フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

那覇空港の沖合い滑走路

2021-05-16 18:46:50 | 日記

沖縄県の那覇空港ではすでに沖合い滑走路が運用されていますが、X-Planeのデフォルト・シナリーにはまだこれが入っていません。

X-Plane.orgのユーザーの提供で無償の沖合い滑走路があります。

X-Plane.orgのフォーラムでこのページを開きます。

するとなかにこの投稿があります。

な飢

上の写真で添付ファイルのROAH Naha v2.zipをクリックしてください。すると沖合い滑走路を含む那覇空港全体の新しいシナリーがダウンロードされます。これを他のアドオン・シナリーと同じようにX-PlaneのディレクトリーのCustom Sceneryのなかにコピーします。これでOKです。これが空港全体の景色です。

沖合い滑走路のILSも設定されています。

北からのILS進入コースも設定されています。

スポットも数多く設定されています。

これで那覇も実際と同じように離着陸できるようになります。

(おわり)

 

 

 


X-Plane11のフリーウエアGulfstream G-IV SPを飛ばす

2021-05-08 16:40:03 | 日記

ビジネスジェット機Gulfstreamは大変性能の高い小型機で、最新のG650ERは航続距離7500マイル、最高速度マッハ0.925、最高クルーズ高度51000フィートと驚異的性能を誇っています。離陸すると一気に上昇して他機がひしめく空域を一気に駆け上がって上空の誰も普通飛んでいないガラガラの空域をかっ飛ばして、目的地に一気に降下して着陸。離着陸距離もかなり短く、まさに忙しい人のためのグローバル・ビジネス機です。X-Plane11のフリー機体にあるG-IV SPは2018年まで製造されていた機体で、900機以上が製造されました。

当機はX-Plane11のフリーウエア・ビジネスジェット機で最も人気が高い機体で、これまで何回もバージョンアップされています。しかし実際に飛ばしてみるといろいろ問題があって、なかなかスムーズに飛びません。特に進入・着陸時に異常に揚力が高くてほとんど操縦不能になることがあります。いろいろ試してみたのですが、着陸フラップを規定の39度にすると、一定の降下率で着陸するときはよいのですが、旋回進入などのように降下率を下げたり上げたりするともうほとんど操縦不能になることがあります。そこで着陸フラップを一つ上の20度にするとだいたいスムーズに着陸します。そこで今回はこのあたりの性能を確かめるべく、短いフライトを行ってみました。

当機はX-Plane11のデフォルトの機能を使っていますので、FMCの操作など他機でも参考になるところがあります。まず当機のダウンロード・ページはここです。X-Plane.orgにアカウントを開くとダウンロードできるようになります。

今日は神奈川県の厚木空港から東京都の羽田空港まで飛びます。

厚木を離陸したら東京湾上のKAIHOまで行って、羽田のLDA Y Rwy22アプローチをKAIHOからぐるっと回って、最後は目視で着陸します。

形ばかりですがsimBriefでフライトプランを作ってみます。simBriefは最近Navigraphが買収しました。

New Flightを選び、機体はGLF IV-SPを選びます。RJTAからRJTTまでコースは厚木のタカンNJAとKAIHOだけを入れました。形ばかりです。そしてGenerate Original Flight Plan。

計算が終わったらSimBrief Downloaderを使ってX-Plane11の既定のフライトプラン・ディレクトリーにFMC読み込み用のファイルとして書き込みます。なお、X-PlaneのFMC用ファイルはX-Plane10用の古いものと、X-Plane11用の新しいものがあります。普通の機体はどちらでも読めますが、古い機体だとX-Plane10用のファイルしか読めないことがあります。

それからX-Planeの機体のオートパイロットの操作ですが、ジョイスティックのボタンに割り当てる場合には、Servos off とかServos toggleを割り当てます。オートパイロットだからAPがつくコマンドだろうと思うと、これが違うのです。Servosというのはオートパイロットを駆動するモーターのことで、操縦かんの赤いボタンはこれを解除するボタンです。したがってServos offを割り当てます。ただ、オートパイロットのオンもオフも一つのボタンでということであればServos toggleを割り当てます。こうするとオン、オフがボタンを押すたびに切り替わります。

今日はあっという間のフライトですが、ちょっと重めにして6万6千ポンドぐらいにしてみました。コールド・アンド・ダークからエンジンをかけることもできますが、時々うまく動かないことがあるので、今日はエンジンをかけて厚木飛行場のRwy19に呼び出します。

厚木の天気ですが、なぜか国際的なMETARの紹介ページに出てきません。そういう場合にはX-Planeの地図を呼び出して、滑走路の真ん中あたりを右クリックします。

すると飛行場の紹介ページが出てきますから、Detailsを選びます。

するとそこに天気や風などの情報とともにQNHが出ています。

G-IV SPのダウンロードには簡単な性能表がついています。今日の離陸滑走路の標高は上にあるように205フィート。すなわちほとんど海面と同じ標高。離陸フラップは既定の20度で、機体の重さは約6万6千ポンド。気温は20度ぐらいです。すると離陸速度は128-135-141ノットであることがわかります。135ノットで引き起こしです。

羽田の進入・着陸速度ですが、重さは6万5千ポンドで、上述のようにフラップ20度で降りますので、アプローチ速度が162ノット、リファレンス速度が152ノットになります。

ではFMCの設定をします。まず画面の左右にボタンがついています。左のボタンは上からL1、L2、・・・と呼び、右側のボタンは上からR1、R2、・・・と呼びます。まずR1を押してルート・メニューを出します。

そしてL2のカンパニー・ルート・リスト

すると保存されたファイル名が並びます。複数のページがある場合にはNestPageを何回か押して今日読み込むべきファイル名を探します。今日は先ほど保存したファイルを読み込みます。書式は出発空港到着空港01と決まっています。したがって、RJTARJTT01です。

するとこの画面が出ます。続いて出発・到着経路、滑走路などを指定します。DEPARRを押します。

まず厚木の出発からです。L1を押します。

離陸滑走路RW01を選びます。SIDSは使いませんので選びません。選ぶと青いボタンが点灯しますからEXECを押します。

このようになります。続いて到着空港の設定を行います。L6を押します。

到着空港の進入・着陸はR2です。

羽田は選択肢が大量に並びます。今日はSTARSは使いませんのでアプローチだけ選びます。NESTPAGEを押してLDA22Yを探します。

続いてトランジションにKAIHOを選びます。そしてEXEC

出発と到着を選んだらLEGSを押します。

こんな感じで、つながっていないところが出ていますから、前後をつなげます。KAIHOの次のポイントを出すためにNEXTPAGEを押します。

先ほどのチャートを見るとKAIHOの次はLD225です。そこでL1を押してLD225を下のスクラッチ・パッドにコピーします。スクラッチ・パッドとはコピー・ペーストしたり何か入力するときの作業用の場所です。

スクラッチ・パッドにコピーしたら前のページに戻ります。

KAIHOの後につなげますから、最初に出てくるKAIHOの後ろにペーストします。すなわちL4を押します。

で、EXECボタンを押して確定させます。これでKAIHOから後ろがつながりました。しかしNJAが入っています。これは飛行場内にあるタカンで、ルートを作るために便宜的に入れたものですから、離陸時にはここを飛ばして次に行きます。そうしないとこのままで離陸してLNAVを入れたとたんに180度ターンしてしまいます。そこで離陸したらKAIHOに直行するようにします。ルートの先のほうに直行するときには、DIRボタンを押します。

L3を押してKAIHOをスクラッチパッドにコピーします。

そしてL1を押して一番上の欄にペースト。

そしてEXECを押すとKAIHOが次のポイントになりました。

もう一度LEGSページを出します。これでLNAVが設定されたはずです。赤紫色のポイントが次に誘導されるポイントです。ここではKAIHOですが、オートパイロットのLNAVを入れるときには必ずどこが設定されているか確かめます。またその上にAUTOとありますが、これはポイントを順番にたどるという意味で、これがその右のINHIBITになっているとポイントで変針せずにそのまま直進してしまいます。ですから必ずAUTOになっていることを確かめます。

続いて巡航高度を入れます。CRZのページのR1に4000と入れます。今日は4000フィートで巡航します。

PROGページに距離と時間が出ていたらLNAV、VNAV両方が設定されています。

LEGSの2ページ目を見てみます。TAYASが3000フィート以上でそこから277度で1000フィートまで降下するコースになっています。ゴーアラウンドは房総半島の先のほうまで行きます。

FMCのセットが終わりました。続いてMCPをセットします。速度は220ノットにします。チャートにある制限速度です。ヘディングは厚木のRwy19の方位186度。上昇率は2000フィート、高度は4000フィートにしておきます。そしてA/Pボタンを1回押すとフライトディレクターが出てきます。またLNAVボタンを押します。

そして左席の左側にあるパネルから航法の元を何にするかを選びます。今入れたFMCのルートはGPSで誘導しますからGPS1を選びます。LDAアプローチはローカライザーを使いますので、その時にはNAV1に切り替えます。真ん中のつまみはNDの画面の種類、一番右のつまみは縮尺です。

QNHを設定します。先ほど見た数字と今は変わっていました。

エンジンをかけて読み込んでいますからパネルはほとんど操作不要ですが、一応、離陸に合わせてボタンを整えておきます。まずスターターは消します。イグニッションは離着陸時はオンですからそのまま。タクシー灯を消します。キャビン、ギャレーの電源を入れ、ベルトと禁煙のサインをオン。防氷関係を全部オン。

離陸フラップ20度。スタブトリムはゼロ。

グランドスポイラーはARM。

さて、では離陸します。

スロットルをいきなり一番前まで出すと当機はロケットのように飛び上がって操縦不能になります。高圧タービンHPの回転数が黄色の手前になるまでスロットルを進めるとちょうどよいようです。

先ほど見たように135ノットで引き起こし。

離陸しました。ギアアップ。

オートパイロットを入れます。A/Pボタンを押してもいいですし、ジョイスティックのServos toggleを押してもよいです。このボタンが緑になればOK。続いてV/Sをオン。緑になれば上に設定した上昇率で上がっていきます。LNAVもすぐ緑になるはずです。そしてオートスロットルA/T ARMもオン。

LNAVが入り、V/Sで上昇し、設定した速度にするようオートスロットルが動いています。

フラップはアップ。

もう一度LNAVを確かめます。

速度は220ノットに達し、LNAVのコースに会合中です。

巡航高度に達するとALT HLDボタンが緑色になります。高度一定です。

巡航高度に達しました。

今日のLDAアプローチのローカライザー周波数を入力しておきます。NAVRADボタンを押し、NAV1に周波数、CRS1にコースを入れます。周波数とコースは先ほどのチャートに書いてあります。

横浜上空をKAIHOに向かって飛んでいます。

ちなみに当機はオートパイロットを入れると機種の上下動が止まらないことがあります。その場合はジョイスティックの設定にある操縦の安定性補足のところでPitchの補足を上げてみてください。

順調に水平飛行しています。

羽田のMETARです。普通はこのページで最新の気象が出てきます。現在のQNHは29.68です。南の風15ノットです。Rwy22に進入すると左から右に流されるはずです。

羽田のQNHに合わせます。この速度でフラップアップだと機首上げが限界ですね。赤の手前にきています。

羽田を離陸する他機が見えます。

LD224に向けて飛んでいます。

もうすぐ左旋回になります。BALANの手前の緑の丸のところから降下を開始してTAYASで3000フィートになるようにFMCが計算しています。

では速度を180ノットまで下げ、降下率は1100フィートに設定し、高度は3000フィートに設定しておきます。まだ降下しません。

フラップは10度。

180ノットまで減速してきました。では降下開始。V/Sを押します。

左旋回しながら降下しています。

ヘディングも進入コースの277に合わせます。

では進入速度の162ノットまで減速します。

フラップ20度、今日はこれで着陸します。

ではGPS1からNAV1に切り替えてローカライザーの電波で飛びます。

上のスイッチを切り替えるといったんLNAVボタンが消灯しますので改めて押します。すると上の設定に従ってVOR/LOCモードになり、受信するまでLNAVボタンは黄色のままで、現在の方位を保ちます。受信するとLNAVボタンが緑色になります。

VOR/LOCの誘導に切り替わりました。

では高度の設定を1000にします。

もうすぐ最終アプローチ・フィックスのTAYASです。

TAYASです。降下を開始します。降下角は先ほど見たように3.5度ですから降下率も1100フィートと高めにしてあります。

V/Sを押します。

ギアダウン。

グランドスポイラーARM

このように降下しています。

最後は回り込んでRwy22に着陸します。

もうすぐ1000フィートになります。滑走路はよく見えています。

では左旋回開始です。

オートパイロットとオートスロットルを解除

進入速度152ノット。フラップ20度でもまだちょっと揚力が強すぎる感じです。

左から横風が吹いてきます。

もうすぐ着陸ですが速度を下げてもなかなか機体が沈みません。

ずいぶん前に行って着陸、リバース、ブレーキ。あっという間に止まりました。

スポイラーは上がり、リバースは作動しています。

後ろから見たところです。

ということで、一応無事に羽田に着陸しました。着陸フラップを規定の39度ではなく20度にすると操縦困難というわけでもなく降りられます。ただ、最後はスロットルを絞って速度を下げてもなかなか機体が沈みませんでした。今後のバージョンアップに期待したいところですが、基本的にはあとはだいたいよく飛びます。高性能ビジネスジェット機のパワーと機動性を感じました。

(おわり)

 


X-Plane11.53r3のB727-200でコスタリカからコロンビアまで

2021-05-03 19:06:39 | 日記

FlyJsimのB727はとてもスムーズに動く機体で、アナログ機を十分楽しむことができます。 今日はB727-200でコスタリカの観光地リベリアからコロンビアの首都ボコタまで目視とVORとILSだけを使って飛びます。

 

 


X-Plane11.53r3のGulfstream IV SPで羽田から那覇まで

2021-05-03 19:04:55 | 日記

X-Planeのユーザー無償機体にGulfstream IV SPがあります。ダウンロード数が多くて人気です。

今日はこの機体で那覇から羽田まで飛びます。無償なのでいろいろ問題はありますが、高性能ジェット機を楽しむことができます。

 

 


X-Plane11.53r3でA300 Beluga Super Transportation を飛ばす

2021-04-29 23:25:31 | 日記

X-Planeのアドオンは最近、エアバス機が次々登場しています。

なかでもinibuildのA300は出色の出来栄えで、特大貨物を運ぶA300 Beluga Super Transportationはとてもユニークです。

今日はこの機体をエアバスの工場がある英国ハワーデン空港の周りで飛ばしてみます。