いかもしれません。

(おわり)


X737-800で小松から松本まで(2)

2016-05-22 21:25:02 | 日記

x737-800で小松から松本まで、続きです。

Uターンしました。

RWY24の手前で一旦停止します。

着陸灯をオン。タクシー灯、ランウエイターンオフライトをオフ。ストロボ灯をオン。

トランスポンダーをTA/RAに。

では離陸滑走路に向かいます。B737-800では離陸時にはフライトディレクターは表示されません。

ビフォーテイクオフ・チェックリストを実行。雪の時は滑走路端までフラップを上げて走行します。そして離陸前にフラップを降ろします。

では離陸です。

滑走路に正対しました。

累積時間計をオン。

TO/GAスイッチを押して離陸推力を設定しました。TO/GAスイッチはジョイスティックにも設定できますが、スラストレバーについているボタンをクリックしてもOKです。

離陸しました。背の高い管制塔です。 後ろに白山が見えます。

となりに使われなくなった滑走路があります。

離陸上昇中です。1000フィートに達しました。PFDのオートパイロット指示器左側、タテの操縦のところ、ARMに白い四角がつきました。これでVNAVがARMされました。VNAVボタンを押すと機能がオンになります。

 

VNAVボタンを押すとランプが点灯。オートパイロットもオン。PFDの表示がFDからCMDに変わります。

 さっそく右旋回です。どんどん上昇していきます。

奥に金沢が見えます。、右手奥はもう北アルプスです。

アフターテイクオフ・チェックリストを実施。

250ノットで上昇中です。

奥に白山が見えます。

小松市沖を飛んでいます。

アウトバウンドKMC350に会合します。7000フィートの高度制限です。

高度制限を過ぎ、アウトバウンドKMC350を引き続き上昇していきます。

フラップアップゼロ。ギアアップ・アンド・オフ。

10000フィートを越えました。286ノットまで加速します。

着陸灯をオフ。エンジンスターターをオフ。

シートベルトサインをオフ。

14000フィートを通過。高度計をSTDに。まもなく左旋回でKMCに。

クライム・チェックリストを実施。

右席のVOR表示器でKMC150を表示させてみます。今日はLNAVを使って飛んでいますからあくまで参考です。LNAV/VNAVがないころはごく当たり前にVOR指示器とDMEを見て飛んでいました。

何回か行き過ぎてから会合します。この機体もアラインは一発で決まりません。

アラインのために右旋回しています。

北潟湖と九頭竜川の河口、東尋坊が見えます。その奥は越前岬です。

インバウンドKMC150にアラインしてKMCに向かっています。

巡航高度FL210に到達しました。洋上で巡航高度に達し、そのまま中央アルプスの上を飛んでいきます。

巡航速度はマッハ0.688です。

KMCに向かっています。眼下に小松空港が、前方に白山がよく見えます。

KMCまであと5マイル。離陸後13分。巡航速度に達しました。

到着地の残燃料予定は7.8klbs。

チェックリストに巡航ノートというのがあるのでやっておきます。

巡航推力が設定されています。残り燃料は3.9トン。離陸して巡航高度に達するまで1トンしか使っていません。

降下開始まで39マイル。その後松本VOR(MBE)上空でホールディングパターンに入って、FL145から次第に高度を下げていきます。

再び上陸。金沢から能登半島が見えます。白山のすぐ近くを飛びます。手前の細長い湖は手取湖です。

左手には能登半島から富山、神通川が見えます。

白山の真横を飛んでいます。左の湖はもう飛騨の御母衣湖です。一番奥の高い山は御嶽山でしょうか。

 

一方左手には北アルプスの立山、槍ヶ岳、穂高岳が見えます。さらに一番奥に見えるのは妙高山でしょうか。

飛騨高山の上空です。前方には槍ヶ岳、乗鞍岳、右手には御嶽山です。そのさらに奥に見えるのは八ヶ岳から南アルプスでしょうか。

では10000フィートまで降下します。

降下を開始しました。MBEまで26マイル。

正面に松本が見えてきました。奥には八ヶ岳、諏訪湖、南アルプスが見えます。

中央アルプスの真上を飛んでいます。

引き続き3200フィートまで降下します。滑走路への周回進入の高度です。

エンジン・スターターをCONTに。

進入速度を設定します。フラップ30度で151ノット。

シートベルトサインをオン。

14000フィートに達しました。速度を200ノットまで下げます。旋回しながら降りていくために特殊な飛び方です。フラップ5度。

QNHを設定します。旋回が始まります。WPTに番号がついています。この順に回っていきます。まず右旋回です。

30度旋回です。

眼下に松本空港が見えます。MBE上のホールディングパターンを回りながら高度を下げていきます。

南は伊那谷へと通じていきます。中央アルプスの山々です。

御嶽山を正面に見ながら右旋回です。

眼下に松本と塩尻の街が見えます。空港には灯火が灯り始めました。

10000フィートです。着陸灯をオン。

10000フィートです。今度は空港の西側で反転します。

北アルプスの山々が間近に迫ります。

空港のほうへ向き直ります。

御嶽山が見えます。MBEに向かいます。右側は乗鞍岳です。乗鞍岳山頂より低いところを飛んでいます。

松本空港が正面に見えてきました。

高度は9100フィート。ゆっくり降下しています。

空港の真上です。

もう一度ホールディングパターンに入ります。諏訪湖と南アルプスが見えます。

松本空港が眼下に見えます。奥が日本海です。

8100フィートまで降りてきました。右旋回中です。

再び御嶽山が見えます。

西に向かっています。

ここまで高度を降ろせば十分です。空港の北側に向かいます。

空港北側のD034Lへ直行します。高度7300フィート、速度174ノット、フラップ15度。

松本空港上空です。何回目でしょうか。

松本市内上空です。

NBE12マイルのアークを左回りに旋回します。LNAVで飛んでいます。

陽が西に沈みつつあります。

LNAVでアークを飛んでいます。

ところがLNAVでアークを捕捉しきれなくていきなり右旋回をはじめてしまいました。すかさずHEADINGのボタンを押して旋回を止め、左旋回で VOR18の最終進入コースに会合させます。しかしだいぶ北に逸れてしまいました。やはりアークはHEADINGモードでマニュアルで飛ばすのが一番確実です。左席のNDをVOR指示器にして、185度の最終進入コースにHEADINGモードで会合させます。

空港に灯火が灯っています。

ここから先は3200フィートまでV/Sモードで降りていきます。

敢えて最終進入コースに乗らず、空港の東側からの周回進入に入ります。オレンジのラインは高速道路です。

3200フィートまで降りてきました。速度157ノット。ここでオートパイロット、オートスロットルを切ってマニュアルで進入、着陸します。

空港の真横を通過中です。周回進入灯が見えます。ギアダウン、フラップ20度。

夕暮れになってきました。当機はマニュアルでも大変安定して飛びます。

空港の南側に出ます。フラップ30度。

右旋回をはじめます。

ゴーアラウンドの高度の設定を忘れています。オートブレーキは3。

西日が差します。

そして着陸です。

とても操縦しやすい機体です。

着陸しました。スポイラーが立ち、リバース。

滑走路端まで行きます。

と、やけに狭い誘導路だなと思いましたが曲がってみました。ところが、これは作業用通路だったのです。松本空港に誘導路はないので、滑走路端で折り返さなければならなかったのです。しかし後から気づきました。

仕方ないので作業用通路を走ります。

着陸灯、ストロボ灯をオフ。エンジン・スターターもオフ。

フラップアップゼロ。

トランスポンダーをスタンバイに。

ターミナル2番に到着。パーキングブレーキをオン。

外部電源をつなぎます。

エンジンをカットオフ。

シートベルトサインをオフ。

燃料ポンプをオフ。プローブヒートをオフ。電気油圧をオフ。

フラップインディケータ―が1で動かなくなりまいた。フラップ(スラット)は出たままです。レバーはアップゼロ。バグだと思います。燃料は3トン残りました。ここまで48分の飛行時間で2トンしか使っていません。移動時間は1時間11分。

空港に無事到着です。

綺麗な空港です。

ユニークなターミナルビルです。

ということでX737とX737FMCの試験飛行が終わりました。とても安定して飛ぶ機体です。スイッチの動き方や音は大変リアルです。有償機体もかないません。ドアを開けると与圧がかからないというバグはありますが、ドアさえ開けなければ問題なく飛びます。このバグもすぐに治るでしょう。

X737FMCは20ユーロですが、X737は無償!。すごい機体だと思います。

(おわり)


X737-800で小松から松本まで(1)

2016-05-22 16:14:19 | 日記

先に紹介しましたX737-800。とりあえず扉を開けなければ与圧が正常に動くようで、普通に飛ぶには問題なさそうです。そこでフライトを紹介したいと思います。

今日飛ぶのは小松から松本ま。、松本には先日紹介したシナリーを使います。小松はこちらです。

改めて述べるまでもなく小松から松本までは中央アルプスを横断するルートで、距離は138マイルですが大変ダイナミックなルート。さらに松本空港は盆地の底にありますから、ぐるぐる空港上空を回って着陸することになります。

いつものようにPFPXでフライトプランを作ってみました。小松(RJNK)から松本(RJAF)までです。

機体は737-800、ジェネラルエレクトリック製のCF6エンジンで計算。距離は138マイル。小松は標高22フィート、離陸滑走路はRWY24。松本は標高2157フィート、着陸滑走路はRWY36。ロングレンジクルーズで巡航高度はFL210。目的地の代替空港は再び小松に戻ってくることにします。

ZFWは制限いっぱいの61.7トン、燃料は4.6トン、離陸重量は66.1トン、着陸重量は64.7トン、飛行時間は29分です。

今日のコースです。松本は松本VOR(MBE)から直行となっていますが、実際には何回か周回してVOR18アプローチで空港まで来て、周回進入でRWY36に着陸します。ですから時間はもっとかかります。

 

今日の天気です。小松も松本もいい天気です。

NOTAMです。特に問題ありません。

今日のコースです。小松離陸後は一度日本海上空を旋回して高度を稼いでから松本に向かいます。

小松空港周辺の様子です。RWYの方位は243。小松VOR(KMC)は空港内にあります。

これが今日のSIDでKMC2リバーサルです。RWY24を離陸後左旋回で、アウトバウンドのKMC350に乗ってDME30マイル以内を左旋回。インバウンドのKMC150をKMCに戻ります。途中アウトバウンドのDME8マイルのところに7000フィートの高度制限があります。

 これが小松空港の地図です。今日はスポット6番で、RWY24はすぐです。

続いて松本空港です。盆地の底にあります。標高2157フィート。今日の着陸はRWY36です。

松本空港の地図です。滑走路1本で誘導路はありません。

松本VORを使った計器進入方式が設定されています。VOR RWY18アプローチ。今回は小松から飛んできて、MBE上空からホールディングパターンを2周して高度を下げ、それからアウトバウンドのMBE034で北に向かい、DME12マイルのアークでインバウンドのMBE185を空港近くへ戻り、左にブレイクして周回進入で反対側のRWY36から着陸します。

RWY36にはアプローチライトと周回進入のアプローチガイダンスライトが設置されています。

このシナリオにもライトがついています。しかし今日飛ぶB737-800にはきつすぎる旋回です。

TOPCATで作った離陸推力、離陸速度の計算です。

今日は想定気温54度、144-144-145度、離陸推力は94.2%を使います。小松の滑走路は2700メートルあります。

 

始める前に、やはりSkyMaxxProを入れないと空が汚らしくなります。そこで以下に示すように最も軽く動くようにしました。

一方、X-Planeのレンダリングオプションはミディアムです。

さて、小松空港午後4時です。奥に白山の雄大な姿が見えます。この機体の塗り分けがデフォルトです。

コールドアンドダークで呼び出します。機内は真っ暗です。

左席の風防の上をクリックするとメニューが出てきます。ただ、ドアは開けないでください。これはバグで、一度ドアを開けると閉めても完全に閉まらず、与圧がかからないのです。上空引き返しになってしまいます。一番下は燃料搭載に使います。あとで使います。

地上電源を使いますので、パーキングブレーキをかけます。パーキングブレーキをかけないと地上電源が呼び出せないのです。また燃料搭載もパーキングブレーキがかかっていないとできません。

まずバッテリーをオンにします。

バッテリーの直流電圧とスタンバイパワーの交流電圧、周波数を測ります。正常です。

続いて外部電源を入れますが、その前に油圧などいくつかチェックします。まず電気油圧をオフにします。

フラップインディケーターがゼロ。ギアレバーがダウン、3グリーン。

スピードブレーキがダウン、スロットルがアイドル・ディテント、リバースがダウン、カットオフスイッチがカットオフ。フラップレバーがアップゼロ。パーキングブレーキがオン。

では外部電源を入れます。パーキングブレーキがかかった状態でGRD PWRの上のボタンを押します。すると外部電源が接続されます。

スイッチをオンにすると外部電源が取り入れられます。

外部電源の電圧、周波数をチェック。

電源を入れたので航法灯をオン。

ではFMCを入力します。

IDENTページをチェックします。

ここで左下のINDEXをクリックすると次のページが出てきます。FMCを初期化したいときは右の上から2番目のINITIALIZE。単位をポンドにするかキロにするかはその下のUNITS LBSをクリックします。LBSあるいはKGSを選択できます。

POS INITページです。IRSはGPSデータで調整が行われています。

ルートの入力です。RTEページを出します。小松(RJNK)から松本(RJAF)まで。離陸滑走路は24。

2ページ目。ルート上のポイントはKMCとMBEだけです。この間にはジェットルート(Y884)が設定されていますが、今日の巡航高度はFL210でその高度まで達しないので直行になります。

1ページ目に戻ってACTIVATEします。737のFMCは入力中にたびたびACTIVATEが必要になります。ポーンと音がしてEXECのランプが点灯するのですぐわかります。

小松の出発です。RWYは24、SIDはKMC2R、トランジションはKMCです。

松本のアプローチはVORDME18、トランジションはD18 MBEです。

コースの入力を確かめてRTEページでACTIVATEします。X737FMCの入力ではアプローチの入り口でホールディングがあらかじめコースに組み込まれています。今回は旋回しながら高度を下げるので、敢えてこのホールディングを飛んでみます。ホールディングの必要がなければここは削除します。

では燃料を搭載します。左席の風防の上をクリックするとメニューが出てきます。バグがありますから扉は開けないでください。一番下のMake fuel requestをクリックします。

するとこのページが出てきます。大変紛らわしいですが、下から2行目のFuel (total) by Captanのところに数字を入れます。今日は5トン搭載して飛びます。搭載もマニュアル、リアルタイムオート、クイックと3種類あります。クイック以外は給油パネルが消えないバグがあるのでお勧めできません。

するとECASの燃料表示のところに5トンと出ます。

ではペイロードの搭載です。これはX-Planeのメニューから行います。このページは常にポンド表示です。1ポンド=0.4536キログラムです。

今日のグロスウエイトが146.6キロポンドですから、total weightが146600に近くなるようにpayload weightを調整します。今日のペイロードは52.6klbsになりました。

ではスイッチのチェックと設定を行っていきます。オーバーヘッドパネルの左上からです。フライトコントロールの設定は動かすと本当はランプが点灯するはずですがここでは点灯しないようです。以下、動かすスイッチだけ紹介しておきます。ヨーダンパーをオン。その下のナビゲーションはオートあるいはノーマル。

 

燃料ポンプはオフ。

オーバーヘッドパネル左から2列目。ギャレーとエンターテイメントの電源をオン。

オーバーヘッドパネル中央。客室サインを両方ともオンあるいはオート。

ウインドウヒートをすべてオン。プローブヒートはすべてオフ。油圧は中央2つの電気油圧のみオフ。

客室高度のメーターです。最新の機種ではほぼ完全に自動化されていて、こんなに大きなメーターはついていません。他の機種ですがこのメーターを見ながらマニュアルで与圧を調整して限りなく快適さを保ち、その腕が自慢だった時代があったそうです。

空調のパネルです。一番上の温度設定は上側のオートに。左右のリサイクルファンはオートに。左右のPACKはオートに。中央のISOLATIONはオートに。一番下のBLEEDは中央のAPUをオフに、左右のエンジンをオンに。この状態が上空で飛んでいるときの設定です。現在はダクトプレッシャーのメーターがゼロで、空調は動いていません。

与圧のパネルです。巡航高度に21000、着陸地の標高に2200を入れます。

今日のエンジンスターターは2番を使います。

正面の設定です。右に見えるLIGHTSを上側のTESTにするとすべてのボタンが点灯します。玉切れのチェックを行います。

左席のPFDにQNHをセットします。3004です。

スタンバイのPFDにもセットします。

右席にもセットします。

ではここでセイフティーチェックリストを実行します。これはXchecklistというプラグインを使います。ここからダウンロードして、X-Plane 10/Resouces/Pluginsのディレクトリーの下に入れます。個々の機体のチェックリストは機体側で用意します。X737のチェックリストはダウンロードしたなかに入っています。

X-PlaneのメニューのPluginsにXchecklistがあります。セットアップにはいくつかの選択肢があります。そしてチェックリストが出てきます。まずセイフティーチェックです。

では搭乗と搭載が全部終わりました。続きの入力を行います。このページの重さは全部ポンド単位です。実に紛らわしいです。グロスウエイトが146.6キロポンド。燃料は5トン=11キロポンド、ZFWが135.6キロポンド、リザーブは03。これはトンのつもりで入力しましたから本当は7にしないといけませんね。1桁の数字を入れるときは最初にゼロをつけて入力します。コストインデックスは64。巡航高度はFL210。

続いてN1 LIMIT。TOPCATで計算したように想定気温54度。N1推力が93.8%になりました。計算では94.2%で若干足りないですが、滑走路長に余裕がありますからこれで行きます。

次のページで、滑走路が濡れていたりする時はここに入力します。これでFMCの入力は終わりです。

PROGページです。到着地の残燃料予定は7.4キロポンド=3.4トンです。この数字は上空でまた変わってきます。

右席のVORを小松VOR(KMC)に、左席のVORを松本VOR(MBE)にセットします。

右席のペデスタルの上から2列目が右席のVOR表示器のNAV周波数を入力するところです。ここのSTANBYに112.0を入力し、を押してACTIVEにします。

左席も同じように117.6を入力します。

右席のNDをMAPからVORにします。そしてMCPのCOURCEに350を入れます。するとKMC350度が設定されます。

同じように左席はMBE186度を設定します。

設定が終わったらNDをMAPに戻しておきます。続いてMCPの設定です。速度はV2の145ノット、滑走路方位は243度、高度は21000です。

そして左席のF/Dをオンにし、上に緑のランプが点灯することを確かめます。そしてLNAVボタンを押します。B7837-800ではVNAVは離陸後にARMされますので、離陸前はVNAVボタンを押しても緑のランプは点灯しません。

ECASの表示を確かめます。離陸推力N1=93.7%。オイルの量も十分です。燃料は5トン。

トランスポンダーに数字をセットしてスタンバイにしておきます。

左右のオーディオパネルをセットします。

プリフライトチェックリストです。燃料は予定どおり搭載されました。

ドアが閉まりました。では出発します。左右の燃料ポンプをオン。中央タンクは空なのでオフ。

APUをオン。スタート位置でしばらく保持していると排気温度計が上がってきます。そうしたら離します。オンになります。

衝突防止灯をオン。

プローブヒートをオン。

スタブトリムを合わせます。今日は4.75。

APU発電機がオンになりました。青いランプが点灯しています。

これをオンにします。そしてGRD PWRのスイッチをオフ。その上のランプを押して外部電源を切り離します。

ではビフォースタート・チェックリストを実行します。もちろん一番下のBeaconもクリックします。なぜクリックしていないかというと、クリックするとすぐにメニューが消えてしまうので写真を取れないからです。自動で消さないようにすることもできます。

ではプッシュバックです。プッシュバックにはX-Planeのアドオンを使います。ここからダウンロードしてインストールします。ウィンドウズにはインストールソフトがついています。何メートルバックして、何度回るかをセットします。Nose Rightをクリックせずに270と入れてみましたが、結局あたまが反対側を向いてしまいました。

トラクターがやってきて接続されます。するとパーキングブレーキを解除するように言ってきます。

パーキングブレーキをオフ。

プッシュバックが終わりました。反対を向いてしまいましたが。

パーキングブレーキをオン。

なお、このプラグインではプッシュバックの最中にエンジンを始動することができます。ここが有償の777/767/757付属のプッシュバック機能と違うところです。

ではエンジンを始動します。

 2番エンジンから始動します。スターターを押し込んで左のGRDに。

 

N2が26%でカットオフスイッチをIDLEに。

順調に始動しました。

続いて1番エンジンを始動。



カットオフスイッチをIDLEに。

両方のエンジンが順調に始動しました。

電源を左右のエンジン直結発電機に切り替えます。

APUをオフに。

離陸に備えてエンジン・スターターをCONTに。

オートスロットルをARM。離陸フラップ5度。

油圧は正常。車輪のブレーキも正常。舵のチェック。

FMCのPROGページをチェックします。到着地の残燃料7.3キロポンド。

ビフォータクシー・チェックリストを実施。

TAXI灯およびランウエイターンオフライトをオン。

地上走行を始めます。180度Uターンします。

パーキングブレーキをオフ。

(つづく)


B767-300ER で函館空港から静岡富士山空港へ(3)

2016-05-21 23:54:58 | 日記

B767-300ER で函館空港から静岡富士山空港へ、続きです。

左手に出羽三山が広がります。そして正面には新潟が見えています。

残燃料予定は11.5klbs。十分です。

月山を中心に出羽三山がよく見えます。その奥の平野は山形市です。

飯豊山と会津盆地が見えます。

新潟平野です。村上市付近です。

米坂線が並行して走る荒川の河口です。

新潟です。阿賀野川と信濃川の河口です。新潟空港が眼下に見えます。

新潟市上空です。

奥只見、奥会津方面の山々です。

新潟平野をさらに南西に飛びます。正面の山は弥彦山です。

これはSkyMaxx Proのバグだと思いますが、突然、黄金色のピラミッドに囲まれました。

ピラミッドはしばらく機体左手を並走していました。柏崎の上空。手前海岸線に近い山は米山。正面の平野は上越市。その先に妙高、黒姫の山々が見えます。左側を走る谷には飯山線が走っていて、豪雪地帯です。

妙高山、黒姫山そして野尻湖が見えます。

黒姫山、飯縄山、その奥には北アルプス。そして左手は長野市です。

四阿山、草津白根山、浅間山、そしてその先に八ヶ岳が見えます。

エンターテイメントの上映をしますと機内アナウンスします。

左手に浅間山がよく見えます。この麓の谷を上越新幹線が走っています。

浅間山の麓に広がる上田、小諸、佐久、軽井沢。

やがて松本が近づきます。正面は北アルプス。奥に御嶽山が見えます。

松本上空です。諏訪湖が見えます。諏訪湖の奥には高遠の盆地が見えます。

御嶽山です。

伊那と諏訪湖が見えます。中央アルプス上空です。

南アルプスが左手に広がります。その先に富士山が見えます。

中央アルプス上空です。

伊那谷のなかに飯田が見えます。その奥が伊那山脈、そして南アルプスが続きます。遠山谷は伊那山脈と南アルプスの間にあります。

ではそろそろ降下です。まず14000フィートまで降下します。

左手に飯田の街が見えます。

佐久間ダムにせき止められた天竜川と奥三河のダム湖です。

ここで左旋回。左手に浜名湖が見えてきました。

正面には三河湾、渥美半島が見えています。

降下が始まりました。離陸後56分。強い西風が吹いています。

現在の燃料は14.6トン。ほぼ予定どおりです。

降下のプロファイルです。275ノット/マッハ0.759で降下していきます。

今日のレファレンス速度はフラップ30度で140ノット。着陸重量もほぼ予定どおりです。

ディセント・チェックリストを実行

もう太平洋です。天竜川の河口から御前崎が見えます。よく見るとその間に静岡富士山空港が見えます。右手は浜名湖です。

ではアライバルに従って左旋回を開始します。浜松上空です。

御前崎沖の太平洋です。さらに左旋回で空港のほうに向きなおります。

駿河湾上空です。

進入が4100フィートからですので、そこまで降下します。

静岡市内と三保半島が見えます。

距離がないので速度を下げて降下していきます。

まだ予定より3780フィート高くなっています。

さらに減速して降下していきます。

まもなくOHCHAです。

最終進入開始地点に降下が間に合いそうです。

まもなく10000フィート。

着陸灯をオン。

シートベルトサインをオン。

シートベルトサインをオンにしたというアナウンス。

降下開始のアナウンス。

アプローチ・チェックリストを実行

右下に静岡富士山空港が見えてきました。スピードブレーキを展開しています。

ゴーアラウンドしたらOHCHAで旋回。高度4000フィート。

まもなく進入開始、4000フィート。QNHが変わりました。2998。

右席のQNHも合わせます。

空港の西側です。高度4000フィート。

LNAVを使った旋回が始まりました。ギアダウン、フラップ30度。速度145ノット。V/Sで降りていきます。

 旋回が続きます。滑走路がよく見えています。

ランディング・チェックリストを実施。

高度2200フィート。もうすぐ滑走路に正対します。

しかし誘導が甘くて滑走路の延長線上にまっすぐ乗りませんので、マニュアルで着陸します。オートパイロット、オートスロットルをオフ。

最終進入です。

もうすぐ着陸します。

滑走路が見えています。

と、管制塔からゴーアラウンドの指示(笑)。空港を横目にゴーアラウンドします。離陸後1時間17分。ここまで飛行計画より5分早い飛行時間でした。

設定した経路に従ってゴーアラウンドしていきます。

今日は静岡富士山空港への着陸は取りやめて、目的地の代替空港である中部空港へ向かいます。

OHCHAで4000フィートの旋回に入ります。速度230ノット。

残り燃料は12.7klbsあります。十分です。

ゴーアラウンドしたことをアナウンスします。

旋回の場所がUNAGIに変わりました。すぐにLEGSページに入力します。UNAGIに直行し、UNAGIで旋回。

航空地図を見てUNAGIのホールドをセットします。左旋回299度。1分。

4000フィート、230ノットで飛びます。

この間にFMCに中部空港(RJGG)までのルートを入力します。TRIKEからSOARCVアライバルでILS RWY 36-Zアプローチです。

UNAGIで待機後は静岡VOR(SZE)に行き、MIKKA、TRIKEと飛びます。

中部空港での残燃料予定が9.2klbs。十分です。

FMCの入力が終わりました。旋回から抜け出します。EXIT ARMを押します。するとARMEDになります。旋回を途中で切り上げてSZEに向かいます。

UNAGIで旋回すると伊豆半島の先端付近まで行きます。

西伊豆が見えます。

UNAGIポイントに戻ってSZEに向かいます。

さらにFL180に上昇します。離陸後1時間33分。ゴーアラウンドから11分。

中部空港での残燃料予定は9.2klbs。十分です。

目的地をキャンセルするとアナウンスします。

10000フィートを超えて着陸灯を消します。

 高度計の規正値を2992にします。

右席も直します。

FL180に到達しました。

牧之原上空です。

前方に天竜川、浜名湖が見えてきました。

あっという間に降下を開始します。5000フィートまで降下します。

 

もうすぐ降下開始です。

浜名湖、三河湾が見えてきました。

降下開始。ゴーアラウンドから20分。

決心高度220フィートを入れます。

知多半島の奥に中部空港が見えます。

QNHを合わせます。

右席側も。

キャンセル、リコール、何も警告は出てきません。

240ノットで降下していきます。速度の割り込みです。

TRIKEを出ました。空港の南側に旋回していきます。

3500フィートまで降下していきます。

ILSの周波数と針路をILS受信機に入力します。

レファレンス速度を入力します。総重量をもとに計算されます。

LNAVを使って円弧を飛びますが、なかなか一定の旋回率で回りません。

LEGSページもOKです。PIXIEで3500フィート以上です。

残り燃料予定が6.8klbs。

最終進入に向けて右旋回します。ILSは受信しています。

APPボタンを押します。

ILSによる誘導が始まりました。ちょっとオーバーシュートしています。ゴーアラウンド後30分。

フラップ20度、ギアダウン。

正面に滑走路が見えてきました。順調です。

スピードブレーキをARM。ハンドルをクリックします。

まもなく着陸のアナウンス。

残燃料予定6.4klbs。ゴーアラウンドは十分可能です。

3000フィートを過ぎました。順調に降下を続けています。

後方に三河湾、渥美半島が見えます。

もうすぐ着陸です。

マニュアルで着陸します。オートパイロットとオートスロットルをオフ。

フルフラップ。着陸します。

無事着陸しました。

伊勢湾と鈴鹿の山並みが見えます。手前にあるのはVORです。

トランスポンダーをスタンバイに。着陸灯、ストロボ灯をオフ。フラップアップ・ゼロ。

着陸後のアナウンス。

誘導路を駐機場に向かいます。

駐機してパーキングブレーキをオン。

地上支援車と車輪止めを取り付けます。

電源を外部電源に切り替えます。

ISLNバルブを開いて外部の圧搾空気で空調を入れます。

エンジンをカットオフ。

赤色旋回灯をオフ。

シートベルトサインをオフ。

ドアをマニュアルにとアナウンス。

ドアを開けます。

ということで静岡富士山空港からダイバートして中部空港に無事到着しました。

シャットダウン・チェックリストを実行。

IRSの誤差の累積を調べます。結構差があります。

しかしGPSとの差はわずかです。

この中部空港はどこかトロピカルな雰囲気です(笑)。

こうしてこのフライトも無事終わりました。

最後に飛行中に記入した飛行計画書を見てみます。燃料は予定どおり積みました。移動時間2時間16分、飛行時間1時間53分。

コース上の各ポイントの到着時刻は次第に予定より早くなっていき、残燃料は次第に予定より増えていきました。風の影響でしょうか。

函館から静岡富士山までの飛行時間は1時間17分。ゴーアラウンドと旋回が12分。その後、中部空港までが24分でした。

こうしてB767-300ERはかなりリアルに飛べます。X-Plane10の進化が続いています。

(おわり)


B767-300ER で函館空港から静岡富士山空港へ(2)

2016-05-21 22:31:42 | 日記

B767-300ER で函館空港から静岡富士山空港へ、続きです。

左席のCOMおよびオーディオパネルをセットします。COMでは函館のATISを聴いています。四角いボタンが送信、丸いボタンが受信です。PAAボタンを押すと機内アナウンスを選択できます。

トランスポンダーです。番号をセットし、スタンバイにしておきます。

右席のオーディオパネルをセットします。

ここは重要です。ラダートリム、エルロントリムの上と下がゼロ、中央であることを確かめます。

では火災報知器をテストします。真ん中の赤い丸がエンジン、APLおよび貨物室の火災報知器のチェック、左の赤い丸が車輪格納庫の火災報知器のチェックです。

真ん中のボタンを押したところです。エンジンカットオフスイッチと貨物室の報知器が赤く点灯しています。

左のボタンを押すと車輪格納庫の火災のランプがつきます。

右席後方のメンテナンスパネルです。フライトレコーダーのスイッチをNORMにします。

その上のメンテナンスパネルは操作しません。

ここでプリフライトチェックリストを行います。

では人と貨物と燃料を同時に搭載します!ZFWは288klbsですから、まず乗客は満席の235名。貨物は35.140klbs。燃料は27.6klbsです。そしてOPTIMIZE CGのボタンを押して%MACを22程度にしておきます。

ではLOADボタンを押して搭載をはじめます。ゴトゴトした音と人の話し声が聞こえます。

搭乗と搭載が続きます。

搭乗と搭載が終わりました。

シートベルトサインをオン。

APUをオン。

FMCに続きを入力します。INITを押してPerformanceページを出します。グロスウエイトはメニューのとおり314.5を入力します。すると燃料とZFWが自動的に表示されますから正しいか確かめます。リザーブは6。巡航高度はFL340、コストインデックスは64。

TAKEOFFページです。フラップは5度。離陸推力は先にTOPCATで計算したように想定温度54度。CGは22%。するとトリムが3.6と出ました。離陸速度は143-146-152です。これで離陸前の入力は完了です。

PROGページを見てみます。航路の長さは562マイル。正しい数値です。到着地の残燃料予定7.3klbs。この数字は上空で変動します。というのはこの機体では細かい上空の風のデータを読み込めず、かなりアバウトな計算なのです。飛行時間予定が1時間23分です。

LEGSページにも速度、高度が入っています。

上昇ページです。

巡航ページです。最初からFL380で飛べるようです。

降下ページです。

ではMCPをセットします。まず左、右とFDスイッチをオン。LNAV、VNAVボタンを押します。両方点灯。正しく入力されています。速度はV2の152、HDGは離陸滑走路方位の117、高度は最初の高度14000を入れておきます。

ではAPUジェネレーターのスイッチを押して電源を外部電源からAPUに切り替えます。

すべてのドアを閉めます。

外部電源を切ります。これを切らずに電源車を外すと機体は停電し、また機体に損傷ができます。

地上支援車および車輪止めを外し、プッシュバックトラックをセットします。

セットされました。

油圧はまだ入っていません。

ドアをオートにというアナウンスをします。

続いてウエルカムの放送。

アナウンスが行われています。APUブリードを押して空調をAPUに切り替えます。

油圧をすべてオン/オート。

左右の燃料ポンプをオン。今日はセンタータンクは空です。燃料の量と搭載状況を確認。

機体上下の赤色旋回灯を点灯。

トリムをセット3.6。

QNHが3006に変わったので再セット。左席とスタンバイ。

右席も3006に再セット。

操縦室の扉を閉めてロック。

ビフォースタート・チェックリストを実行。

ではプッシュバックです。今日は航空管制はすべて省略しています。パーキングブレーキをオフ。

プッシュバックが始まりました。朝の海がきれいです。対岸の津軽半島が見えます。

対岸の下北半島が見えています。

RWY12に向けてプッシュバックします。

プッシュバックが終わりました。パーキングブレーキをかけます。

パーキングブレーキ・セット。

トラクターを離します。

トラクターが離れます。

ではエンジンを始動します。PACKSをオフ。左右のダクトプレッシャーが上がることを確かめます。

右の2番エンジンのスターターをGNDに。

N2が回り始めます。油圧も上がってきます。振動も特にありません。

2番エンジンのカットオフスイッチをRUNに。

2番エンジンは正常に始動しました。

続いて左の1番エンジンのスターターをGNDに。

1番エンジンのN2が上がってきます。油圧も振動も正常。

1番エンジンのカットオフスイッチをRUNに。

1番エンジンも正常に始動していきます。

左右のエンジンの始動が終わりました。ECASの表示も正常です。

PACSをAUTOに戻します。3つのISLNバルブをオフにします。

APUをオフにします。

改めてECASのキャンセル・リコール。フラップ5度。

アンチ・アイスがオンになることを確かめます。この状態でないとビフォータクシー・チェックリストが通りません。

セイフティー・デモンストレーションです。これをせずに離陸するとパーサーから怒られます。

下側ECASをSYSにします。油圧は3系統とも圧力正常。燃料の流量も正常。ブレーキ温度も正常。舵のチェックをしています。

ビフォータクシー・チェックリストを実行。

ランウエイターンオフライトをオン。

ライトがついています。これから地上走行を始めます。

パーキングブレーキをオフ。

誘導路をRWY12に向かいます。

滑走路端で一度止まります。

キャビンにまもなく離陸とアナウンス。

ビフォーテイクオフ・チェックリストを実行。

オートスロットルをオン。

トランスポンダーをTA/RAに。

着陸灯、ストロボ灯をオン。ランウエイターンオフライトをオフ。

では離陸開始です。左右の累積時間計をオン。

朝の函館空港を離陸します。

低い雲が所々にあります。滑走路方位に上昇します。

オートパイロットを入れて右旋回です。

南西方向に上昇していきます。

右手に函館山が見えます。その奥は北斗市。

津軽海峡を上昇していきます。

離陸後3分。順調に上昇を続けています。

FL340まで上昇します。

 

レーダービームを正面にして低い高度でレーダーを入れると地上の地形が映ります。

レーダービームを上向きにします。

すると地上の地形は消えます。

上昇の機内アナウンスをします。

1万フィートを越えました。着陸灯をオフにします。

250ノットを超えて加速していきます。TAPPIまであと4分。

順調に上昇が続きます。

 14000フィートを過ぎました。高度計の規正値を2992に直します。左席とスタンバイ。

そして右席。

アフターテイクオフ・チェックリストを実行。

与圧系の表示は正常です。現在機内外の気圧差は4.2気圧。客室高度600フィート。客室高度上昇率は毎分50フィート。

シートベルトサインをオフ。

シートベルトサインオフのアナウンス。

下北半島が左手に見えます。眼下は津軽半島。

正面に岩木山が見えてきました。眼下は十三湖です。

青森市、八甲田山、十和田湖、そして奥には下北半島、小川原湖、太平洋が見えます。

 そして白神山地が広がります。

 FL340に到達しました。離陸後16分。正常です。

飲み物と軽い食事を出すというアナウンスです。

下側ECASの表示も正常です。

ENG表示も正常です。

オーバーヘッドパネルの表示も異常ありません。

正面およびペデスタルの表示も正常です。

FMCのPROGページです。残燃料予定が9.0klbs。十分です。

FL380にステップ・クライムできる状態です。

クルーズ推力が設定されています。

MCPの高度を38000に変更し、FL380をCRZページにセットします。するとCLBページに切り替わります。

そしてVNAVによる上昇が始まります。

FL380に着きました。正常です。高度が上がると空気が薄くなりますので、IASで示す超過禁止速度(赤白の針)は下がってきます。当機の速度もFL340の時と比べるとIASで25ノット落ちています。しかし風がほとんど変わらないなか、対地速度(GS)は4ノット増えています。

上空の風、SATがマイナス52度と結構下がってきました。天気予報にあった東からの冷気の入り込みでしょう。

秋田県の八郎潟、男鹿半島です。

左手には田沢湖、岩手山が見えます。右奥に見えるのは御所湖でしょうか。

機の後方です。岩木山がきれいです。

左後方に十和田湖が見えます。その奥は八甲田山です。

正面に鳥海山が見えてきました。

眼下に秋田空港が見えます。

鳥海山の先に庄内平野、そして出羽三山が見えます。

庄内平野が広がります。出羽三山の麓です。

日本海に飛島が見えます。

さらに粟島が見えます。

(つづく)


X-Plane10で操縦席からの視野の広さを変える

2016-05-21 21:08:05 | 日記

X-Plane10の操縦席から見える視野の広さを変えることができます。視野を広げれば左右がよく見えます。

メニューのレンダリング・オプションの下段真ん中の所に120.00とあるところがそうです。この数字を大きくすると視野が広がります。

さらにこの数字は操縦席からの視野だけではなくて、あらゆる視点からの視野を変えることができます。

Zoomで一番Outにした時にこの角度まで広がります。

(おわり)


B767-300ER で函館空港から静岡富士山空港へ(1)

2016-05-21 18:29:52 | 日記

今日は先に紹介したシナリーを使って、函館空港から静岡富士山空港まで飛んでみたいと思います。機体はX-Plane10の有償機体、B767-300ERです。

大変良くできている機体ですがいかんせん、メモリーをたくさん使います。そのため最初に飛んだ時には天気を描写するソフトSkyMaxx Proの描画がパンクしてX-Planeが異常終了してしまいました。そのため、2回目はSkyMaxx Proを抜いて、X-Planeのデフォルトの空で飛びました。以下、その2つを合わせて紹介していきます。

もともとX-PlaneはFSXに比べてはるかに軽いソフトですが、それでもシナリーの表示を非常に細かくしたり、HDRレンダリングをしたり、雲を細かくたくさん表示したり、超高解像度シナリーを入れたり、高性能のアドオン機体を入れたりすると当然、重くなります。

ではまず今日の天気です。日本列島は高気圧に覆われて好天です。



しかし三陸沖から冷たい風が吹き込んできて東北地方に雨雲がかかっています。

今日は東北地方の日本海側を通りますから、直接雨雲のなかには入りません。

わかりやすい解説です。

悪天予想図です。東北地方から関東地方の太平洋側に晴天乱気流の空域があります。そのすぐ南側をジェット気流が通っています。今回はここは通りません。

航空路の縦断面図です。東北地方に気流の乱れているところがあります。

これが今日のコースです。函館空港を離陸して津軽半島の西側に出て、本州の日本海沿いに新潟まで行きます。新潟から長野県の松本、岐阜県の中津川に行き、南下して静岡県西部に出て、太平洋上を御前崎沖まで出て、反転して静岡富士山空港に向かいます。なかなか眺めの良いルートです。

PFPXで作ったフライトプランです。

函館(RJCH)はRWY12から離陸。空港の標高は112フィート。Long Range Cruiseで計算していて、最初の巡航高度はFL340。フライトプラン上の距離は561マイル。風の成分は追い風15ノットです。そして静岡富士山空港(RJNS)の着陸はRWY12。標高は433フィート。目的地の代替空港は中部空港RWY36。静岡富士山空港からの距離は122マイル。

有償重量は91キロポンド。ZFWは限界一杯の288キロポンド、搭載燃料はMinとTaxiを足して27.6キロポンド、離陸重量は314.9キロポンド、着陸重量は300.3キロポンド、いずれも限界以内です。

飛行時間は1時間22分を予定。静岡富士山から中部まではFL180を巡航して27分の予定。そのほかに45分の予備燃料を積んでいます。

コースはTSUGA1デパーチャで雄和VOR(UWE)に。そのあとY312 YAYOIとありますが、これが機体から読み込めなかったので、UWEからV31で新潟VOR(GTC)までに変更して入力しました。どちらでも同じところを通ります。GTCを出たらY12でNAKTUへ。さらにY126でKIKOL、Y295でGAKKI、Y55でENSYU。ここからOHCHAアライバルで、着陸は山側からになりますから今日はRNAV(RNP)12アプローチで進入し、RWY12に着陸します。

航路上で最も標高の高いところは松本VOR(MBE)で12800フィート。以下、フライトの詳細が並びます。

函館の離陸推力と離陸速度をTOPCATで計算しました。想定気温を使った離陸推力、離陸速度の計算をしてくれます。今日は離陸フラップ5度、エアコンはオン、防氷装置はオフ、滑走路は乾燥、想定気温54度、V1=143、VR=146、V2=152、離陸推力は100.9%です。

これが航路上FL340の風とタービュランスの空域です。今日のフライトではタービュランスの空域は通りません。風向きから日本列島の南側を西から東に吹くジェット気流の北側でものすごく大きな渦ができていることがわかります。

続いてMETARとTAFです。今日は函館、静岡富士山、中部いずれも天気は良くて安定していて、風もあまり吹いていません。

NOTAMです。函館空港の最初のところです。VOR/DMEが動かない時間帯がありますが2130Zに終了するので今回の飛行時間外です。

静岡富士山空港の最初のところです。

 

このほか、中部、および福岡飛行管制区のNOTAMが並びます。特に支障はありません。

では空港の地図を見てみます。これらの地図はNAVIGRAPHから出されているLidoの地図です。ルフトハンザがこれを使っているのではないでしょうか。

これが函館空港です。RWY方位は117度。空港の北側に山が広がります。

函館空港の地図です。今日は国内線ターミナルスポット6番。ここからP2、P1、T1誘導路を通ってRWY12に行きます。

TSUGA1デパーチャです。TAPPIまで行き、そこからUWEに向かいます。RNAVが使える機体ですので、このデパーチャを飛びます。GNSSも搭載していて正常に稼働します。

続いて静岡富士山空港です。空港の北側は山ですから南東側から空港に進入します。空港の西側には航空自衛隊の浜松飛行場、東側には静浜飛行場があります。

これがOHCHAアライバルです。雄大な場周経路と言いましょうか。

そしてこれがRNAV(RNP)12アプローチです。ROKGOが4100フィートで、ここから旋回降下していきます。速度が165ノット以下。これはRNPアプローチですから特別な機器と操縦士の資格が必要です。しかし実際に飛んでみるとピッタリ滑走路に正対はしてくれませんでした。ここでは周回進入ぐらいに考えておいた方がよいです。

これが静岡空港の地図です。

そして目的地の代替空港、中部空港の南側からのアライバルです。今日はSOUTH ARC TRIKEを飛び、PROBEからアプローチに入ります。

これがILS Z RWY36アプローチのチャートです。

 中部空港の地図です。ただし、今回使う中部空港のシナリーは、簡易版のためにかなり荒っぽい出来になっています。

 静岡富士山から中部までの航路です。

それからX-Planeでは操縦席からの視野の角度を変えられます。下段真ん中に120.00とあるところを変えます。数字を大きくすると角度が大きくなって左右がよく見えるようになります。

ではさっそく機体に乗り込みます。早朝の函館空港です。

乗り込んでまずバッテリーをオンにします。

メニューから各種セットをします。high challengeは離陸前にたくさん故障が出てきてしまって、今回はなしで飛ぶことにしました。throttle blockも使い勝手が悪いのでなしにしています。

故障はありません。

地上支援車を取り付けます。空調用の圧搾空気、外部電源、乗客用バス、タラップ、燃料トラック、車輪止めをセットします。

機体の扉を開けます。右の前方と2つのカーゴドア、左後方のバルクカーゴドアです。

このようにセットされます。

操縦室の全景です。

電源を入れる前にいくつかチェックが必要です。まず電気の油圧系統を全部オフにします。そうしないと電気を入れた途端に舵などが動いてしまいます。

フラップ指示器がフルアップ、ギアレバがダウン。オルタネート・フラップがNORM。

スピードブレーキ・ダウン、スロットル・アイドルリタード、リバース・ダウン、フラップレバー・アップ、燃料カットオフスイッチ・カットオフ。パーキングブレーキ・オン。

スタンバイパワーをオートに。そして外部電源をオン。さらに左右のBUS TIEスイッチをオン。その下の左右のUTILITY BUSスイッチをオン。そして左右の発電機接続スイッチをオン。これで機体に交流電源が通ります。

電源を入れたので航法灯をオンにします。

酸素マスクのチェックをします。

続いてIRSの調整をします。最初はこの状態です。

3つのスイッチをNAVにします。短時間ON DCと点灯します。

ではFMCの設定です。当機では左右のFMCが別々に動くようになっています。

最初のIDENTの画面をチェックします。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー(PW)ですが、PFPXやTOPCATではジェネラル・エレクトリックのCF6エンジンしかないのでそれで計算しています。

現在位置を入力します。GPSの現在位置から入力します。

まだ調整が終わっていないのでIRSの座標はゼロです。

調整に入力された座標が出ています。

RTEページです。RJCHからRJNSまで離陸滑走路は12、フライト番号は123

あらかじめ保存しておいたファイルからコースを入力しました。最初に入力する時はフライトプランのコースを入力していきます。

函館の離陸とSIDです。

静岡富士山の着陸とアプローチです。

入力したデータをセーブするにはCO ROUTEにファイル名を書いてSAVEを押します。そしてACTIVATEを押し、EXECボタンを押します。

コースが正しく入力されています。NDに出ているのは静岡富士山空港のアプローチ、ゴーアラウンドのコースです。

空調用の圧搾空気を接続してありますので空調を入れます。一番上が温度計です。それぞれの空調つまみを上側のAUTOにします。TRIM AIRと2つのRECYCLE FANのスイッチをオン。その下のつまみも上側のAUTOにし、PACKSをAUTOに。そして3つのISLNバルブをオン。これで機内に空調が入ります。引き続きAPUブリードもオン。なお、空調を入れないでいると暑い、寒いとパーサーがインターホーンで申し訳なさそうに言ってきます。

IRSの調整が行われています。緯度が高いところほど時間がかかります。

続いて外部点検です。視点を間近まで動かすのは大変です。

雲の間から朝日が差しています。

機体後部です。

車輪止めも取り付けられています。

再び機内に戻ります。

オーバーヘッドパネルのセットをしていきます。ヨーダンパーを左右ともオン。エンジンの電気制御スイッチのふたを開けてオンに。油圧は電気油圧およびデマンドポンプがオフ。

開いている扉が表示されます。

スタンバイ・パワーをバッテリーにしてチェックします。まずバッテリーがディスチャージされていると出ます。

PFD、ND、ECASは消えません。

続いてスタンバイ・パワーをオフに。OFFと表示が出ます。AUTOに戻しておきます。

電源を確かめます。またパネルや床の照明を調整します。

カーゴヒートと非常灯のスイッチです。

カーゴヒートはオンに、非常灯はARMにします。

今日のエンジンスタートは1番にします。エンジンスタートスイッチはAUTOに。

燃料ポンプはまだオフ。クロスフィードもオフ。

コンパスも方位が合っているか確かめます。

ジェッティション関係はオフ。ウインドウ・ヒートはオン。

まだ給油前なので、客室サインはノンスモーキングだけオンにしておきます。

与圧のチェックをします。AUTO1にして、着陸高度を現在の標高よりも下にしてみます。与圧扉がフルオープンになります。

現在の標高に近づけると次第に扉が閉まっていきます。

着陸高度をずっと上げると再び扉はフルオープンになります。

目的地の着陸高度に合わせておきます。

与圧メーターです。左から内外気圧差、客室高度、客室高度の昇降計です。いずれも現在ゼロです。上空でもし操縦席の高度計がすべて壊れた場合、与圧を抜いて客室高度計で機のおよその高度を知ることができます。

機器冷却装置はAUTO、CABは客室の照明です。フライトデッキのドアをアンロックにしておきます。

客室の扉が開きます。照明がついています。

続いて正面の計器を左席からセットしておきます。ブレーキ圧力はゼロです。しかしパーキングブレーキがかかっていますので、解除するまでブレーキはかかっています。ソーススイッチはすべて上向き。

速度計、VOR指示器、PFD、NDの表示は正常です。

高度計、昇降計、時計、スタンバイ機器の表示も正常です。累積時間計をゼロにリセットしておきます。オートランドはテストボタンを押して表示を確かめます。そしてQNHを合わせます。左席とスタンバイ。3009です。

オートブレーキをRTOに。その上のエンジン計器表示器も表示を確かめてAUTOに。

右席の計器を確かめます。高度計のQNHを3009に合わせます。左席の計器、スタンバイの計器と高度、方位に差がないことを確かめます。

右席の時計。左席と時刻が同じであることを確かめます。累積時間計をゼロにリセットしておきます。

上側ECASをチェックします。キャンセルを何回か押して黄色のメッセージをすべて消し、リコールを押します。すると黄色いメッセージが多数出てきますから、キャンセルで消しながら普通と違うメッセージがないか確かめます。

 

右席側の計器を確かめます。ヘディングはマグネティック。推力の設定ボタンとつまみが動くかどうか。フラップ指示器。オルタネートフラップのつまみとボタン。ギアの表示器・3グリーン、ギアダウン、予備のギアダウンスイッチ、対地接近警報装置の3つのスイッチ、TASとSATの表示、ブレーキ圧力、飛行計器のバスパワー。オートランド、速度計、VOR指示器。

右席のPFD、ND、高度計、昇降計、時計、ソーススイッチ類。

下側ECASです。SYSボタンを押します。油圧系統の油量を確かめます。酸素の圧力を確かめます。ブレーキ温度はゼロ。燃料の流量はゼロ。舵は油圧が抜けて下に垂れています。APUはまだ動かしていません。

続いてENGの表示です。エンジンオイルの量を確かめます。

左席のNDでTERR表示を確かめます。函館空港北側の山が映っています。

レーダーをTESTにします。

左席のレーダーボタンを押します。するとテスト画面が出てきます。

TERRボタンを押しておきます。

続いて右席のTERR表示を確かめます。TERRボタンを押すと最初にこのようなテスト画面が出てきます。

続いてレーダー画面を確かめます。

テストが終わったらレーダーをWXにしておきます。

右席もTERR表示にしておきます。

ペデスタルのセットです。赤いスタブトリムのカットオフスイッチ、2つのエンジンおよびAPUの消火ハンドルが押し込まれていることを確かめます。貨物室の火災報知器、消火ボタンを確かめます。

(つづく)


(追加 16/5/22) x737-800、Ver5登場!

2016-05-19 23:02:58 | 日記

X-Planeの無償737-800はこれまで2Dコックピットしかありませんでしたが、このほど3D版がVer5として登場!

驚異の出来栄えで、よくここまで作り込んだなとため息が出るほどです。ほとんどのスイッチが動きますし、動き方も動かす時の音も実にリアル。



オーバーヘッドもほとんどのスイッチが動きます。



気象レーダーはありませんが、ペデスタルの計器も動きます。正面の2枚の風防の間の柱を左クリックでドラッグすると視野の広さを簡単に変えられます。



そのため横を見るのが実に楽です。



さらにシートをドラッグすると前後に動きます。窓は開きません。



FMCはX737FMCとして20ユーロで有料ですが、こちらもたいへんリアルに動きます。なお、X737FMCはインストールに当たって、作者に登録番号の交付申請をメールで行う必要があります。極めて単純で事務的なメールですが英語でないと通じません。

Prosim737から操作してビジュアルの機体として使うこともできますし、日本のものを含めて多くの塗り分けが用意されています。

与圧など、まだちょっとバグがありますので、落ち着いたらアップします。

(追加 16/5/22)

インストールの解説です。まずX737のバージョン5はこのページのDOWNLOADというボタンをクリックするとダウンロードできます。

ダウンロードしたZIPファイルのなかのディレクトリーをX-Plane 10/Aircraftのディレクトリーの下にコピーします。それで完了です。

有償20ユーロのX737FMCは、このページからクレジットカードを使ってPaypalで購入できます。上下ふたつのソフトが並んでいますが、下がX737FMCです。このBuy Nowをクリックします。

手続きに従って支払いを済ませるとダウンロードページが出てくるはずですが、出てこないことがあります。そうしたらメールをくださいと書いてあります。

fjavier.cortes@gmail.com 宛に、

Hello,  I purchased X737FMC as follows
Please send me URL of the download page.
Thank you.
 
と書いて、Paypalのレシートを添付してメールすると平日なら翌日にはダウンロードページのURLの連絡が帰ってきます。
 
インストールですが、ダウンロードされたZIPファイルには2つのディレクトリーが見えます。Custom DataとResourcesです。Custom Dataのディレクトリーの下にはUFMCというディレクトリーがあります。このUFMCをX-Plane 10/Custom Dataのディレクトリーの下にコピーします。
 
またResoucesのディレクトリーの下にはPlugins、さらにその下にはFJCC_FMCというディレクトリーがあります。このFJCC_FMCをX-Plane 10/Resources/Pluginsのディレクトリーの下にコピーします。
 
こうやってX737とX737FMCをインストールしてX-Planeを起動するとPluginsのメニューにFJCC_X737FMCという項目が出てきます。
これをクリックするとLicence Keyと出ますのでクリック。
 
そうすると上段のKEYのところに8桁の数字があります。これを再び先ほどのメールアドレスに送ってLICENSE番号をもらいます。
 
fjavier.cortes@gmail.com 宛に、
 
Please issue licence key to X737FMC.
My key number is 12345678
Thank you.
 
のように送ります。すると平日なら翌日にはLICENSEキーを返信してくれます。
送ってきたLICENSEキーの数字を、下段のLICENSEのところに入力します。
 
するとその右側のコラムが「LICENSE CORRECT」となります。これで使えるようになります。

マニュアルはそれぞれのディレクトリーの下に入っています。X737FMCにはビデオもついています。

また、X737をジョイスティックで操縦する場合、トリムの上下やTO/GAボタン、オートスロットル、オートパイロットの解除などはX737専用のコマンドを設定しないとなりません。マニュアルにありますが、X-Planeのボタン上級設定のところでX737のコマンドを呼び出して設定してください。特にトリムは左席と右席をそれぞれ設定するようになっています。リンクしていますが通常は左席を設定します。

(おわり)


空港シナリー、静岡(富士山)、関西、松本、函館、下地島

2016-05-19 22:10:25 | 日記

とてもありがたいことにX-Plane用のアドオンシナリーが無償で提供されています。以前にもX-Plane.orgに掲載されている日本のシナリーを紹介しましたが、今日はその後にアップされたシナリーを紹介します。

まず静岡空港(富士山空港、RJNS)。富士山のきれいなシナリーもついています。必要なライブラリーはOpenSceneryXです。複数のファイルがありますから、scenery_packs.iniを以下のように編集します。

RJNS_Road_Net     は  scenery_packs.ini の上の方に
RJNS Shizuoka JP    は  その下に
RJNY SHIZUHAMA AB JP はその下に
MtFuji               scenery_packs.ini のライブラリーの前に

RJNS Terrain     はその下に。

 

フォトリアルの富士山です。

次に関西空港(RJBB)。大変きれいなシナリーです。ただし、以下のライブラリーを追加します。ひとつでも足りないとシナリーが読み込まれないことがあります。。ライブラリーの追加方法は以前のブログをご覧ください。

Autogate、CDB Library、 3D people library 2.6、OpensceneryX,、R_2library,、ruScenery,、FFlibrary,、The Handy objects library 3.2、 RE_Library 1.8、Flags of the world

そして松本空港(RJAF)。ライブラリーは不要です。

このほか函館空港(RJCH)。必要なライブラリーは、OpenSceneryX、ff_library_extended_LOD、R2_Library、ruscenery。



そして下地島空港です(RORS)。必要なライブラリーは以下のとおりです。MISTER - XBS2001、、FRUITSTAND LIBRARY、RE_Library、People Library、Handy Objects Library。クレーンが動いています。

(おわり)

 


日本の超高解像度メッシュシナリー登場

2016-05-13 16:21:56 | 日記

すっかり更新が途絶えてしまってすいません。

最近、日本の超高解像度メッシュシナリーが登場しました。相当細かく地形が表現されていて、道路も本当に地図どおりに走っています。

無料です。こちらにビデオがあります。

ダウンロードはこちらです。このページの中ほどにJapan (4259 MBytes)というコーナーがありますから、そこにある3つのリンクのうち、どれかひとつからダウンロードしてインストールします。インストールの方法はこの前のブログを見てください。

ただし、ひとつだけちょっとちがうところがあります。ここのページのInstallationに解説があるように、Earth nav dataというディレクトリーを作ってから、その下に各ディレクトリーをコピーしてください。

大変きれいに地形が表現されています。

(おわり)